綿入れはんてん
今年の冬は例年になく寒い冬でした。
今頃(?)なのですが、先日の日曜日、祖母(前にも登場した超人ばーちゃんです)が、私のために綿入りはんてんの綿入れに来てくれました。
我が家のみならず親戚中、物心ついたときから、この祖母の手作りはんてんで寒い冬を乗り切ります。
ここ数年、祖母の高齢(90才)で針を持つのがおっくうだと言って針仕事をやめていた祖母。
そんな祖母が私の愛用している着古したはんてんの様を見るに見かねて縫ってくれることになりました。
もう年だから新しいのはもう縫ってもらえないと諦めていた私は、大喜び。
「はんてんは簡単やから」の言葉を鵜呑みにして、横で母の「できもせんのに・・・」とあきれ顔を尻目に
「和裁できひんけど、教えて。そしたらもし、おばーちゃんがいなくなっても自分で縫えるから」
と暴言をはきながらも教えてもらいながら縫うことに。
ですが、まずセンチでしか考えられない私と、尺、寸 で説明する祖母。
結局、あれよあれよとほとんど祖母が縫い上げてしまった・・・
今、手元に2枚のはんてんがあります。
←表の生地は、母が10代の頃に仕立てた羽織を私の七・五・三、従妹の十三参りに、最後にはんてんとなって戻ってきたもの。
もう一つ(上の写真)は、とても地味な柄やなぁと思っていたら、祖母のお下がりでした。
どちらも絹の手触りが気持ちいい・・・
軽くてあったかいはんてん。また寒い季節になったら大事に着ようと思います。
おばーちゃん長生きしてね。
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2006年04月24日 14:05