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「雨漏り直りました!」

野球大好き・力じまんの現場監督 井元
井元
先に、気になったニュースがあったので少し。
S林業(株)が施工中の東京都内の木造住宅(準耐火建築物)において、国土交通大臣認定の仕様と異なる仕様で施工され、建築基準法違反であることが判明しました。また、同社から同様の疑いのある物件が他に3524件あるとの報告を受けました。 (国土交通省ホームページ抜粋)

同社の説明は「試験機関で準耐火性能があることを確認した。今後、認定を申請する予定なので問題ない。」らしいのですが、 ??? 訳の分からない説明です・・・。

「無免許運転で捕まったが、免許を取れる運転技術が有り、取る予定なので問題ない。」と同じ・・・?
6月にも他の大手ハウスメーカーが同様の違反(400件弱)がありましたが、今回は3524件もの
住宅ですからね・・・。いったいどうなるのでしょうか・・・? 

と、それはさておき、半年位前に工事をさせていただいたH様邸の雨漏りがやっと直りました。
もともとかなり雨漏りしていたお宅で、ほとんどの雨漏りは止める事が出来たのですが、1ヵ所だけが
どうしても止まりませんでした。

外壁の塗装、コーキング、バルコニーの防水工事をさせて頂いたのですが、考えられる雨漏り原因を徹
底して探し処理しました。処理した後、確認して雨漏りしなかったのですが、工事が終わって数ヶ月し
てから階段の上部から雨漏りしてしまいました・・・。

雨の時にいつもという訳では無く、漏れたり漏れなかったりという感じです。正直、工事中に考えられ
る原因は全て処理したつもりでしたので、何故雨漏りするのか分かりませんでしたが、一つずつ原因を
探っていきました。

どの程度の雨で漏れるのか? 長時間降らないと漏れないのか? 短時間でも漏れるのか? 風向きは関係あるのか? 雨が降る度に連絡させて頂き、状況を確認、処理していきました。ですがやっぱり、どう考えても、壁から雨漏りしているとは思えません。壁の可能性が無いなら、もしかして屋根から?

工事前に点検させて頂いたのですが、屋根は陶器瓦(ほぼメンテナンスフリーな材料)でしたので、か
なり古いですが工事しなくても大丈夫だろうと、判断をさせて頂いていました。でも、原因は屋根だっ
たんです。一見、問題無いように見えるのですが、よくよく見ると、屋根の一部分が反り上がり、屋根
勾配が緩くなっていました。

強い雨の時に逆流し、雨漏りしていました。新築当時からそうなっていて、雨水が浸入していたと思わ
れるのですが、下地の防水ルーフィングがあるので雨漏りしなかったのだと思います。それが、経年経
過によりルーフィングが劣化して雨漏りに・・・。

リフォームの時、壁や屋根の構造は、詳しい図面が無い場合、あくまで想像でしかありません。なので
、雨漏りしても「おそらくここかな? これが原因だろう?」という判断しか出来ない事が多く、本当
に原因を特定するまですごく時間がかかるし、根気が必要です。

でも、ここを疎かにしてしまうのは最も危険だし・・・。今回も数ヶ月かかってしまい、H様には大変
ご迷惑をかけてしまいましたが、雨漏りをやっと止めることが出来て本当に良かったです。
「本当に雨漏りって難しいな〜。建築工事の中で一番難しいんじゃないだろうか?」とつくづく思った
出来事でした。

雨漏りや外壁塗装の相談をかなり頂いていて、なかなか迅速に対応できずご迷惑をおかけしています
が、暑い夏に負けず、頑張りたいと思います!


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