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“ご縁が出来た・・・”

横山横山


先月号のメリット通信を書き終えた頃「転勤で、住所が変わったんですが、どうしたら良いでしょうか?」
とお電話を頂きました。

『メリット通信お断りのご連絡?』いや、お話し口調から(とても友好的な感じ)『住所変更のご連絡?』、
戸惑っていると「茨城在住が、転勤で群馬在住になって、当分関西には帰れなさそうなんですが、
送って頂いて良いんでしょうか?」との事でした。

「もう、送らないで下さい。」というお断りが多い中、うれしいご連絡です。思わず、素人がグダグダ書く
つたない文章、ご迷惑でなかったら、ぜひ今後も読んで頂けたら・・・とお返事しました。

パソコンの前に座っていたので、お名前をお聞きし(S様です)、すぐに住所録を変更しながらお話しすると以前お住まいの茨城県の水戸市から東京へは特急で2時間掛かったけど、現在お住まいの群馬県の高崎市からは新幹線で1時間と、とても便利な所なんです。それに、10分に1本新幹線が有るので・・・と。

えっ、10分に1本? とお返事をしながら、パソコンで地図を探すと、直線距離では同じように見えますが、高崎は、新潟方面への上越新幹線と金沢方面への北陸新幹線が交わって1本になる駅で、東京方面へは、その両方から上りが入ってくるので、10分に1本となるようでした。一方、水戸には新幹線が通っていません。

後に調べると、高崎は古くから交通の要衝地で、高崎藩(初代藩主は、彦根も開いた井伊直政さん)の城下町は、中山道の大きな宿場町だったそうです。世界遺産の富岡製糸場も近くのようです。

私、生まれも育ちも兵庫県、夫もコテコテ関西人なので、1度も県外に住んだ事が無く、関東と言えば東京、横浜しか知らなく、まして北関東となると行った事は有りませんし、多分地図に県の名前入れられません。

そんな私が、今までも多分これからも、全くご縁が無さそうだった高崎について、その夜ビールを飲みながら「高崎って、・・・知ってた?」といっぱしの高崎通ぶって、夫に自慢をしてしまいました。(笑)

関西人にとって、北関東は、親戚や知り合いでもいない限り、なかなかご縁が無いと言うか、実際、時間も掛かるので、足を運びにくいと思うんですよね。むしろ、北海道は行けてしまう・・・みたいな。

それが、1本のお電話で、なんだかご縁が出来たような感覚(私が一方的に思っているだけですが、)にさせて頂いて、うれしい事でした。

 そのS様が、「ただ、今の季節、この辺は、水田の緑が無いんです。この辺はみんな麦なんですよね・・・水田の緑が懐かしいです。」と仰ったんですが、思わず「麦秋ですね?」と・・・。

数年前の土佐ツアー(5月半ば)で、バスの車窓から、まるで、稲の収穫期のような、薄茶色と言うかベージュの一面が見えた事が有って、初めて見る景色だったので、『米じゃないよね・・・??? 麦秋・・・?と意味だけ知っている単語が光景に結びつくのに時間が掛かった事を思い出しました。

そんな、取りとめの無いお話しをしばらくさせて頂いたんですが、楽しい一時を有難うございました。
6月7日に梅雨入りして以来、あまり雨が降らなくて、田植えを終えた水田が干上がってしまうんじゃないかと心配しましたが、数日前にどんと降ったので、しばらく大丈夫そうです。

私にとっては、当たり前の光景ですが、緑鮮やかな水田を見ると、S様とのお電話を思い出します。

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