金物大図鑑 構造用結合金物(モッケン金物)編
その4 構造用結合金物(モッケン金物)編
当社が採用している構造材結合金物(モッケン金物)について、話をしたいと思います。
構造材結合金物とは、梁と梁・柱と梁など構造材を結合させる金物の事です。
メリット通信2005年5月号より
金物工法の利点といえば、柱・梁の断面欠損(柱・梁の切り欠き)が、少なくてすむ点(断面欠損が多いほど弱くなる)と、梁を化粧材として見せる場合、在来工法だと梁と梁の接合部に羽子板金物が見えてきますが、モッケン金物だと、梁下場のスリット(金物取付用の溝)しか見えず、スッキリした空間にする事ができます。
本来、地震の時など土台から柱を引き抜こうとする力(引張力)が大きい箇所には、「ホールダウン金物(メリット通信3月号をみて下さい)を取り付けるのですが、モッケン金物では、ホールダウンに替わってB金物など数種類の金物で対応しています。
例えばこのMPB金物の引張力に対する許容耐力は、土台・柱・梁の使用材料によりますが、約32KN(キロニュートン)になり、1t用ホールダウン金物3個分よりも大きい数値になっています。
僕は、モッケン金物の「緊結力は強いのに
見た目がスッキリしているところ」が気に入っています。
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2005年07月27日 08:28
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