金物大図鑑 鋼製束編
その5 鋼製束編
鋼製束とは金属製の床束です。床束とは床を支える床下の柱の事です。
昔は木製の床束だったので湿気による腐食、白蟻による食害、施工レベルによる床鳴りなどが起きていました。木製の床束の場合、現場で寸法を測り1本1本大工さんが取付けていたので、大工さんの技術の違いによって床鳴りなどが起こっていました。(木製の床束は、長さの調整が効かないので、少し長かったり、短かったりすると床鳴りの原因になります。)
でも鋼製束は、湿気よる腐食、白蟻による食害がありません。施工レベルによって起こっていた床鳴りも、ジャッキの要領で長さ調整が簡単にでき、施工性(水平レベルが格段に良い)、耐久性がよくなりました。
池田住宅では、内部の床束の使用だけで無く、外部の外構工事でよく取付ける、ウッドデッキの床束にも使用しています。
取付方法は、下の部分は基礎の上(束石)に専用の接着剤を塗りその上に鋼製束を置きコンクリート釘やコンクリートビスなどで仮止めし、上の部分は大引にビス留めします。
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2005年07月15日 19:09