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〜進まない復旧工事〜

池田

 皆様こんにちは、池田です。
年が明けても、兵庫、大阪の建築業界は超忙しい状態が続いています。
こんな事を書いていると、よく言われるのが、
「儲かって、たまりまへんな〜。」(笑)です。

最近は説明が面倒なので、「はい。」と言っていますが、実は全くその逆です。

と言うのも、この忙しさは
昨年の台風21号で被害に遭われた方々の修理依頼への対応ですが、
あの凄まじい風の影響で屋根や壁の被害が多過ぎて、
それを修理する屋根職人や足場屋さんが圧倒的に足りないのです。

火災保険の申請さえ、まだ少しの方にお待ち頂いている状態です。
火災保険の申請が済んで、保険金が下りて来たとしても、
身動きが取れない状態で・・・

「火災保険が下りたので、工事をして下さい。」とご連絡を沢山頂いているのですが、
何度職人に連絡しても・・・

 職人「まだ目途が立たないので、もう少し待って下さい。」
 私 「待つとしても、どれ位?」
 職人「依頼が多すぎて、検討が付きません。」

とこのようなやり取りが続いています。修理依頼を60件弱頂きましたが、
工事が終わったのは、屋根工事が関係無いお客様の5〜6件だけです。

屋根職人もあちこちを飛び回っているようで、先日は夕方に電話が有り、

 職人「明日○○邸近くで修理をするので、
    お昼過ぎから、工事に入れると思いますけど、どうしますか?」
 井元「幾らなんでも、今日の明日ではお客様に連絡も取れへんし、
    ご近所への挨拶廻りも出来ひんやん、
    それはあかんわ。」
 職人「えっそうですか? 喜んでもらえると思ってました。」
 井元「皆さん、早く直して欲しいとは思うけど、
    お客さんやご近所に挨拶もせずに仕事は出来ないよ。それ位は常識やろう?」

こんな、やりとりをしています。もう、無茶苦茶ですよ。

この影響で新築の工事も停滞気味で、工程が組み辛いんです。
昨年は幾ら何でも今年の春までには、復旧工事は全て完了するだろうと考えていましたが、
甘いようです。

恐らく今年の夏になっても、
屋根にブルーシートが掛かったお宅が沢山残っているような気がして来ました。
早く復旧しないと、秋には、また新しい台風が来る事を考えると、頭が痛いです。

修理のご依頼を頂いている皆様には、誠に申し訳有りませんが、
この状態なので急ぎたくても、工事に掛かれるご予定日を
事前にお伝えし難い状態が続いており申し訳御座いません。


最後に一言、「台風以後、全く儲かっておりません。」 (笑)

池田

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