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金物大図鑑 いろんなビス編

  皆さんこんにちは。
 
 さて今月より始まった新コーナー「保存版 建材金物大図鑑」
 住宅建築ではたくさんの金物や建材を使います。ホームセンター等で何気
 なく並んでいるこの「建材」たちですが、詳しく見てみるとそれぞれの用
 途に合わせた様々な形状や工夫がなされていて、結構面白いんです。
 
 そこでこのコーナーでは、金物の話なら何時間でもできるという現場監督
 軒がいろいろな金物・建材を紹介していきます。
 ちなみにイラストは大西が描いてます。  (2004年11月号より)

 2004-bisu4.gif
●木工ビス(もっこうびす)
 

 コーススレッドとも言い、住宅の造作工事などでよく使います。
 昔はくぎ打ちが一般的でしたが、現在は電動ドライバー等の電動工具が普
 及したため、くぎよりも多く使われています。

 石膏ボードを留めるためのボードビスというものもあり、ビスの頭がザラ
 ザラになっていて、壁紙下地のパテが食いつきやすいようになっています。

 2004-bisu3.gif
●テクスビス 
 先端がドリルのようになっていて、鉄板やアルミ板などに穴を開けながら入っていくビスです。

当社では外構工事等でウッドフェンスを造ったりするときに、腐りにくいアルミの柱を地面に建て、そこにステンレスのテクスビスを使って木材を留めたりといった使い方をします。
 

2004-bisu2.gif
●外断熱用ビス  

外断熱の場合、柱の外側に断熱材を張り付けるため、断熱材越しに外壁材を固定する必要があります。
このビスは先端はネジ山、真ん中の部分は軸のみになっており、断熱材越しに柱に外壁を留められるようになっています。
 
外壁材の荷重を支えるためビスの軸がかなり太く、絶対ねじ切れないようになっています。
また、価格も通常のビスの約4倍とかなり高くなっています。


 
 2004-bisu1.gif
●コーチボルトとラグスクリュー    

コーチボルトは太いビスにボルトの頭が付いたような形をしています。
ユニクロ−ムメッキ(青白い色)処理されており、長さは50〜450mm(まだ長いのがあるかも・・・)のものまであります。

当社では屋根を支える垂木(たるき)を梁に留める時に、長さ180mmのコーチボルトを使っています。

ラグスクリューはコーチボルトと見た目は同じですが、Z金物という住宅金融公庫の指定金物になっています。

コーチボルトとはメッキの種類が違い、クロメートメッキという処理がされています。

基礎のホールダウン金物(詳しくは次回以降で)を留める際にボルト貫通の替わりに使うことができるほど強度があります。 



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2005年10月28日 09:29

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