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ー夏の地熱住宅ー (1)

池田

みなさんこんにちは、池田です。1ヶ月のご無沙汰です。
梅雨の雨に現場が進まず、イライラしておりましたが、
やっと梅雨が明けたと思ったら、恐ろしい程の暑さがやってきました。体調、崩されていませんか?

このところ、事務所から出る事も出来ず、一日事務所で仕事をする事が多くなったのですが、
そのお陰(?)か、冷房の良く利いた事務所に居ると、夕方には身体がだるくなり足先まで冷えてしまい
早々に夏バテというか、クーラー病のようになっています。

事務所は、断熱が甘いので、冷気が足元に溜まり易いのが原因です。
池田住宅建設は、高気密・高断熱住宅が、最も得意なのに、
21年前に建てた私の事務所は仕様がかなり古くて、冷暖房が効率良く使える事務所ではありません。

何とかしたいと考えていますが、仕事を続けながらとなると、実際には何も出来ないのが、現状です。

 今月は夏の地熱住宅についてのお話です。
1年で一番地熱住宅のお問い合わせが増えるのが、12月〜2月位です。
理由は、もちろん寒さが見に染みる、我慢出来ない・・・のようです。
確かに冬の底冷えするお部屋はじっとしてられませんからね。そのお気持ちは良くわかります。

ただ、夏は不思議と地熱住宅のお問い合わせが多くありません。むしろ、かなり少ないです。
確かに、冬より夏の方が楽なのかもしれませんが、
ここ数年の夏の暑さって尋常じゃないと私は思うんですが、皆さんは違うのかな・・・?

地熱住宅のような高気密・高断熱住宅は夏より冬の方がその効果は分かり易いと思います。
ただ、“快適さ”を考えた場合には、どうなんでしょう?

私は寒がりの暑がりなので、冬も嫌いですが、夏のベタベタは更に嫌いです。
そのため、地熱住宅にお住まいのOB様宅を訪問して、玄関を開けた途端に感じる、
何とも言えない“ヒンヤリ感”が大好きです。

通常の建物であれば、家の内部全体が相当冷えている状態でないと、玄関までヒンヤリはしていません。

普通の建物で玄関までヒンヤリさせると、かなり低い温度でエアコンを動かし続ける事になりますので、
少し時間が経つと足元が冷たくなってきますので、長時間滞在するのは辛くなりますし、
お住まいの方々の身体の負担は大きくなってしまいますよね。もちろん、電気代もバカになりません。

地熱住宅の良さは、玄関を開けた時に涼しいと感じても、数分も滞在すると、
その涼しさは全く感じなくなります。それどころか、少し作業でもすると、汗が出てくる程です。

これは建物全体の温度はそんなに下げずに、湿度が低いから感じる錯覚のようです。
OB様を訪問すると冷房の温度設定も様々です。

【夏の温度設定】
暑がりなOB様 26度〜
寒がりなOB様 〜29度

長時間滞在しても“身体が疲れない”“足元が冷たくならない”という温度と湿度が、
快適を維持出来ているのだと思いますが、夏のこの時期は本当に快適です。
私には冬よりも、夏の地熱住宅の方が快適に感じられます。

“蒸し暑い”と言われるこの関西では、特に夏の地熱住宅の効能についていつも力説しておりますが、
あまり皆様はご興味が無いのか、イメージがわかないのか?
やはり、ご質問やご相談の多くは冬対策にと、言われる事が多いです。

今日も地熱住宅のOB様宅を訪問してきましたが、やっぱり玄関を開けた時の
ヒンヤリ感と杉床の独特の甘い香りは、何度感じても飽きませんね。(笑)

今回は建物以外のご依頼を頂いておりましたので、そのご説明についてと、
太陽光発電+実際の電気代を詳しく教えて欲しくて、訪問させて頂きました。

なかなか本題に入らずに近況ばかりを夢中になって話しているうちに時間がドンドン経過して行くのが、
私の悪い癖ですが、それも快適な空間だから出来る事なんでしょうね。

リビングへ入らせて頂くと湿度49%、室温は28.5度。温度も快適に感じましたが、
何よりもヒンヤリとする感覚は、湿度が50%を切っている点が大きいでしょう。

それに、高齢のワンちゃんの毛艶の良いこと・・・ 
15年を超えているとの事ですが、我が家の10年のトイプードルより遥かに若く見えます。
これも調湿効果なのでしょうか?

相変わらず、私は警戒されているようで、私の匂いを感じると同時に吼えられます。(笑)
基本、犬には好かれ易いタイプと自分で思っておりましたが、
この子だけには、何度訪問しても吼えられます。(笑)
何故かな?

本題の電気代と太陽光発電量を見せて頂きました。

16.jpg

これは去年の月別の発電の売電金額(買取)と購入電気代(支払い)です。

1月にわずかに売電量を上回る電気購入があった他は、全てプラスになっています。

差額分の一番下が1年間のトータルですが、年間13万円もプラスになっているのが分かります。
(次週に続く)

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