07/10/28(日)昔懐かしい、大きな梁や柱のある家がお好きな方へ『真壁工法の構造を見て完成建物で確認する』バス見学会のお知らせです。
皆さんこんにちは、池田住宅の池田です。
10月の声を聞いてようやく涼しくなってきましたね。
姉歯事件以来厳しくなってきていた建築業界では、6月に建築基準法の改正があり、しばらくの間は建築確認が降りてこず、何処の会社の現場もぴたっと止まっていました。
池田住宅建設でも、着工が延びてご迷惑をおかけしているお客さんが何人かいらっしゃいます。
それがようやく動き始めたようで、今回見学会をさせていただくH様邸は、私共の法改正後の着工第一号になります。
9月に基礎工事を終わらせ、開催予定の10月28日には、ちょうど上棟の直後で、構造が一番見ていただき易い状態です。
H様邸は、後半で見ていただく白金のモデルハウスにほれ込まれ、「ぜひモデルハウスと同じ高知県産杉材の真壁工法で建替えたい」と希望され、昨年よりお打合せを経ていようやく上棟を迎えました。
真壁工法を簡単に説明しますと、昔の建築はほとんどがこれで、柱や梁といった構造材が壁に隠れずに見えています。したがって、木造の見える率(木視率)の高い建物です。
木が多く見える事で安心感や安定感を感じる一方で、懐かしさから連想される田舎臭さを感じることもあるようです。
対する、大壁工法は、柱や梁といった構造材がほとんど壁に隠れてしまうので、木率視率の低いすっきりした印象になり、現在はほとんどがこの方法で建築されています。
実は真壁工法は材料もさることながら、大工さんの手間がとてもかかる工法です。
大壁工法では隠れてしまう梁や柱といった構造材を見せるわけですから、上棟直後から養生(見せるための化粧材を保護すること)、養生の繰り返しです。
私共でも施工できるのは年に1棟有るか無いかです。
又、柱と梁や天井材、柱と土台や床材などの接合部の納まりも、見せるからこそといった技術が求められます。
今回は、めったに無い上棟直後の真壁工法の構造現場と、同じく真壁工法で施工したモデルハウスを順番に見ていただくことで、見せるための構造材が仕上った時にどうなるかを確認していただける見学会です。
なお、構造見学会ではお馴染みの白アリ対策も見ていただけます。
今回のバス見学会で、ご覧頂けるポイント。
●圧巻!!七寸の柱をご覧になってください。
今回、H様邸のこだわりの一つが、和室周辺の納まり具合。
和室とリビング、和室と玄関それぞれのつながりに引き戸を採用しています。
それを納めるために七寸の柱を入れました。
●お馴染みの白アリ対策
池田住宅は創業12年で、白アリの被害にはまだ合っていませんが、歴史ある会社のほとんどが、大なり小なり白アリの被害に合っていて、私達が一番恐れ、熱心に取り組むのが白アリ対策です。
試行錯誤を繰り返し、現在は墨を液状化させた物を基礎に塗っています。
“真っ黒”な基礎は、上棟直後の今だけ、ご覧いただけます。
マイクロバスでの移動を要しますので、7組様限定としました。
お申込み締め切りは10月22日(月)です。
お申込みはお早めにお願いします。
日時:
平成19年10月28日(日) 12:30〜16:30
(時間は多少前後することがあります。予めご了承下さい。)
集合場所:JR・阪急宝塚駅
解散場所:阪急川西能勢口駅
定員:7組様限定
参加費:なし
※予約制のセミナーです。
※お子様のご参加はいただけません。