『お盆休み』
木場 お盆の休みにフェリーに乗りました。
中洲川端駅からフェリーターミナルまでは歩いて１５分程。
２３時４５分出港→翌朝８時１５分着。
（８時間半っていったらヘルシンキにだって行けるじゃないかって思いましたが調べたら、実際はもう少しかかるみたいです）
フェリーはこの７月に就航したばかりできれい、新造船でした。
乗船券に部屋料金をプラスすると、個室や相部屋、スペース（今時のカプセルホテルみたいな部屋もあるようです）を確保することが出来るのですが勿論満室、逆に良かったです。
ただ、フリースペースというか区切られた（海の家みたいな？）雑魚寝エリアもいっぱいらしくて、閑散期（？）なら廊下であろうところに、置き畳を敷き詰めて、接骨院の枕みたいなのを肩幅間隔でならべたエリア（イレギュラーではなく繁忙期にはいつものことなのだと思います）に案内されて、奥から詰めるように言われます。
あとから来た人も選択の余地なく次々案内されて来ました。毛布の貸出がありました。
一枚１００円。３割４割の人、左となりのご家族は全員分借りていました。
気をつけ直立不動ってこともないですが、川川川川川川川川の字になって仰向け、寝返りなんて打てません。
それでも清潔なところで眠ることが出来る、というのはそれだけだって偶然というかラッキー、在り難いことだなあ、というようなことを果たして思うだろうか、っていうのが今回フェリーにした２番目の理由です。
あっ、そういえばスコセッシによる映画化『沈黙』に渡辺謙さん（普通に考えたら、イノウエ役だろうと思います）のほか、イッセー尾形さんも出演されるそうで、（ほんとは全然違う役柄かもしれないけど勝手に先回りして）納得、うんキチジローっぽい、はじめて原作を読んだときの印象にまで溯ってキチジローが、イッセーさんの顔で一括変換、上書きされました。
そのほかこのあいだ 「深田恭子が、出てるとなんかコメディーっぽくなるよねぇ？」って軒（さん）が言っていて、うん確かに、それなんかわかります。
軒さんってたまにすごい――すごいたまに、じゃないです――うまいこと言います。一所懸命な感じがする（出てる、出てしまってる？）からそう見えるのかもしれないなあ、ってまたそんなことを思ってしまいました。
“氷水をかぶる”っていうあのバケツリレーというかドミノ倒しっていうか“わかってるやろ？”っていうか“空気読めよ？”っていうか“イッキイッキ！”みたいな所謂合コンを思い出させる感じ、なんか想像しただけで胃が痛くなってしまいます。
『いつも旅のなか』を読みました。続いて『転がる香港に苔は生えない』を読んでいます。いま１／３く
らいのところです。
