「正しいと思う事」
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【除染手当ての抜き打ち検査情報が漏洩 業者、不払い口止め】
福島第一原発周辺の除染作業員に危険手当が支給されているか調べるため、厚生労働省が抜き打ちで行う事になっている検査の情報が事前に漏洩し、複数の業者が手当不払いを隠す目的で作業員に口止めしていた事が分かった。
税金から１日１万円支給される危険手当の中抜きは去年１１月５日、朝日新聞報道で発覚。（中略）楢葉町の除染を受注したゼネコンM建設工業から１１月１２日前後に下請けに渡った文書を取材班は入手した。富岡労働基準局監督署が１５日に検査に入り、手当支給の有無を作業員に直接聴く事が明記されている。（中略） 現場会議室に各社が呼ばれ「手当てはもらっていると答えるように」と指示された。また、郡山労基署が１２月６日に田村市で行った検査も漏れた。ある下請けが約３０人を直前に集めて口止めした様子を作業員が録音した。 「個別に聴く可能性が高い。受け取り金額ではなく、満額を言って頂ければ有り難い。寮費や食費を引かれ手取り金額になっていますが、最低賃金に手当てを足した１万5,700円が正解です。」（中略）「各自聴きたい事も有って良いですが、自分勝手にやると働きたい人もいる。周りの人の事も考えて行動はお願いします。」と強調した。 |
要するに作業員には１万5,700円しか払ってなかったんですね。
内訳は、福島県の最低賃金である約5,700円と危険手当１万円。現場の作業日当が5,700円なんて、僕の
知る限りではあり得ないですね・・・。
実際、録音された会話でも「私達は最低賃金で働いていたという事ですか？」という質問がされていました。作業員は危険手当の存在を知らされず、日当１万５７００円で働いているという認識だった訳です。
ゼネコンは元々、高額な金額で受注して下請けに安く発注しているのに、危険手当を丸々ピンハネして、
さらにぼろ儲けという感じでしょうか・・・？
で、見つかったらまずいから、弱い立場の作業員に無理やり口止め・・・。「自分勝手にやると働きたい人もいる。周りの人の事も考えて・・・。」なんていうのは完全な脅しですね・・・。
実際、脅迫罪に当る可能性が有るそうで、調査中という事です。そもそも危険手当が支払われたかどうか
の確認や明細も無ければ報告の義務も無く？作業員の告発が無ければ問題にもなっていないのでしょう。
万が一、見つかったとしても、まともな罰則も無い。せいぜい営業停止１週間程度。時間が経てば、世間
的に風化して終わり。建築業界の仕組み自体の問題ですね。
過去に耐震偽装や免許偽装など色んな問題が発覚していますが、毎回、同じような感じです。何が正しい
事なのか、訳が分からなくなってしまいます・・・。
この原稿を書いていて暗い気持ちになって仕方ありませんが、愚痴や文句ばかり言っていても仕方ないの
で、「正しいと思う事」をマイペースに？やるぞ！・・・という感じです。
