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このあいだのことです。

木場木場


先日のこと――またまたご迷惑をお掛けしました――
久しぶりに空港泊というのをしました。

16 番16 番と空港へはバスで向かうつもりが何故か今日はないらしい。祝日なのか、あとサッカーやってるからって言う人もいたけどほんまかなあ、あちこち尋ねてきょろきょろしてもバスは来ません。ないことに時間に余裕を持たせたつもりが雲行き怪しく。

手持ちは70。タクシーの運ちゃんたちの輪に問うと、120 とのこと。うんうん知ってる地球の歩き方に書いてあった。あれはほんまに正規の運賃みたいです。悪そうな顔の運転手を選んで聞いてまわるも90 までしか下がりません。

あっ、もしかして日本の方ですか?

フェズ空港までのタクシー、120 を60 / 60 で割り勘にしました。
搭乗を待つあいだに話してると、あと一週間くらいの旅行(バルセロナのあとスペインをまわる)と言っていました。3つか4つの「お〜いお茶」の茶袋をあげてしまいました。

フェズからライアンエア(ザLCC、LCC の王様です)でバルセロナ空港に着いたのが0時過ぎ。
翌朝7時20分だったかの伯林行きに乗らなければなりません。とにかくコスト重視でそのルートにしました。どこかに泊まろうと思えば、バルセロナ市内までのバス往復も足すと、最低でも1800 円はかかります、たぶん。

空いてるベンチを見つけて、椅子前面の手摺のかかってない部分15cm 程とその隙間に、
横向きに腰を入れ込んで、足を鞄の肩紐に通して、股に抱えんでそれを抱き枕のようにして寝転びました。

思いのほか気持ちよく眠れました。

たまたま真後ろ、背中側のベンチで寝ていたのが日本の人でした。尋ねてみたら、やはり世界一周中とのこと。日本を出て一年以上になる。南米を周ってきてヨーロッパはこれから、7時半ごろの便でパリ、とおっしゃっていました。なんにもなくて、梅昆布茶の小袋ひとつしかなくそれだけ渡しました。

席は窓側、となり2 席は大阪のおばちゃん、みたいな感じロシア語のおばちゃん2 人。
息継ぎとかどうやってるんやろ?ひっきりなし、なのに互いに衝突することなく喋ってました。
ずっーと喋ってました。どのタイミングで言うことを考えてるんでしょうか憧れます。

テーゲル空港に戻って来ました。

この伯林は一泊のみ。翌朝のFLIX バス(19 ユーロ・ネット決済済)でプラハに向かいます。
プラハ→イスタンブール→関西空港の飛行機に乗るためです。理由は航空券が気持ち安いのとあと『黄金の虎』のビールです。

手持ちは、1000円札4枚と、鞄のいろんなとこのポケットからかき集めたコインが5ユーロちょっと。
あす朝までに絶対に現金が必要な場面は、夜の演奏会のプログラムこれが2,5ユーロか3ユーロか。
あとはホテルのチップです。モロッコに行っているあいだ、スーツケースを預かってもらっていました。
ほんとはもう少し置きたいところですが、ない袖は振れません。

テーゲルから伯林市内に向かうバスの券売機。クレジットカードを通しても反応しません。
手間取っていると、男の人がなんか言ってきました。はいはいちょーっと待って下さいねぇー(←終盤戦で雑になってます)
「・・・えっ!うそん、ほんまですか?」 7日間フリー券を手に入れました。はじめてみました、30 ユーロって書いてあります。
「もうパリに帰るから・・」とのこと。あと3日分ありますやん!うれしいです、ほんま、ほんまに助かります。

中央駅でバスを乗り継ぎ、ホテルチェックイン。当日は日曜日で近くのスーパーが軒並み休み。
クレジットカードでビールが買えるところがありません。困ります。
(因みにモロッコではカルフールに行ってください。普通に買えます)

思い当たるとこに足を向けるもきれいに休み。人の集まるところならもしかしたら・・・
フリー券でZOO 駅(クヌートのいた動物園がすぐそこ)に着くと、ガード下のスーパーが営業してました。
酒類のほか、ズッキーニときのこ、豚ばらの小さな握りこぶしくらいの塊をかごに入れました。

スパゲティを食べて眠って、19時半まえ目が覚めて(寝過ごすとこでした)着替えて早足、フィルハーモニーに向かいました。

前半は指揮者なし。いよいよ後半のはじまるまえ、早めに席にもどるとほぼほぼ正面から、
あれ?なんか見た顔が歩いてきます。というのは嘘、
村上春樹さんだとすぐ気が付きました。

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