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メリット通信2007年8月号

07/7/22(日) とにかく「木の家が好き!!!」という方へ

“木の家”比較バス見学会イベントレポート

今回は完成直後のY様邸と、池田住宅のモデルハウスとを比較していただく見学会でした。台風の影響で1週間ずれてしまいましたが、6組9名の方々にご参加いただけました。

パイン材を使った大壁の地熱住宅 Y様邸見学

地熱住宅 Y様邸見学

初めに完成直後のY様邸を見学していただきました。
自由に見学していただき、なにか質問があればお近くのスタッフまで…ということだったのですが、私は質問されてもお答えできないので、写真を撮ることで誤魔化しました(笑)

Y様邸は地熱住宅ですが、まだ完成直後のため地熱の恩恵は受けられていないそうです。でも、地熱のシステムが動いているのを見ていただくために、現場監督の軒がティッシュを裂いて作った吹流しで空気が動いているのを確認していただきました。


国産土佐杉を使った真壁の地熱住宅モデルハウス見学

地熱住宅モデルハウス見学

Y様邸とはかなり雰囲気の違う木の家です。匂いも違います!!
除湿の為のエアコンが、ドレーンの目詰まりで室内側に水が洩れるというビックリハプニングも起きましたが、洩れた水の量で「夏のエアコンのドライ運転の大切さを実感していただけたと思います。」と池田は皆さんにドライ運転の必要性を訴えました。

一段落し、おやつタイム!今回は「いちご大福ロールケーキ」いちごもおもちもケーキも大好物の私からすれば、なんて素敵な組み合わせ♪池田から「藤田さん、ちゃんとケーキにありつけるか?」と心配までしてもらい、皆さんにイベントでの私の一番の楽しみがバレて、笑われてしまいましたが、とてもおいしいケーキでした。

違う雰囲気の木の家を見比べて、「どちらが良かった」と言い合ううちに、あっという間に解散の時間に。皆さんお疲れさまでした。

(藤田)


夏季休業のお知らせ

8月8日(水)〜8月15日(水)

8月16日(木)から通常通り営業いたします。どうぞよろしくお願いいたします。


池田

悲しい現実 体力低下!!!

皆様、こんにちは!
梅雨も終わり本格的な夏がやってきました。
いよいよ地獄のような陽射しが照りつける毎日がやってきそうですが、体調など崩さぬようにしてくださいね。

私ごとですが、夏が大好きです。
毎年、子供達と田舎に帰っては、朝から晩まで泳いだり潜ったりとハードな夏を楽しんでおりました。

ところが…
この数年(考えてみると40歳を超えてから?)、楽しい夏なんですが、あの突き刺すような陽射しが怖いのです。

日焼けをしても、一皮剥ければ新しいきれいな肌(?)が生まれていたのに最近ではシミが…

子供達と朝早くから海で一日遊ぼうものなら、夕方には睡魔に襲われ夕食もとらず、そのまま朝まで熟睡となってしまう。
それだけなら、体力が回復すれば何とかなるが、次の朝、体が痛くて動けない!!

何時間でも子供達と遊ぶことが出来ない自分の体力の衰えに恐怖を感じてしまい、なんとかしなくては…と

流行の“ビリーズ・ブート・キャンプ”で頑張ってみたけれど、妻は続くが、私は予想通りの三日坊主。
益々『何とかしなくては!』との想いだけが強くなる毎日なのです。

でも決して夏が嫌いなわけではないのです。
セミの鳴き声、カエルの声、潮騒、どれをとっても気持ちいいのですが私の体はそんなに夏が好きではないように、なってしまったようです。

それでも夏の空は大好きです。
但しクーラーの良く利いた室内から眺める空ですが…。

夏が辛くなった原因が、仮に加齢による体力低下が原因だとするとあまりにも寂しい現実です。

それでも休日ともなると、元気な子供達はまとわりついてくる。
お盆休みが今からとっても怖いような…。

池田



特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

サッシの比較

今回は、外部面する建具について書きたいと思います。
最近の住宅ではアルミサッシが主流になっていますが、このアルミサッシ一つ取っても色々な種類があります。

まずは、一般的なタイプ。
アルミの枠に単板ガラス(普通一般的なガラス)の組み合わせです。
このタイプのメリットは、アルミサッシの中でも一番安価だということです。
デメリットは、冬場、アルミ枠とガラス部分に結露が起こりやすく、和室などの木の枠が結露水でシミになり易いです。


※1『複層ガラス』
俗に言う「ペアガラス」です。

断熱性を高めたガラスで、2枚のフロートガラスの間に空気層があり、結露しにくいという利点があります。また、1枚を防犯ガラスにしたりと、いろいろな組み合わせが可能になるという利点もあります。


複層ガラス

その他にも、アルミ枠に、ペアーガラス※1を使用した組み合わせのアルミサッシ。
この場合は、ガラス部分に結露は発生しませんが(湿度が、許容量を超えると結露します)、枠はアルミ材なので、上記で書いたように和室などの木の枠は変わらず結露水でシミになりやすいです。

この、結露を止める為には、外部の温度を、室内に伝わり難くし、アルミサッシと室内温度の差を少なくしなければなりません。

当社が施工している外断熱住宅は、断熱性・気密性が高い分、外部との温度の差が出来やすく、上記で紹介したようなアルミサッシでは結露が発生するので、断熱サッシを使用します。

断熱サッシとは、例えば、外部側はアルミ・室内側は樹脂で形成されているような複合構造にして、外部の温度を室内に伝えないように作られた商品です。その他にも、外部も内部も樹脂で作られている商品(樹脂サッシ)などもあります。

この断熱サッシのメリットは、内外の温度を伝えにくくしている為、室内の温度が保ちやすくなり、もちろん、結露も発生しにくくなっています。

デメリットは、やはり高額になる事です。最初に書いたアルミサッシ(アルミ枠+単板ガラス)の約3.5倍位します。高額ですが、『毎年冬になると朝、サッシを拭いて廻るのが大変。』と思ってる方には、いいと思います。

外部のサッシは、リフォーム時に取替えをするにしても外壁を外さないと取替えが出来ないのでかなり高額なリフォームになります。新築時のサッシ選びは慎重に!!



設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―最終確認。―

完成直前の地熱住宅の現場に行きました。
施主様にもお渡しする竣工図面の最終確認のためです。

現場からの指摘で修正することが時々あります。
(現場からの電話はいつも緊張します。とくに大工さんからのは…。
以前は電話ではうまく説明出来なかったので尚更でした。
英語が話せても、電話越では勝手が違う、そんな感じでしょうか。たぶん。)

施工にはパソコンにキーボードで数値を入力するのとは違って手順があります。
その施工手順を考えずに図面を描くと現場が手間取るのです。またひとつ勉強になりました。

つい先日。携帯電話の開発プロジェクトのドキュメンタリー番組を見ました。
あるプロジェクト、デザインの機軸は本体の“薄さ”。
これに対して技術チームの提示した数値は、デザインチームの想定とはかなりのズレがあったようです。
(番組では“ピー”と画像処理によって判別できないように処理されていました。数値が知られるだけでも、特殊技術の漏洩に繋がるのかもしれません。たぶんこの厚みならこれが入ってる、とか、この組み合わせしかありえない。といった“逆算”ができるのかなあと思います。)

議論は行ったり来たりで、平行線。
技術チームにすれば、“絵を書くだけで、物が出来れば苦労しない。”
対する(対決ではないはずですが…)デザインチームは“そんな厚いケータイなんか売れない。”といったニュアンス。

『技術を無視した“薄さ”というコンセプトが、そもそも間違ってたんじゃないか?』
『それを言う時期は過ぎた。』『もう何ヶ月やってるんですか?』『…』
『じゃあどうするんですか?』『……』『………』

他人事とは思えません。デジャヴ(既視感)というよりも、ジャメヴ(未視感)。
ついこの間の打ち合わせでも…。

さて、どうやって議論は収集したか?この大手電機メーカーの場合、“お客さんが何を求めているか?”そして、そこにどれだけ近づけるか?ということで決着したのでした。当然といえば、あまりに当然。
わかってはいても一足飛びに出せる結論ではありません。

余談ですが、開発段階では“顧客の声”だとか“使用感”についてのリサーチを行うようです。
“使っていない人の声”にも意外なヒントが隠されていたりするのかなあ、と思いました。


藤田藤田

現場監督の気持ち

先日イベントを開催しました。
【とにかく「木の家が好き!!!」という方へ“木の家”比較バス見学会】
というイベントで、7月15日に開催予定でした。

完成直後のY様邸と、猪名川町にある当社のモデルハウスとを比較してもらうというイベントだったので、モデルハウスに準備をしに行かなければなりませんでした。

準備とは、2階のリビングにカーペットを敷いて、テーブルと椅子を並べます。
テーブルが少し大きくて運ぶのがちょっと大変なので、現場監督にお願いしていましたが、なんだか忙しい時期と重なって、なかなか時間が取れそうになかったので、私と横山で準備することに。

イベント予定日の2日前に慌てて行ってセッティング。
涼しいはずの地熱住宅であっても、あれだけ動けば汗だくになります。
1時間ほどで終わらせまた慌てて事務所へ帰りました。

とりあえずは準備万端!あとは当日を待つだけ!だったのに…
実際にイベントが開催されたのは次の週の7月22日でした。
なぜなら、ちょうどイベント開催日に「台風が直撃!」と天気予報が言ったからです。

…イベント予定日の2日前、イベントの時に毎回バスを手配 してもらっている旅行会社から電話がかかってきました。
「台風が近づいてきていますが、予定に変更などございませんか?」と聞かれ、「はい、特にありません」と答えましたが、

案の定、次の日の夕方(イベント開催予定日前日)になって「キャンセルでお願いします」と言い、しかも「急遽、次の週にバスを手配していただきたいのですが…」というお願いまでしてしまいました。

旅行会社の人はきっと慌てたことでしょう。「前もって確認までしたのに!」と思ったに違いありません。しかもキャンセル料はなくてもいいなんて!有り難し☆本当に申し訳ない…

出来ることならイベントを延期なんてしたくありません。
だって、慌てて準備したのが無駄になるし、なんといってもバス会社の人だけでなくご参加して下さる皆さんにもご迷惑をかけてしまいます。
だからこそ、判断がギリギリになってしまったのですが…

ん?なんかこれって、現場監督の二人が言ってることと同じじゃない?
天気予報を見て、ため息をついて、「藤田さん、明日は雨かなぁ」と聞かれ、「雨ですよ」と冷静に返事をしていたことに少し反省しました。

『雨だから中止にする』ということがどれだけ責任重大か!今更ながら理解できました。
現場監督様ごめんなさい。
これからはもっと親身になって返事をしていこうと思いました。


横山横山

私の終の棲家(ついのすみか)論 その11

数回に渡って、私がリタイア後にイキイキ暮らすために、取り組みたいと思っている事を書きました。さて、じゃあ、何処でそれをするのか?

以前も書きましたが、私はずっと都会志向でした。子供を育てるのに適していると思って移った三田ですが、年を取ったら大阪や神戸等、都会の駅前マンションで暮らしたいと憧れていました。

理由は、ズバリ利便性です。公共交通機関が充実しているので、展覧会やコンサートにも出かけ易いし、料理もお酒も美味しいお店が沢山あって、都会はなんとも魅力的です。

2年前、その疑似体験をする機会がありました。梅田のホテルの 32 階に泊まったんですが、最初はネオンが瞬く夜景が綺麗でうっとりしていました。でも1時間もすると段々、動きが止まって単調に見えてきました。それに音がしないんです。時折、聞こえる救急車のサイレン以外は…

密閉されたホテルですから、バルコニー等があって、空気を感じられるマンションとは違っているとは思いますが…。(高所恐怖症としては、それはそれで又怖いですが…)

鶯の鳴き声に春を感じたり、月を見上げながらお酒を飲んだり、寒くても庭で星座を探したりと、生活の中で季節を感じられる、今住んでいる三田の環境が好きなんだと、その時気付きました。

それ以来、私の都会熱は少し冷めました。当分は、今のまま暮らしていきたいなと思っています。

でも、この選択は大抵の人が思われる、“長年暮らした環境が一番落ち着いて好き!!”という事かなと思ったりします。私が三田で落ち着くように、大阪や神戸の市街地が住み慣れて落ち着くという方も、逆に不便でももっと田舎な方が良いという方もいらっしゃるんでしょう。

青い鳥ではありませんが、普通と思っていたことが、少し視点を変えると改めて好きと思ったり幸せと思えるという事でしょうか。

でも、もちろん不安要素もあります。「近くて遠いは田舎の道」は本当だと三田に来てから知りました。渋滞が無いのでスイスイと車で出かけますが、距離にしたら結構あることが多く、車の運転に自信が無くなったらどうしよう。

あんなに車の運転が好きだった父(74才)も、最近は運転が怖いとよく言い、なるべく乗らないようにしているようです。日常の買い物や病院など色々困ることが有ると思います。

ですから、“ずっとここで暮らす”ではなく“今の生活を楽しめる間はここで暮らす”“困ることが出てきたらその時に考えよう”今はそんな風に思っています。

(つづく)



野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

メンテナンス

先日、OBのお客様から「ベランダの下がシミになっているんです。」 という連絡があり、現場へ駆けつけました。

OB様 「あそこがシミになっているんです。」

井元  「本当ですね。完全に水が回っていますね。おそらく、ベランダの防水切れじゃないでしょうか?」

OB様 「防水ですか?」

井元  「はい。今年で築何年くらいでした?」

OB様 「今年で9年くらいです。」

井元  「そうですか…。防水のトップコートは、磨耗する頻度によって耐久性が違ってくるんですよね。ベランダに洗濯物を干してる場合等は磨耗頻度が高くなるので、その場合は早いめにメンテナンスをしないといけないんです。」

OB様 「そうなんですか?でも、言ってもらわないと分からないですよね…。」

仰る通りです。ほんと、そうだと思いました。
私達工務店側の常識、「防水とか、屋根、壁のメンテナンスというのは、大体10年位が目安。」というのは、お客様にしたら常識ではないんですよね…。

以前も「家の屋根って一生物だと思っていました。」というお客様がいらっしゃいましたし…。
ほんと反省です。

そこで、少し、外壁のメンテナンスを例に上げてみたいと思います。
外壁というのは大きく分けて、吹き付け(もしくは塗り壁)と、サイディングの2つがあります。

吹き付けや塗り壁の場合は、塗膜の防水性が約10年を目安に無くなってきますから、吹き付け等のメンテナンスが必要になってきます。

サイディングの場合は、サイディング自体の耐久性は10年以上のものが多いのですが、「つなぎ目のコーキング」の耐久性は 、約10年位が目安になりますので、コーキングの打ち替えが必要になります。

その中で、特に注意が必要なのは、吹き付けの場合です。
この前、新聞のチラシにこんなリフォーム屋さんの「塗装」の値段が載っていました。
家、1棟まるごと、37万円!

びっくりする位、安い価格です。おかしいなと思い、よく見てみると…。
小さい字で、その塗料の「耐久性は3〜5年」と書いてありました。
家の外壁に塗る塗料で「耐久性が3〜5年」というのはどうなのでしょう?短か過ぎますよね?

このように、塗料の種類によっても値段や耐久性が全然違いますし、仕事の内容(通常は下塗り、中塗り、上塗りと最低3回の工程が必要)を、安くするために、工程を一つ飛ばしたり、塗料を薄めたりするというようなことを、故意にする業者もいます。

どんな工事も、適正価格というのがありますから、「安すぎる」というのは注意が必要でしょう。


OB客の皆さん「住み心地」教えてください!!

お宅訪問のコーナー  NO.13-2

若松さん御一家

先月号に引き続き、伊丹市の若松さん御一家です。

 − :住まれてみて、吹き抜けはいかがでしたか?

奥さん:開放感は、ありますね。吹き抜けがあるのと無いのでは、このリビングの雰囲気は全然違うでしょうね。子供も吹き抜けの窓から月が見えたりしたら喜んでますし…。でも引っ越してすぐに下が生まれたので、まだゆっくり楽しむ余裕は無いですね。

 − :そうですね、月を眺めながら一杯やるには、まだ時間がかかりそうですね。でも、天井も床もパイン材が日に焼けて良い色になりましたね。ところで、シーリングファンのお掃除はどうしていらっしゃいますか?

吹き抜けの手すり

奥さん:吹き抜けの手すりに寄っかかって、長いモップで払うようにするんですけど、拭こうとすると羽がクルっと回るんです。(笑)お掃除をサボると回した時に埃がはらりと落ちるんです。(笑)

 − :昇降機をつけるのが理想ですけど、やっぱり高いんでね〜。吹き抜けの窓はどうしていらっしゃいますか?

奥さん:これは、年に 1 〜 2 回外から洗っています。それで、いけてますよ。そんなピカピカじゃないですけど…。

 − :でも、小さなお子さんがいらっしゃるのにえらいですね。私なんか、うちの窓ガラス長いこと磨いてないです。自慢する事じゃないですけど…(笑)無垢の床はいかがですか?

奥さん:もちろん、キズはついてますよ。沢山。でも結果良かったと思います。子供達もずっと素足ですし…。

 − :ホント、良い色になりましたね。パインは最初ちょっと白すぎるなと思うんですけど、今いい感じ!!

無垢の床

奥さん:あっ、そうそう、吹き抜けにも関係して一つ、大きな窓で明るいし、外断熱の効果も相まって冬は本当に暖かくて良いんですけど、やはり夏は暑いんです!!(笑)日射を遮る物、例えばオーニングなんかをプランの段階から積極的に薦めて欲しかったなと思います。これからの方にはぜひオーニングを薦められたらいいと思うんですよ。

 − :そうですね、確かに日射は、冬は効率良く取り入れたいですけど夏は、遮る工夫が必要ですね。貴重なご意見ありがとうございます。


若松さんのインタビューは次号に続きます。お楽しみに!! (横山)

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