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メリット通信2007年10月号

07/9/16(日)『寒さ知らずの家』にぜひ住みたい方へ“高気密・高断熱住宅”セミナーイベントレポート

こんにちは、藤田です。今回は「高気密・高断熱住宅」がテーマで、その恐ろしさを知ってもらうというセミナーでした。宝塚のソリオホールをお借りして、6組8名の方にご参加頂きました。

地熱住宅"セミナーの様子"

〜冬の結露と夏の結露〜

まずは皆さんに質問です。「冬に窓が結露しているのはよく見ますよね?」と、ご参加された方々に訊ねてみると…反応が鈍い。正直池田は焦りました。「あれ?いつもやったらここで皆さんがうんうんと頷くところやのに…家に対してみなさん優秀な方ばかりですね!そんな優秀な方ばかりやったら今日のセミナーはあまり意味ないかもしれませんが…」という予想外な展開から今回のセミナーは始まりました。


断熱材のカビ

冬の結露は目に見えてわかりますが、実は夏も結露しているのです。それは床下や、壁の中の断熱材等にカビとなって現れるそうです。

断熱材の無い昔の家は、くたびれて見えても、柱や梁などはビクともしなくて、断熱材が普及してからの住宅は、見た目は綺麗でも中身がボロボロになっているという事がよくあるらしいです。


途中休憩をはさみ、抹茶のロールケーキとコーヒーを頂きました。(もちろん美味でした)

池田住宅が「高気密・高断熱」への認識の甘さから説明不足になり、結果的に住んでいらっしゃるお客様からのクレームやトラブルとなってしまった例と原因、そしてその対策などのお話をさせて頂ました。やはり皆さんここが一番関心があったようでとても真剣に聞かれていました。

そして高気密・高断熱の家に住むためのちょっとしたコツを池田から伝授させていただきました。生活習慣と、ちょっとした気遣いで家の寿命が変わってくるようです。

「世の中、高気密・高断熱のいい所ばかりが聞こえてくるけど、今日は悪い所も聞けて、自分に合ってるかどうか考えたい!!」と仰る方や、「窓を開け放した、開放的な生活が出来ないのはちょっと…」と仰られる方、「それでも、ぜひ高気密・高断熱の家にしたい」と仰られる方など感想は様々でしたが、「もっと高気密・高断熱について知りたい」というご希望は共通でした。

(藤田)


池田

猛反省!!

皆様こんにちは!!池田歩です。
そろそろ秋らしくなってきましたね。しかし、今年の夏が暑過ぎたおかげで、体調が秋に順応しようとしないせいか、いつまでもエアコンにへばりついています。

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会社設立から 12年目に入ってますが、最近経験のない出来事が頻繁に起きるようになってきました。

新築住宅をメインに行ってきた当社ですが、10年前に新築をご依頼頂いたお客様にとっては、既にメンテナンスの時期に入っているようで、防水の上塗りや外壁の劣化などのご相談が増えているのです

しかし本来、OBのお客様よりお電話を頂く前に私達から、そろそろ必要なメンテナンス事項を連絡して、チェックを行いその対策を提案するという事が大切なんですが、

当社にはそれが全くできていません

その結果、OBのお客様宅になんらかの問題が発生してから、切羽詰ってご連絡が入り、急いでメンテナンスを行うという、悪循環が発生しています。

お恥ずかしい事ですが、予想出来なかったわけではありません。
“いずれ来るであろう出来事”を予測して対策を立てるというとても大切な仕事を私が怠ったというのが、大きな原因です。

そこで、メンテナンスの概要をまとめて、その時期を迎えているお客様に『電話連絡を入れて行こう』という話になったのですが、

どうもスタッフ全員の反応がよくありません。

なぜ?」って聞いてみると…

「リフォームやメンテナンスを電話で『そろそろどうですか?』なんて連絡を入れると、一つ間違えば【悪徳リフォーム業者】扱いされてしまう…かもしれない。」

と勝手に想像しているようなのですが、とにかく必要な連絡でも、こちらから「どうですか?」と言えない臆病タイプが揃っていますので前に進めません。

『じゃあどうすれば?』と話し合い、出た結論が、ある程度お客さんご自身に判断してもらえるように、メンテナンス時期が来たお宅にその都度、メリット通信などで

○○は○○○のようになっていたら、○○○が必要な時期です

とお伝えするようにしよう!って事になりました。
今までと違う新しい取り組みを行おうとしていますが、どんなに良いと思われる取り組みも、初めからうまくいく事はほんとに少ないです。
特に私達のような営業が苦手な会社はサービスって言葉が苦手なんです。

ですから、改善に改善を重ねて、やっと普通にできるサービスとなるような気がします。

そのために一番大切な資源はやはり“お客様からの声”です。

たとえば…
『いくら手紙でメンテナンスのお知らせが来ても、自分では難しくて判断ができないから、見に来て欲しい

とか

今はタイミングが悪く、メンテナンス費用を捻出するのが厳しいが、そろそろ考えてはいます。ところで、この防水っていつまで持ちそう?』

『○○○ってどれくらいの費用がかかりますか?』

このような、ご相談を頂き、対応しているうちに満足していただける物になるのでは?と考えています。

予測が出来ず対応が遅れてご迷惑をおかけしたOB様には、ほんとに申し訳なく思っていますが、これに懲りず何とかお付き合いをお願いします。

今回のことで、思い出した事があります。
昔、会社設立当初に、ご年配の工務店経営者から言われた“きつ〜い”言葉です。

どんなに若くて勉強熱心だったとしても、住宅を扱う経験(年数)が少ない奴(工務店経営者)は未熟もんや!所詮素人のようなもんや!

当時の私は会社設立直後で何事にも燃えておりましたし、少々自信過剰で天狗になっていたのでしょう。
戒めの意味もあり先輩経営者から言われた言葉でしたが、その当時、私の耳には全く届かず、むしろ“ひがみ”にしか受け取れませんでした。

最近になってやっとその意味がわかるようになってきました。
もの凄く大切な事を教えてくれていたのに、素直に受け止める事が出来なかった未熟な自分を思い出しました。

今後はもっと謙虚に人の教えを受け取らねばいけませんね…反省!

池田



『施主日記』

理想を求めている時に、コストの事はあまり意識しないものです。しかし、ある程度現実的になると頭の片隅に現れ始め、根拠が明確でないにしても自分自身の感覚でこれ位だろうという基準が生まれてきます。

それが池田さんの見積もりと大きくかけ離れていました。告白していきなり「NO!」と言われた感じでした。それについて、ある程度納得できる説明をして頂きましたが、もうこれで終わりかと諦めかけた事もありました。

でも、しばらく悩んだ末にもう一度アタックしてみる事にしました。かけ離れた原因は2つです。1つは理想を求め過ぎて建築規模が大き過ぎた事。もう1つは自分のコスト感覚に多少ズレのあった事。

私はまずPLANを再検討しました。せっかく描いた図面を変更するのは心情的にかなりきついことでしたが、1つ1つ見直すことで、結果的に現実の身の丈サイズに納まったと思っています。床面積にして12%の縮小に伴い当然コストも下がりました。

またこの時点で予算上の目標値に近づき、後は詳細で具体的に積み上げて確定して行こうと方針が決まり、池田住宅さんに私の計画を理解してもらうための設計作業が本格的に始まりました。その間、簡単な模型も作成しプロポーションのチェックも行いました。

業者さんとの無駄な駆け引きは、返ってマイナスになると私は常々思っています。互いのマナーの心得と率直さと情熱さえあれば大丈夫です。間違っているかもしれませんが私はそう思います。私はこの時点である一定の信頼関係が出来ていると信じていました。

打ち合わせを重ねて1つ1つ決定して行く過程は、建築計画の醍醐味です。これから家を建てようとされる皆さん、是非この部分は他人任せにせず自分自身で考え、大いに悩んで下さい。「美味しいところは自分で持って行くこと!!」きっと家に対する愛着が変わります。

自分で決めた事なんだから、多少失敗しても良いではありませんか。ただし、業者さんがどこまで付き合ってくれるかによりますが…。

この期間中に家族で『土佐の杉を見るバスツアー』に参加したのも思い出に残るものになりました。また行きたいねと家族で話しています。

そして2007年2月概算見積を頂き、コストの確認をしました。もうこの内訳書で工事が発注できるのではと思うくらい詳細な見積の提示には大変感動し、改めて惚れ直しました。

2007年3月設計契約締結、夢が現実になることを実感した場面でした。それから約4ヶ月の詳細打合せを経て 2007 年 7 月工事請負契約の締結に至りました。

精魂込め大事に造り込んで行く姿勢はとても美しいと思います。これは建築に限った事ではありませんが、取分け、家づくりに限定するなら設計時のプロセスと着工し完成するまでのプロセスです。逆に言えば設計と現場では土俵が全く違うということです。

私が今少し心配なことは、池田住宅さんがいくら良くても、現場が必ずしもイコールとは限らないという事です。どんな職方さん達が私達の家を造ってくれるのか、こちらの思いがどこまで伝わっているのか、正直少し不安です。

しかし今となっては、この問題は池田住宅さんを信頼し全てをお任せするしかないのですから…。


特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

地盤補強

地盤調査

現場監督の軒です。今回Hさんの現場を担当させてもらっています。基礎工事を前に、地盤調査をすると地上面より3mほど軟弱な地盤という判定を受けました。

元々建っていた建物は、阪神大震災を受けていたのに外壁にひび割れも少なく、周りの家の外壁もきれいな状態でしたので、勝手な思い込みで地盤は悪くないと思っていて、打ち合わせ中にも「地盤調査の結果によっては、地盤補強工事が必要になってきます。」とご説明していませんでした。結果、Hさんには、予定されてなかった出費をさせてしまい、とても申し訳無い事をしてしまいました。

でも地盤調査の結果、軟弱地盤と判定が出て、地盤補強をせずに工事を施工すると、家が傾く恐れがあるので、地盤を補強してあげなくてはいけません。いくら頑丈な基礎・建物を造っても、地盤が軟弱な状態だと意味が無いからです。


地盤補強

地盤補強にもいくつかの方法があり、建物の重量で補強方法が決まります。今回の地盤補強方法は湿式柱状改良杭でした。

この方法は、大きなドリル(今回の場合直径600mm)で地面に穴を掘りドリルの先端からセメントを出し、土地と混ぜ合わせ地面の中に円柱状の杭を造ります。

その円柱状の杭を、基礎の主要な部分に施工していきます。基礎の大きさによりますが、20〜40本施工(計算により本数の指示があります)し、その上に基礎を造っていきます。

湿式柱状改良杭の長所

○支持層が無くても、摩擦杭として支持力の計算ができますのでほとんどの地盤に 対応が出来ます。

湿式柱状改良杭の短所

○施工機械が大きい為、4tトラックが進入出来る道路と、基礎が出来る場所とは別に機械類をセット出来るスペースが必要です。



藤田藤田

☆夢が叶いました☆

和歌山アドベンチャーワールドに行きました。
CMは歌を覚えるほど見ていますが、行ったことはありませんでした。
調べてみると、入場料と別にプラス2000円でクリアカヤックに乗ってイルカに餌をあげられるということでした。他にも追加料金でいろいろなオプションがありました。

私はイルカとふれあうのが夢だったので、すぐに食いつきました。
そしてウキウキ・ワクワクしながらアドベンチャーワールドに向かいました。平日の開園前だというのに、すでに結構な人が並んでいてビックリしました。イルカに餌をあげられるのは3組6人まで。受付は入場ゲートの向こう側にあり、そこで予約を取らなければいけないということで、かなり焦りました。

開園時間になり、前にいる人からみんなそれぞれ目標の受付に向かって走って行きます!
冷静を装いながらも、ここまで来て出来ないかもしれない…という焦りと、いや!もしかしたら出来るんちゃう?という期待で心臓はバクバクしていました。

私も頑張って走りました!家族連れが多かったせいか、イルカの予約は1番に取れました♪
それだけで充分満足でしたが、せっかくなのでついでにアシカとのふれあいも予約しました。

アシカとのふれあいは、アシカに餌をあげて握手してもらいキスしてもらうというものでした。アシカには毛がありました。なんだかやらされてる感があってかわいかったです。

ペンギンを見たり、パンダの赤ちゃんにときめいたり、コツメカワウソに見とれたり、微妙なジェットコースターに乗ったりして、いよいよイルカとのふれあいです!

「携帯やカメラを落とすとイルカは飲み込んでしまいます。気をつけて下さいね。」と言われとても緊張しました。長靴を履いて、ライフジャケットを着て、スタッフの方に3つの合図を教えてもらい、魚が入ったバケツを渡されクリアカヤックに乗りました。

イルカ

3匹のイルカが餌を貰うためそれぞれのカヤックにぴったりくっついて握手したりクルリと回ったり、声を出したりしてくれます。イルカの手触りは想像とは違っていました。ステージの上を軽快に滑っているからツルツルとかヌメヌメとかしているのかと思っていたのですが、素材で例えるとまるで「ゴム」でした。なんであんなに滑ることが出来るのか不思議です。

10分間という短い時間でしたが、イルカには完全に癒されました。
もし私が泳ぐことが出来るのならイルカのインストラクターになります!
しかし泳ぐことが出来ないのでなれません。残念です。


和歌山アドベンチャーワールド



横山横山

―本人確認―

いつの頃からか(世の中が物騒になってきたから?)様々な場所で“本人確認”を求められるようになりました。

最初の頃は、本人確認が出来ずに預金口座を断られて、「せっかく預金しようと思ってるのに、“私”が“私”って言ってるのに…!!」と怒っていました。(もちろん心の中で)

「本人が本人である事を証明せなあかんって変!!」
「疑ってるんやったら(疑ってるわけじゃないとは思うんですが)疑ってる方が(決して疑ってるんじゃないと思いますが)本人じゃない証明をすればいいのに…」と納得できませんでした。

でも、人間、慣れは怖いもので最近は「ハイハイ、本人確認ですね。」と気にならなくなりました。気にならなくなった理由は、私が車の運転免許証を持っているからだと思います。

運転免許証を持っていない方は、皆さん苦労されています。健康保険証は大抵の方が持っていると思いますが、パスポートになると、私も持っていません。

それでも、少し前までは、健康保険証で大抵の場合OKでしたが、最近は写真入りの本人確認書類を求められる事が多くなってきました。

私の親戚など、運転免許取得以来1度も運転経験無しの筋金入りのペーパードライバーですが、長年、更新を続けてきました。身分証明に使うためだけにです。「70歳を越えて実技講習が必要になるので、更新はあきらめたけど、これからどうしよう」と先日、話していました。

レンタルビデオ屋で、本人確認にパスポートを持って行った、うちの木場(運転免許証は持っていません)の経験談は、笑い話では無くなりつつあります。

先日も、登記の関係で本人確認が必要になられたお客さん。運転免許証はお持ちではなく、お持ちだったパスポートも、有効期間が残り1ヶ月でした。年齢的にもパスポートを更新される予定はありません。

今までは、写真入りの本人確認証はパスポートが有ったけど、これから私、どうしたらいいんでしょう?」とご相談を受けました。

登記でお世話になった司法書士さんにおたずねすると、「住民基本台帳カードに写真を入れたものを作ってもらい、それを身分証明に使われたらいいですよ。」とのご返事でした。

早速調べてみると、おおむね500円手数料がかかるようです。各市町村によって、申請の仕方や手数料が異なりますので、住民登録されている役所(役所によって担当部署も異なるようです。)に問い合わせてみてください。

これで、木場君もパスポートを持ち歩かずにすみそうです。(笑)


設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―ついにメガネ買いました。―

普段はコンタクトレンズを使っています。
一日中パソコンを使って、家に帰ってからも寝る直前まで、朝から晩まで着けています。夜中にふと思い立って、プロ野球ニュースを見ようとしても、何か物音がしても、コンタクトレンズを着けないことには、どうにもなりません。レンズをしていても舞台なんかを見に行くとよく見えない。

ずっと「メガネ、メガネ」と思っていましたが、メガネ屋さんには独特の雰囲気があって、店員さんはメガネ掛けているしお客さんもメガネ。初心者が入ると、何か色眼鏡で見られそうなのです。

でも、週末には演奏会を聴きに行くつもり、出来ればそれに間に合せたい。仕事帰りにメガネ屋さんに向かいました。やはりメガネが並んでいます。奥の方のを一つを手にとりました。すかさず店員さんが同じ系列のメガネを持って来てくれました。

店員さん 『いかがですか?』
木場   『…はぁ。』
店 『先程の商品の後継のもので少しスッキリしています。もちろん好みがありますが・・・』
木 『今、なんでこの色のを持って来てくれたんですか?』
店 『…・普段はスーツを着ますか?』
木 『着ません。』
店 『でしたらこのくらいの色の方が合わせやすいかなあと思いまして。』
木 『ふーん。そうですか。ちょっと他の色も見せてもらえますか?』
店 『はい。他にはこちらと、後、こちらになります。』
木 『うーん。これだと、この神経質さがより強調されてちょっと駄目ですね。恐い。犯罪者。』
店 『…・。』
木 『せっかく選んでくれたのに悪いんですが、やっぱり無難なこっちにします。』
店 『では検査をしますので、コンタクトレンズを外して頂けますか?レンズはこちらに置いてください。はい。検査は20分程後に行います。こちらでお待ちになりますか?』
木 『……はい。』

(レンズを外しているので外は歩けません。夜だし人通りも多い。雑誌に頭を突っ込むように眺めて時間経過。)

店 『コンタクトレンズと併用される場合、少し度数を落すのが一般的ですが、どうされますか?』
木 『出せるだけの度数が欲しいです。』
店 『レンズを外すというのは、比較的リラックスした時間帯が多いということもありますし・・・。』
木 『普段もですけど、映画とか見る時にも使いたいんです。ガッチガチに矯正したいんです。』

(コルビジェのメガネのような検査用眼鏡をかけて視力検査、あの環っかはランドルト環というそうです。)

その週末、コンサートホール。トイレでレンズを外してめがねを掛けてみる。
普通のトイレが『2001年宇宙の旅』の船内のように見えます。便器も床もかなり湾曲しています。
スロープだらけのホワイエを抜けて、何とか座席に戻りました。傍からみると『あの人、そうとう腰悪そうねぇ。まだお若いのに。』と思われたであろうと推測されます。

メガネ無しでは見えない。掛けると恐くて歩けない。
「やはりプロの意見も聞いておくべきだったなあ。」と反省したのでした。
※あと店員さんが薦めてくれた商品、実はそれを買いにその店に行ったのです。さすがプロ!!。


野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

リフォームの謎?!

9月18日付けの朝日新聞に「悲」劇的ビミョーアフター(リフォームにも落とし穴)というタイトルの記事が掲載されていました。


「悲」劇的ビミョーアフター(リフォームにも落とし穴)

1.「建築業」許可がなくてもリフォーム業者になれる
500万円未満のリフォームは建設業の許可不要。参入障壁は低い。

2.「建築士」でなくても設計できる
2階以下で100平方メートル以下の木造などは、建築士でなくても設計可。

3.保証期間は業者でまちまち
基本構造の10年保証が義務化されているのは新築のみ。

4.「建築確認」が必要な工事も
防火・準防火地域での大規模リフォーム(増築や改築)には、建築確認申請が必要。
それ以外の場所でも10平方メートル超の増改築で必要に。

5.「既存不適格」の住宅では想定外の工事も
今の建築法規に合っていない古い建物は、大規模リフォーム時に適合させる工事が必要になることも。

6.「再建築不可」物件のリフォーム
道路に2m以上接していない土地には原則、新築ができない。そんな土地にある家は修繕で延命させる手もあるが、柱や土台が痛んでからでは限界も。

(2007年9月18日 朝日新聞 朝刊より抜粋)

上記記事のように、建築確認が必要な新築の場合と違い、リフォームの場合は極端に言えば「誰がやってもいい」ということになり、「建築知識のない素人」でも可能になります。規模500万円未満となっていますが、1000万円くらいの工事をするために499万円の契約書を2枚作るという抜け道があるのは有名な話です。

いつも思うのですが、なぜリフォームには「建築業」の許可がなくてもできるのかわかりません。
既存部分との関係などで気を使わなければいけない事が多いリフォーム工事こそ、高い技術力が求められるのに、おかしいと思うのですが…。

そして、平成21年には正式に「建築士法」が抜本的に改正されることになりました。こういったリフォームの基準が改正されるかどうかはまだわかりませんが、建築業界にいる僕たちには大きく関わってくることですので、常に最新の情報を手に入れておく必要があると思っています。


OB客の皆さん「住み心地」教えてください!!

お宅訪問のコーナー  NO.13-4

お宅訪問

先月号に引き続き、伊丹市の若松さん御一家です。

 − : これから家づくりをされる方に、奥さんからは何か無いですか?

奥さん:打合せが始まるまでに、家族でまず話し合って、それぞれのこだわる場所があるでしょうから、「ここは誰が担当、というか意見がまとまらない時は例えばキッチンなら奥さん、お風呂はご主人が…」みたいな物を家族で決めておいたほうが、打合せがスムーズに運ぶかなと思います。うちもお互いに打ち合わせ中に「えっ!」って事がありましたから…。(笑)

 − :皆さん普段、なかなか「これが好き」とか、「これはこだわり」って夫婦で話しませんからね。そう言えば、ご主人のこだわりだった、「風呂から見える坪庭」は、今どうなっています?


奥の物干スペース

ご主人:理想と現実は違いますね、子供が小さいので、一人でゆっくり風呂に入るのも難しいですし、坪庭ウッドデッキは、今のところ物置です。(笑)

 − :そうですか、やっぱり難しいですか?ここで風呂上りにビールを飲む計画はもう少し先になりそうですね。(笑)今は奥の物干スペースだけが活躍してるんですね。

奥さん:ハイ、そっちは大活躍です。(笑)


ご主人:僕のこだわりは、ロフトに造ってもらったDENスペースも、暑いのと、高さも低いので結局、物置です。パソコンは寝室でしています。(笑)

 − :やっぱりそうですか?2階天井付近ですから暑いですよね〜。(笑)でも大抵のご家庭で奥さんは、使い勝手にこだわれますが、ご主人は、「遊びの部分」にこだわられるんですよね。使い勝手はもちろん絶対条件ですが、人間と同じで家にも遊びって大事だと思うので、ついついそんなお打合せには熱が入って盛り上がってしまいましたよね。スミマセン。(笑)いつかお風呂の坪庭が出来たら教えてくださいね。楽しみにしてます。ご家族の変化と共に家も変っていくでしょうから、又、お話を聞かせてください。今日は、色々と貴重な話を聞かせていただきありがとうございました。

お宅訪問

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4回に渡った若松さんへのインタビュー、いかがでしたか?竣工から2年半、新築直後のような「ワクワク、ドキドキ」から少し落ち着かれて、家づくりを振り返っていただけたかと思います。ご主人のお父様との同居をきっかけに始まった若松さんご一家の家づくり、その間の色々な思いや、住まれてからの感想など、ご参考になる点が多かったんじゃないでしょうか?

(横山)


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