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メリット通信2007年4月号

「料理は、絶対ガスで作りたい!!」という方へ

07/3/1(日)『IHクッキングヒーター体験会』レポート

IHクッキングヒーター体験会

お打ち合わせ中のお客様を含め、6組8名の皆様と開催しました。

『○○さん、まだ卵焼いてないんじゃないの、私終わったら次どうぞ』
『この天ぷら、もうあげても大丈夫かしら?』
『止めたのに、まだ赤いランプついてるよ』
『海老おいしそうね』

など、会話をしながら、料理を作っていきます。


IHクッキングヒーターで調理

最後におまちかねの試食タイム。今回、出来上がりの写真が無いのは、撮影を担当していた軒が「あまりにもお腹がすいていたので、写真を撮るのを忘れていた!」からです…(笑)
お昼ごはんをいただきながら、 なぜ、IHの方が 『家のため』 にいいのか? ということを池田からご説明しました。また6月頃に予定していますので、皆さん是非ご参加ください。

メーカーや機種によって使い勝手が微妙に違います。 今までご参加されたことがある方も、一度では確認しきれないことと思いますので、ぜひ何度でも体験してみて下さい。


07/3/21(水)『開発メンバーが語る、エコシステム住宅セミナー』レポート

地熱住宅セミナー

「地熱住宅開発メンバー」の宇佐美智和子氏を講師としてecoハウス研究会が主催した今回のセミナー、池田住宅のお客様も多数ご参加いただきました。

マイナス30℃にもなる冬の旭川で、研究のためにチセ(アイヌ民族が住んでいた住宅で、壁や天井が笹の葉で出来た簡易な物)で、宿泊されたお話は、体験者ならではの説得力で、思わず“ふーん”と聞き入ってしまいました。


地熱住宅セミナー 

今回一番印象に残ったのは、「床下地中は熱の銀行」という言葉でした。


地熱住宅セミナー

地中がもともと持っている熱はもちろん、冬場の日射熱や、家の中の廃熱、人間が発する熱(1人で100ワットも発熱しているそうで、大笑いしたら200ワットも発するらしいです。)なども、工夫した基礎断熱をする事で、その熱を蓄えておく事が出来るということでした。

開発者の生の声はとても解り易く、参加された皆さんも深くうなずいていらっしゃいました。



池田

別れと出会い

皆さまこんにちは!池田です。
変な気候だった今年の冬もさすがに終わったようですね、急に春らしく暖かくなってきました。

新学期

春らしくと言えば“桜”と“入学式”を連想しますね。
そう言えば、一番下の娘が幼稚園に行き出した時に、毎日バス停で

「行きたくないよ〜、パパ〜」

って泣かれて、それでも連れて行く先生が嫌いになったのを思い出します。

毎日泣いていた娘もつい先日卒園式を迎えましたが、何度見ても卒園・卒業というのは感動します。
先生方、お母さん方のほとんどは涙でぼろぼろ状態でした。

娘も春から小学校へ行きます。今度は入学式ですね。
先生方にすれば、“去る者”“来る者”と気持ちの切り替えが大事な時なんでしょうね。

何か、春は晴れ晴れしい事と悲しい事が同時に起きる複雑な季節なのかもしれません。

当社に於いても、初めての若い(?)女性スタッフとして、みんなのマスコット的存在の酒匂さんが、3月末をもって退社いたします。

我々を癒してくれた酒匂さんの存在は大きく、退社の話を聞いた時のショックは大きかったのですが、彼女の望むべき仕事は「デザイン」です。

木造住宅では限界がありますので、新たな道へ進むことになりました。

このショックからスタッフみんな(一番は私か?)が立ち直れるのか全くわかりませんが、春になり、一年で一番忙しい時期を迎えている池田住宅建設は後ろを振り向いてばかりもいられません。

また新しいスタッフとの出会いがあるでしょうが、今度はどんな人がスタッフの仲間入りをしてくれるのでしょうか?
楽しみです。

池田「軒〜、次も若い女の子がええよな〜」
軒 「当然じゃないですか、社長!絶対条件です」
池田「やっぱりそうやな〜」

池田



酒匂(さこう)酒匂(さこう)

退社のご挨拶

<建築>に興味を持ちはじめたのは、 小学校高学年の頃だと思います。
当時、自分の部屋がなく、友達を家に呼びたくても、兄弟がウロウロしているリビングでは嫌で「広い家に引越しして、自分の部屋がほしい。きれいにして友達を呼びたい!」と思っていました。毎週末、不動産の広告を見ては「この家だったら私の部屋はここかな」と想像を膨らまし、「玄関を入ったら、フローリングの廊下が広がっていて・・・廊下を左に曲がると私の部屋。」なんて考えて、授業中、ノートに間取りを書いたりしていました。願いは中学3年生の終わりごろにようやく叶えられました。気に入った物件の広告を両親に見せ、見学に行って、購入に至ったのです。

私が思い描いていたような、フローリングの家。(なぜかフローリングに非常に憧れていました。前の家はコルクタイル。今考えたらコルクの方がいいのに。)子供は1人1部屋。憧れていたベッドを買ってもらい、カタログで選んだ花柄のカーテンも付けました。

でも、あれだけ憧れていたにも関わらず 、結局、自分の部屋は全然使わないまま。「閉じこもっていてもつまらないし、ベッドも邪魔。」高かったベッドがすぐに物置行きに。なんだか人間の生活っていうのは、憧れていたカタログに載っていたようなものじゃないんやなぁ。 じゃあ、どんな家が良かったんやろ…?? と、考えるようになりました。

そのまま大学では建築を専攻し、卒業後は店舗設計を中心にやっている設計事務所で働いていましたが、住宅に関わりたいという思いがありました。そんな時、母に薦められ読んでいた 『メリット通信の会社』 で設計を探していると知ったのが一昨年の秋でした。

『メリット通信』には日頃の“うっかりネタ”や“ぶっちゃけネタ”がたくさんあり思わず笑ってしまう内容で「こんなこと書いて、大丈夫なんかな〜?」とこちらが心配になってしまうくらい。面接の時には想像していた通りの社長の人柄に触れ、熱意だけで経験の浅い私を入社させて頂けました。

今まで殆ど見ることの無かった現場を見たり、一番悩まされた尺貫法(何尺何寸とか言われてもチンプンカンプンだったのです)に少しずつ慣れてきたところでしたが、この春、大学時代の恩師が設計事務所を構えることになり、そちらで働くことに決まりました。

池田住宅では勉強だけさせて頂いて、役に立つこともできないままでした。
失敗した時にスッとフォローしてくれる横山さん、何でも細かく教えてくれるムードメーカーの軒さん、優しい井元さん、うまいこと言って笑わせてくれる木場さん、そして未熟な私に色々な経験をさせて下さった池田社長、今まで有難うございました。時々遊びにきますのでその時はどうぞよろしくお願いします。既に独立された、先輩設計士の小谷さん・大西さん・橘波さん、昨年退職された西口さんにも大変お世話になりました。

そしてメリット通信読者のみなさん、私の駄文にお付き合い頂き、どうもありがとうございました。 これからもメリット通信と池田住宅建設をよろしくお願いします!!


野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

ラムネ温泉

大分県、久住の温泉に行ってきました。
「日本一の炭酸泉」をうたっている竹田市直入町の長湯温泉です。
先月、マレーシアのトイレ事情を書きましたが、実は海外旅行より食べ物の美味しい日本で、温泉に行く方が好きなオヤジ?派です・・・。

ラムネ温泉

何軒かの温泉巡りをしたのですが、初体験だったのが「ラムネ温泉」という温泉。

ラムネといっても、あの甘いラムネではなく、微炭酸の温泉です。湯船だけを覗いてみても普通の温泉となんら変わりがありません。

入ってみると、すぐに飛び出してしまうほどのぬるいお湯なんです。説明書きを読んでみると、温度は31℃なんですが、このぬるいお湯にゆっくりと浸かっていると体中を小さな泡が包み込んでくれて、炭酸成分が皮膚から吸収されて血管が拡張し、血流が飛躍的によくなる、とあります。


我慢限界のぬるさですが、時間が経つほどに体中が無数の小さな泡に包まれ始めると、なんだかぽかぽか感じてきて、ほんのりと皮膚が赤くなって来ます。お風呂を出てからも、ずっとぽかぽか、ほんと病みつきになりそうな体験でした。

長湯温泉 建物

ちなみに、建物もすごく興味深いものでした。
公式ホームページ(http://www.lamune-onsen.co.jp/)を見てみると、

「設計は長湯温泉のシンボル的な建物にしようと東京大学の藤森照信教授(建築学)にお願いしました。建物内部の壁は白壁に藁を練りこんだ落ち着いた懐かしく温かみのある雰囲気を出しています。外壁に日本伝統の焼杉を使いました、焼き杉は腐食しにくく長持ちするというので採用しました。」とあり
ました。

たいへん面白い温泉旅行でした!



特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

基礎工事(生コン受け入れ検査)

当社では、建物の基礎や擁壁に使うコンクリートが現場に到着した時、必ず生コンの受け入れ検査をします。「受け入れ検査て何?」とお思いになると思いますが、発注した生コンが指定通りに現場に来ているかどうかの検査です。

�.灰鵐�リートのやわらかさは指定通りか?
�▲灰鵐�リートの塩分濃度は、規定値を超えていないか?
��コンクリートの中の空気の量は規定値内か?

この検査が結構緊張するんです。検査に合格しないとその生コンは使えません。ですから、基礎屋さん、ポンプ屋さん(生コンを特殊な車で基礎の中に運ぶ仕事)生コンをミキサー車で運んできた運転手などがじっと合否を気にしてます。

合格しないと生コンを打つ事ができなくなり、その日の段取りが狂ってしまうので大変です。

僕がその検査の結果を確認し、合格ならそのまま工事に入れます。でも不合格ならミキサー車を返して別の生コンを取ります。そうなると、結構時間ロスが有り、その日の工事にかなり影響するので、できれば生コンを打設したいのです。

でも、合格していない生コンを打つ事は、絶対できないので祈る気持ちでいつも検査に立会います。ほぼ合格しますが、まれに不合格になる生コンもあり。重要な検査だとおもいます。

生コン受け入れ検査

設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―配慮と感謝。―

市バスで通勤しています。バス停までは走らなければなりません。
もっと時間に余裕をもった方が良いと走りながらいつも思うのに、また翌朝も、時間に余裕をもたないといけないと思いながら走ります。

朝。やはり慌ててコンタクトレンズ用目薬と家の鍵と事務所の鍵と小銭と腕時計をテーブルから左ポケットに突っ込んで家を出ました。
公園を横切りながら(もちろん全速力で)、犬の散歩をしてる近所のおじさんと会釈しながら、ポケットから腕時計を引っ張り出してバス発車までの残り時間を確認。

あと5分ある。んっ?今朝は走らなくとも良い?なんで?
よく見ると二つの針が示してるのは午前5時ごろ(夜中に時間を確認したので)。
そのまま止まっていました。たぶん単なる電池切れ。
(電池切れはいつも寝静まった朝方起こるような気がします。)

バスに乗り込んで回数カードを右後ポケットから取り出しても、膝ガクガクと手の震えでうまく読取装置に差し込めない。

というわけでここ数日は時計が無く、朝は少し早めに家を出るようになりました。(今のところ)

もしかすると時計があることで、なまじ(憖!)、かつ自分勝手な時間配分をしてしまい、これは30分かかる。これはすぐできる。仕上げのまえにちょちょいとやればよい。
自信過剰と現状把握の欠如と怠け心から残り時間だけを気にかけてしまうのかもしれません。

今、契約用の図面に追われています。池田住宅では設計概要、配置、平面、立面、矩計図、展開や設備図面、各種詳細図、構造図など、50〜60枚前後のA2図面を製本して契約時と竣工時(工事中の変更修正)にお渡ししています。

図面作成には毎回ギリギリまで時間がかかります。
全ての図面が揃って製本屋さんに引き取り依頼の電話をします。
「はい。いつものA2図面の製本です。えーっ。表紙は青でお願いします。」
「でっ・・・納期が・・・・明日なんですが・・・午前中ではどうでしょうか?」
業者さんの協力もあり今まで「無理です。」と言われたことはありませんが、今までがそうだからといって、これからもそううまくいくとは限りません。
当然、製本屋さんには別の仕事があり時間配分と段取りがあるだろうからです。

このメリット通信にしてもああだこうだ言いながら〆切ギリギリまで引っぱりどうにかこうにか原稿完成。
一応自分の担当分はここまで。でも実際に発送するには編集、印刷、B4を2枚折にして封入、宛名貼りをしないといけない。
発送日はずらせません。結果、原稿完成後の作業に皺寄せがきます。
一所懸命(?)自分の仕事を処理するだけでなくやはり、その後の担当者への配慮と感謝が必要なのだと今更にも感じました。

相手の時計の針が自分のと同じように進んでいるとは限らない、そう思うのでした。
以上、電池切れによる気付きでした。


横山横山

私の終の棲家(ついのすみか)論 その7

私の思い描いている暮らし方は、“終の棲家”のなかでも「ステップ1」というか、長くなった老後生活の“序章”部分なのかな?と前回書きました。退職を迎え、様々な選択をして、そんな生活に入っていく方が周りに増えてきました。

私の両親は現在、瀬戸内の小さな島に暮らしています。祖母の介護が動機となって、父の故郷へ二人して移っていきました。介護が目的で、積極的にリタイア後を楽しもうという理由ではありませんでしたが、色々なしがらみが有るのもこの世代ですから…。

生まれ故郷に帰った父は、幼馴染や親戚が多くイキイキしていましたが、デパート大好きな母は、娘の目から見ると少し“寂しそう”でした。

私なら「夫についていけるかな…?」。都会育ちの夫に「田舎が無くて良かった〜」と内心思ったりしました。実は、私、“田舎”が好きではありませんでした。

最近でこそ田舎でも鍵をかけますが、私が子供の頃は、ご近所皆さん開けっ放しで、夏休みなどに帰省すると、知らんおっちゃん、おばちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんが、人なつこそうな顔で茶の間にいたりして、それが何とも落ち着かなくてイヤでした。

最初の頃は、よく電話をかけてきた母でしたが、誘ってくれる友達も出来、少しずつ馴染んでいる様子が伝わってホッとしかけた頃、父が心臓のバイパス手術を受けました。

田舎暮らしで「何が心配?」って、やはり病気じゃないでしょうか?
父の場合も、家から車で1時間半の国立病院に入院しました。子供達が交代で手術時などは行きましたが、入院生活はやはり母の肩に掛かってきます。

幸い祖母は近くの施設でショートステイが出来ましたが、母は運転免許を持っていません。バスと電車を乗り継いで、2時間以上かかって病院通いをしなければなりませんでした。

そんな時、ご近所の方が「今日は私が乗せてってあげる」「明日は、近くに用事があるから帰りに拾ってあげる」と次々に申し出てくれたそうです。

「都会だったら、あり得ない!」と思います。知らない土地での父の手術、心細い母をご近所で支えてくれました。「田舎もいいかな〜?」と素直に思えました。

もちろん「いざという時に助け合える」―「深い人間関係が求められる」ですから、面倒臭い事もたくさんあるはずですが、日頃は楽な「挨拶程度の関係」が、少し不安で寂しい気がしてくるのも「いざ」の可能性が若い時よりも増えてくるからなんでしょうね…。

(つづく)



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