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リフォームの優先順位？
先日、知り合いから
「購入を考えている中古住宅があるので、一度、建物を見てくれないかな？」
と相談がありました。詳しく話を聞くと、建物は築４０年の木造2階建て。
リフォーム予算は５００万円とのことでした。
話だけを聞くと、まず気になったのが築年数でした。
築４０年といえば建替えの時期が来ていてもおかしくない年数です。
それだけで判断するとやめといた方が・・・。
と思いましたが、
実際に建物を見てみないことにはきちんと判断出来ないので、
建物診断することになりました。
建物診断する上で特に重要なことは、以下の５項目です。
�� 床下の状態（白蟻被害の有無や乾燥状態）
�� 小屋裏の状態（雨漏りの有無）
�� 基礎の強度
�� 外壁の状態
�� 屋根の状態
診断の結果、築４０年の割にはすごく状態が良かったので、
「耐震補強」をすれば十分、建物を長持ちさせることができる旨を伝えました。
が、次に問題になったのは予算でした・・・。
リフォーム内容は水廻り交換・床フローリング・壁紙などの内装工事、
屋根葺き替え・外壁塗装などの外装工事と、ほぼ家全体を「きれいにする工事」が希望でした。
「見た目だけをきれいにする」だけなら、
予算内に納まる可能性は十分あります。
でも、築４０年という築年数を考えると基礎や構造の「耐震補強」せずに、
その他のリフォームをする選択はありえません。
メンテナンスやリフォームには、その家に必要な「優先順位」が必ずあって、
「優先順位」を間違えるとリフォームが意味の無いものになってしまう。
例えばキッチンを交換したので１５年は使えるが、
家自体の耐久性が１０年もたない・・・というようなことですね。
今回の場合は、まさにこのパターンに当てはまるので、
「優先順位」の大切さをよく考えるよう、アドバイスさせて頂きました。
※今回のように中古住宅を購入する前に、「建物診断」することは大きな意味があります。
購入してから、「大きな欠陥を発見した！」なんてことにならないように・・・。
「建物診断」は無料でさせて頂いてますので、ご希望がございましたら連絡頂ければと思います。
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