地熱｜池田住宅建設

会社設立から１７年が経過しましたが、思えば色んな事が有りました。

　・私達の経験不足から、お客様にご迷惑をかけてしまった事。
　・建物がようやく完成すると、しばらくしてOB 様が転勤で関西を離れてしまわれた事。
　・土佐の山を見るバスツアーの参加者がゼロだった事。
　・見学会の会場があまりのお客様の多さで入場整理をした事。
　・地中熱利用住宅（地熱住宅）を望まれるお客様が増えてくれた事。

そして、色んなお客様とお話させて頂く事で多くの経験を積みました。　
その結果が今の池田住宅建設のスタンスとなっています。

昔は、自分達（主に私ですね）の伝えたい事ばかりを熱弁しておりました。
お客様の気持ちも考えずに・・・

【家はこうあるべきだ！】　みたいな感じで独りよがりでした。

今は随分と変わりましたよ。

【家はこうあるべきだ！】　ではなく
【家に最低限必要なのは、耐久性と快適性】　であって、
それは造り手である、我々が黙って取組むものです。

決して、お客様に押し付けるような事ではなく・・・

それ以外のご要望をどこまで叶える事が出来るのか？　って考えられるようになりました。

誰だって、暑苦しい話は嫌ですし、高いお金を払ってまで、【家はこうあるべきだ！】なんて、
お説教されたくないですからね・・・（笑）

それよりも、少しでもお客さんが考えておられる事を聞き出せるようになったのですが、
何度も確認してから、進めるようにしていると、
打ち合わせ期間が、以前にも増して長くなりました。

同じ質問をしても、家づくりの打ち合わせが始まってスグの時と、
ある程度打ち合わせが進んでからでは、多くの方が違う答えを出されます。

見学会や勉強会なども、家づくりが具体的では無かった時と打ち合わせが進んでからでは、
興味の沸くポイントもまるで違います。

だからきっと、時間がかかるんでしょうね。

我々にとってはいつもの事でも、
お客様にとっての家づくりは、初めての事なので、
その都度、気付いた事を確認して、進んだり、戻ったりしながら行くのが普通です。

そう何度も経験する事では無いんですから、打ち合わせ期間が長くなるのは当然と言えば当然です。

ただ、打合せが長い期間になるのと、絶対失敗しない為に！　とは少々違います。

【一生に一度の家づくり】
【最後の終の棲家】
どちらにしても、失敗は許されません・・・。

ですが、現実には、どれだけ慎重に考えようと、こだわろうと、
成長と欲求がある限り、【あの時ああしておけば良かった】なんてのは、次から次へと出てきます。

何百、何千という家を見て来た我々でさえも、未だにそのようなことがあるんですから、当然なんです。

それよりも、【何故、家が必要なのか？】　
家づくりを思い立った時に立ち戻って、理由を考えてください。

今は昔と違い、必要な情報を必要なだけ、収集できますが、
その便利さが悪い方向に進んでいるような気がしてなりません。

収集された情報の中で、
溺れそうになったり、迷子になったりされているお客さんが非常に多いと思います。

「一人一人違う、お客様それぞれにとって、大切なものは何なのか？　

一緒に考えて行きたいです。

今年も新たな気分で頑張りますので、よろしくお願いいたします。