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『プライドと偏見』

皆さん、こんにちは。寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

今回は、寒さにもめげず『プライドと偏見』に行ってきました。
女性なら、いえ限らずジェーン・オースティン(1775〜1817)原作の「高慢と偏見」という題名は、一度は本やテレビで目にしたことがあると思います。そう、以前に大ヒットした「ブリジットジョーンズの日記」の原作といえばもうお分かりですね。
西口

 
 ストーリーは、女性にとって"結婚"が全てであったこの時代、ベネット家の長女ジェーンと大金持ちのビングリー、次女エリザベスと、もっとすごい大金持ちのダーシーの2組のカップルを中心に、あまりにも高すぎるプライドと噂や偏見に振り回されながらも真実の愛を見出そうとするお話です。

今から200年ほど前に書かれた作品ですが、現在に置き換えても決して色あせず、むしろ今の私たちの感じたそのままの生き生きとした人物描写がとても面白く必見に値するのではと思いました。

特に、主人公次女エリザベスを演じた"キーラ・ナイトレイ"は、小さい頃からの夢というほどこの役をやりたかったそうで、スクリーンに映る彼女は見ている私たちが十分に共感できるエリザベス像を、オールロケのイギリスの壮大な美しい景色を背景に魅せてくれたと思います。

又、もう一つの見所は、イギリスの美しい景色とダーシーが所有する”ペンバリーの邸宅”として登場した、イギリス屈指の豪華なマナーハウスとして有名な”チャッツワース”他、大英帝国時代を偲ばせる壮大な邸宅ではないかと思います。

原作者ジェーン・オースティンが執筆する際に、「チャッツワースをイメージしながら書いた」といわれているほど壮麗で、画面を通して見てもため息の出そうなほど豪華な邸宅でした。

※この”チャッツワース”は第12代デヴォンシャー公が現在も暮らしているそうで、”マナーハウス”というのは、かつての貴族の大邸宅などをホテルにしたものでシャトーホテルとも言われています。

 さらに、ベネット家の父親にドナルド・サザーランド(TVドラマ”24”のジャック役キーファーのお父さんです)、母親にブレンダ・ブレッシン、キャサリン夫人にジュディ・デンチなど名優たちが脇を固め、より一層面白く良かったと思います。

機会があればぜひご覧になって下さい。

因みに、エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレット出演の「いつか晴れた日に」という映画も「分別と多感」というオースティン原作のものです。


 女性に相続権のなかったこの時代、男子のいない5人の娘を持つベネット家の母親は、娘たちに資産家との結婚をと翻弄する姿は哀しくも滑稽ですが、何だか身につまされます。

そして、娘たちもこぞって男性の目を惹こうとハンカチを落としてみたりと躍起になっています。
これって、今も共通するものがありますよねぇ・・・


監督・・・・・ジョー・ライト
キャスト・・・キーラ・ナイトレイ
       ロザムンド・パイク
       マシュー・マクファデン
       サイモン・ウッズ
       ルパート・フレンド
       タルラ・ライリー
       トム・ホランダー 


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2006年02月10日 09:23



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