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『T 邸外構工事もうすぐ・・・』

木場木場

T 邸の外構工事がもうすぐ完了します。
「うまいこといった」 って軒( さん) が言っていました。

T 邸では木材を加工した、縦張りの目隠しルーバー塀と、ガルバリウムの屋根を葺いた小屋を造りました。
正面の外部引戸も見付の細い木材を使っています。

軒( さん) が考えて、手書してもらったのをパソコンの図面にしました。
指示してもらった通りに図面を描くのは馴れだけのこと。
誰でも出来ることなので、経験のあまりない人でもパソコン初心者の人でも、
大方の人がそのうちにパソコンを使えるようになるのとおんなじです。

でも実際の作業、大工さんの仕事は大工さんにしか出来ない、替えの利かない仕事です。
現場監督とか他の業者の人もそうですが、熱かったり寒かったりもするし大変な仕事だなあと思います。

 そうそう先日のこと。会社の帰り道でのことです。

バスを降りて、暗がりをとぼとぼ歩いていたら、
車椅子(簡易型?)がなんか無気力というか変な角度(端っこでもない位置)で停まっていました。

過ぎ越し際、「おにいさん?ちょっと押してくれへん?」と、そのおばあさんが言いました。

超音速で色んなことを考えましたが結局は、おばあさんの言う団地まで、車椅子を押すことにしました。
と言っても大方同じ方向、それも2分3分のことです。

こんな場合、もしもアンケートみたいなものをとれば、一体どんな結果になるだろう、と想像しながら、
「おにいさん、ごめんなあ」って言われながらも緊張感を持って押しました。

果たして人気のない通りで見ず知らずの人間に気安く声ってかけるものだろうか?
それほど善良な人間と思ってくれてありがとうとか、だって身動きし辛い状況で背中に立たれるとか平
気?なんともないのかなあ?

いやいや背に腹はかえられぬ、その位に相当にしんどいのだろう、とか、じゃあそもそもどうやって来
たんだろう?行きは良い良い、来るときは平気だったんだろう、

だってこれ断ったらおばあさんどうするん?まさかこのあと誰も通りかからないなんてことはないだろ
うけど・・・とかでも真冬じゃあるまいし・・・とかくどくど考えながらあたまにあったのは、まだ記
憶にあたらしい例の奇怪な連続監禁事件のことでした。

ちなみにおばあさんは、片手たばこ、かつ何となあくですが酔っているような感じがしました。

 でも後日、おじいさんが、そのおばあさんの車椅子を押されていて、
やはり同じ道筋で、その団地( 阪神大震災後の災害復興住宅です) に向かっていました。
遠目でしたが、ぽつりぽつり会話をされていたのできっと御夫婦なのだろうと思います。

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