伊丹市鴻池字西池地内、土地区画整理事業区域
伊丹市の土地区画整理事業の情報です。保留地の販売です。
「保留地って何？？？？？」と思われる方がほとんどでしょうから、簡単に説明します。
区画整理を行う地区内の『地権者』が出し合った土地を、区画整理事業の事業費に当てるため一般の人たちに売却するものです。
通常の宅地と考えて差し支えありませんが、いくつかの異なる特徴があります。
事業が完了するまで、土地登記簿謄本に所有権が記載されません。
土地の使用、建築は可能です。土地の所有者である証明は、伊丹市が発行してくれます。
所有権移転登記は事業完了後に伊丹市が行いますが、登録免許税は、通常と同じように所有者が払います。（ちょっとお得です。）
なんだかややこしそうですが、これに伴う大きなデメリットはそれほどありません。
■2.登記するまで抵当権の設定が出来ない。
事業完了まで所有権が記載できないということは、抵当権がつけられない（土地を担保にしたローンが組めない）ことになります。
保留地ローンを扱っている金融機関（ＪＡなど）で、ローンを組むことになります。
（事業完了後（所有権移転後）に、一般の金融機関で借り換え可能です。）
■3.登記が終わるまで（事業が終わるまで）、土地の転売ができない。
これは読んでそのままです。買ってすぐ転売する方はそんなにいないと思いますが、原則的に事業（登記）完了まで禁止されています。ま、なんとかなりますが（笑）
このように、「なんか、ややこしそうやなぁ〜」と思われるかもしれませんが、通常とは流れが違うだけで、建築するには一般の宅地と変わりはありません。
また、事業が完了すれば、まったくもって通常の土地になりますので、それほど複雑な訳ではありません。（当社の千僧の物件も保留地でした。）
土地計画が盛んな北海道や静岡などでは、日常的に保留地が取引されています。
メリットとしては、
●一般の土地相場より安く買える。
●街並みが整う。
●諸費用が安くなる。
この中でも、価格の安さはかなりの魅力です。当社もこういう土地を狙っていきたいと思っています。
「ちょっと値段高いんちゃう？？」
伊丹市役所の区画整理室に行った、当社の池田の第一声です。
一般的に、保留地の値段はかなり安く設定されます。
それがメリットのはずなんですが、この鴻池の保留地の平均坪単価は約69万円・・・。
た、高すぎます・・。
そこで池田が『大きな声』で聞いてみました。
担当の方は慌てた様子で（ごめんなさい）、小声で囁きました。
「池田さん、ここだけの話ですよ。絶対に口外しないで下さいよ。
実は、値交渉は可能です。土地相場の高い時期に価格設定をしたので、このままでは売れないんです・・・。絶対内緒ですよ！！」
区画整理事業は、完了するまで長い年月が必要となります。
保留地の価格は、事業が始まるころに設定されるので、年月の経過に伴って相場から逸脱することも充分考えられます。
これがバブルのころなら値段がどんどん上がっていったので、保留地は無条件でお得だったわけですが、今は年々地価が下落していってます。したがって「うわ〜、高いなぁ〜。」と言う状況になってしまうことが多いんです。
ともあれ、値交渉は『できる』そうなので、興味のある方は一度お問い合わせ下さい。
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