不思議な木の話 さわら 05年6月号
あまり聞きなれない名前ですが、本州北部から九州に至るまで、日本全国で見られる針葉樹です。ヒノキ科に属するため、外観ではほとんど見分けがつきません。
肌目はヒノキよりやや粗く、材質はヒノキより劣ります。今は建築資材としては一般的ではありませんが、昔は建材として保護されていた時代もあります。
今では、庭木や生垣用の木として使用されることが多いそうです。
(当社は使ったことがありませんが・・。)
このサワラ。ヒノキとそっくりなんですが、実は面白い見分け方があります。
これを知っていれば、山に行った時に「お、これはヒノキ。」「これはサワラやで。」とかなり得意気に話すことができます。
この機会にぜひ覚えてみてください。
葉っぱを裏返します。
前回も紹介しましたが、ヒノキは
←このように葉脈が「Y」字になっています。・・・・・・見えますか??
一方のサワラの葉っぱの裏側は、
←このように葉脈(白い部分)が「X」字になっています。(Xというよりもチョウチョみたいですね)
山に行ったときはぜひ探して見てください!
←これは岐阜県加子母のヒノキ・サワラ合体木。二つの木が絡まりあって1本になっています。(根元の部分がヒノキとサワラ。樹齢は560年!!)
合体木は全国に結構あるそうです。成長の過程で組織まで一体化するなんてすごい!
(池田撮影)
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2005年07月23日 08:28