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ー追い詰められる師走ー

池田

 皆さん、こんにちは、池田です。
今年の冬は寒くなるのが、早いような気がします。
最近は気候が安定して移り変わるという事が、無くなってきましたね。

実は、このメリット通信の原稿の締め切りは、毎月大体24日〜25日なんです。
ところが今この原稿を書いてるのは、既に月が替わり12月3日です。

あまりの忙しさで、現場優先の段取りをして、必死にこなしている間に、
すっかり締め切りを忘れていたので、慌てて書いています。(笑)

毎年の事ですが、11月の中頃位から、“年内に”と言う、お話の仕事が急激に増えます。
もちろん、大掛かりなリフォームや新築、建替え等は時間が掛りますので、到底無理ですが、
お風呂の入換え、内窓の設置、外構等、2〜3週間で終わる工事内容の依頼が多くなるのです。

やる!と決めたら、どうせなら年内に! と誰しも思う事でしょう。
出来る事なら、何とかその思いに答えたい! と考えます。

ですが、零細工務店が故に、処理出来る能力の限界が、案外? 早い(笑)ので、
後は我武者羅にこなす事になるんですが、それに付き合わされる現場のスタッフの今井は大変です。

毎日にように、現場監督の井元から
井元 「明日は7:00に倉庫で材料を積んで、9:00に○○邸で○○を確認して、
    その後○○邸に移動して○○をして、その後○○邸へ行って材料を引き上げて、
    19:00に○○邸の明日の段取りの打合せを大工さんと確認してください!」

今井 「俺は何時間働いたら、帰れるの?」 (笑)

井元 「終わり次第に帰ってもらって大丈夫です。」

今井 「いやいや、俺の定時は何時やねん!」(笑)

このやりとり、聞いてると実に面白いです。
私は直接現場指示をしないので、聞いているだけですが、段取りを言われているスタッフや職人の顔を見ていると、嫌なんだけど、嫌と言えず仕方なく、頑張ろうという雰囲気が顔に出ているんですよね。

きっと、普通だったら
職人 「2つは現場行けたけど、3つ目行ったら17:00を廻るので、出来ませんでした。」
というのが、本音だろうけど、誰も言わないところが、みんな人が良いって事でしょう。(笑)

まぁ、零細工務店の良い所と言えば、職人達との仲が良いので、有り難い事にみんなが助けてくれます。
現場で働く人間って、本当に体力有りますよ。

仕事を頼んでる私が言うのも何ですが、毎日朝早くから夜遅くまで、
あれだけ身体を酷使してよく持つな〜 と毎回感心してしまいます。

弊社の最年長の大工さんは既に70歳を超えているのに、私の3〜4倍位の体力ですよ。
朝から、終わりまでフルで動いているんです。

“年内に”とご依頼頂きましたのに、対応出来なかったお客様には、
この場をお借りしてお詫び致します。申し訳御座いませんでした。

池田

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