〜わかりやすく、話す〜
皆さま、こんにちは！
いや〜 寒いですね〜 今年の雪の多さってなんですかね？
夏は猛暑、冬は厳冬、それで春と秋が極端に短いとなると、もはや日本では季節感という言葉は、死語に
なりつつあるのでしょうか？？
今月は有名な筑波大学名誉教授で遺伝子工学のスペシャリストであられる村上和雄先生のセミナーを聞いて感じた事をお伝えしたいと思います。
基本的に私は、名誉教授、遺伝子工学などという理解し難い世界のお話には、全く興味が有りませんし、
そもそも聞きたいとも思いません。
しかし、今回はお世話になっている方からのお誘いで、断る事が出来なかったため、渋々お話を聞きに行く事になったのですが、偉い人の話しって聞いてみるものですね〜。
全く興味の無い世界なのに、とても楽しく終始ワクワクしてしまいました。不思議な事に、何の違和感も
無く、難しくも無く、すごく理解し易く、気が付けば先生の講演は終わっていました。
講演が終わって、全く興味が無いお話なのに、楽しくあっと言う間の時間に感じてしまったのか？ とて
も不思議でした。後になって色々考えてみると、気付いた事があります。
それは、村上先生のお話には、全く専門用語が出て来ないのです。難しい話し方もされません。
誰にでも解るように、身近な話題に絡んだストーリーが展開されてしまうので、気が付けば、お話に引き
込まれてしまいました。
初めはどうやって、時間を潰そうか？ 村上先生や連れて来て下さった方に、分からないように眠るにはどうしたら良いのか？ 等と、良からぬ事ばかりを考えていたんですけどね・・・笑
村上先生って、現在78 歳だそうです。私には信じられません。
でも、難しい話を素人にも解り易く、そして楽しく説明するって、とても難しい事なのに、お話されてい
る姿から全く感じられないのです。
どちらかと言うと、どうやって楽しませてあげようか？ どうやって笑わせてあげようか？ という子供
がいたずらを考えているようなお顔をされながら、楽しんでおられました。
遺伝子工学なんて世界は、私にはやっぱり縁の無い話ですが、先生のお話はとても素敵でした。
私はお客様に住宅についてお話する時に、熱く語りたくなると、ついつい専門用語を連発してしまい、お
客様の退屈そうな顔を見て、慌てて「いかん、いかん」と冷静になろうとするんですが、ダメですね。
自分の言いたい事を熱く説明しようとすると、ただただ暑苦しいだけで、誰もその話を真剣に聞こうとは
思えませんよね？
まだまだ勉強、勉強ですね。今回はすごく良い気付きになりました！
村上和雄先生、ありがとうございました。
