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「この権利を手放すのは惜しい!!」気が・・・

住み慣れた阪神間での家探しが始まりました。インターネットも無い頃ですから、新聞のチラシを物色しては「コレ!!」と思う物件を、足取りの重い夫を引っ張って見に行きました。

でも、物件探しって難しく「安い!!」と思うと、道路事情が非常に悪かったり、敷地の形がとても変だったり「誰が見ても良い!!」という物件は、当然高く予算が折り合いませんでした。

一晩悩み、何とかなるかと電話をすると「もう決まりました」。高い物件でも右から左へ売れていたのがバブルの時代で、最近の地価の高騰を見ていると同じ動きをしているようですね。

3〜4年(熱心な時と少し飽き気味の波はありましたが)探したでしょうか、“新築一戸建”は無理かと“マンションや中古住宅”も見に行きました。その間にどんどん値段が上がり、同じ予算なのに、物件の条件や質がどんどん低下していくんです。

そうすると「早く買わないと・・・」という焦りが出て、あの時の私は『何でも買いたい気持ち』になっていて、なかなか首を縦に振らない夫を不満に思ったりしたものです。(内緒ですが・・・)

そんな中、「三田やったら安いんちゃう?」と公団の宅地販売に応募しましたが、皆考えることは同じらしく当時は“1,000 倍”を越す抽選倍率で簡単に当たるものではありませんでした。

でも、私たちの予算では、阪神間で『土地を買って注文建築の家を建てる』は無理でも、「三田なら出来るんちゃう?」というのが、“阪神間の便利さ”と引き換えに三田を選んだもう一つの理由です。

ですが結局、3〜4回は宅地を申し込みましたが補欠にも入らず、「同じ当たらないなら倍率の低い分譲住宅でも申し込んでみよか」と比較的うちの家族構成に間取りが合う物を選んで、申し込んだのが現在の家です。それでも確か“6 3 倍”だったと思います。

先日、やはり土地探し中のお客さんに「そこを決めた、決め手は何ですか?」と質問されました。一瞬考えましたが、『抽選でしょうか・・・』とお答えしました。

恋愛と同じように“一目ぼれ”で「絶対これ!!」という出会いもあるでしょうが、(中にはそんな方もいらっしゃいます)大抵の方は家探しでは(恋愛でも?)なかなか決め手を欠いて、決められないとおっしゃいます。

私たちも、「当たってから考えよう」と思っていたので、当たった時は、正直「どうする?」と思いましたが、ここで背中を押してくれたのが『63倍の抽選に当たった』という事実です。(笑)

「絶対これ!!」かどうかは別にして「この権利を手放すのは惜しい!!」気がしました。

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