平屋の家づくり��

“二地域居住”を選択されたKさんの“平屋の家づくり”、こだわりや工夫をご紹介していますが、その続きをもう少し・・・
Kさんのお宅は、対面キッチンを家の中心に備え、そこに立つ奥さんが、家の全てを見渡せるように造られています。そしてそのキッチンは、小柄な奥さんに合わせて、通常の物より低く造られたオーダーキッチンです。
初めてキッチンを見た時から、「この家は、奥さんのために建てられたんだな〜。」と感じていました。
それを裏付けるように、「この家は女房の甲斐性で建てたんです。女房が、両親と同居してくれたんで、いらん家賃を払わずに貯金が出来ましたから・・・ 形が出来上がったところへ後から入って頑張ってくれたんで、女房の思うように彼女の居場所というか、家を造ろう、と思ったのも動機だったんです。」とご主人。
ただ、あまりそれを言うと奥さんが負担に感じるんじゃないかと、それとご主人の照れも手伝って、そっと教えてくださいました。
もちろん、奥さんのためだけでなく、ご主人のこだわりも随所に見られます。
その一つが薪ストーブ用の“薪置き場”。Kさんの思い描く“田舎の平屋”には無くてはならない物だったそうです。
もう一点驚いたのが、この家はお葬式を出す事を想定されているんです。
Kさんは“最期は家から”と考えておられ、襖や障子を外すと大きな空間が生まれ、弔問客の動線を考えている日本家屋の、良い点をこの家にも取り込みたいと思われたんだそうです。
確かに、畳は敷き詰められていませんが、引き戸を開けると大きな空間が生まれ、玄関からバルコニー、庭を回って玄関横へと弔問客が回遊できるようになっています。
30〜40代の方と家づくりをさせていただく事の多い私には、“家”に対する捉え方の新しい発見でした。
そしてお話の最後には「実はまだこの家では熟睡できてないんです。くつろげる場所を求めたんですけどね・・・(笑)
それと、私自身、阪神間の便利さを捨てられるか、正直、腹を括れてないんです。
女房は大丈夫のようですが・・・(笑)」と本音も少し漏らしてくださいました。

先の事は、まだ分からない部分もあるようですが、当面は奥さんとご一緒に白浜を充分に楽しまれるようです。
皆さんリタイアを機に色んな計画をお持ちだと思いますが、それぞれの事情で、実行される方はそう多くないと思います。
一足先に実行に移されたKさんのお話は、とても興味深いものでした。皆さんいかがでしたでしょうか?
Kさん、長時間、お話を聞かせて頂きありがとうございました。








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