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〜今月のご相談〜

池田

 皆様こんにちは、池田です。
1ヶ月ぶりのご無沙汰でございます。

いよいよ梅雨も終わり、
灼熱の陽射しが降り注ぐ夏!ですね。

閉めきったお部屋では、室温がガンガン上昇して、
“気が付くと熱中症”なんて事にならないためにも水分補給と
身体が冷え過ぎない程度の冷房は、この時期の大切な暮らし方ですので、
“暑さに耐えて耐えて”というのは危険ですから、お止め下さいね。

 今月は特にご相談が多かったです。
いつもお伝えしている通り、相続と相続土地建物の売却のお話が相変わらず多いです。

状況は皆様それぞれですが、共通しているのは、
売却のためには、家のメンテナンスを最低ラインした方が良いのか? 
更地にした方が良いのか? その際、どれ位の予算が必要なのか? というご質問です。

私のアドバイスとしては、いつも同じです。
【家のメンテナンスは、売却が目的なら、やらない方が良い】 です。

これって、ちゃんと理由が有ります。

と言うのも、
これから売却しようとする方々の目的は、「少しでも売れ易いように!」 
という気持ちが優先します。

そのため、建物のメンテナンスと言っても、最低ラインのメンテナンスです。
特に予算を重視しますので、応急処置的な作業が多くなります。

これから、売却するんですから、当然と言えば当然の事だと思います。

しかし、購入者は、中古住宅を購入する時、
ほとんどの方が、ある程度のリフォームやメンテナンスを覚悟されています。

これから長らく住まう家になるので、
有る程度しっかりとしたリフォームやメンテナンスを目的とされています。

売主と買主の“メンテナンス”に対する考え方が、まるで違うと思いませんか?

お互いのためにならないのなら、お金を使ってまでやるべきではないと私は考えています。

それ以外にも、反対する最大の理由は、その価格です。

リフォームやメンテナンスに使った金額がそのまま売却時に取り戻せるのなら、
少しでも売り易くなるリフォームやメンテナンスは賛成ですが、
現実には、その費用が取り戻せたという経験もお話も聞いた事が有りません。

以上の事から・・・

「少しでも早目に“売却”に出してください。」
 但し、売り出す時期だけは大切なので・・・
「出来る事なら、年明けの不動産屋さんの営業が始まる時期に間に合うようにして下さい。」

と毎回お伝えしております。

何故、年明け早々なのか?

不動産業界、特に住宅の販売、賃貸の一番忙しい時期は、1月〜3月になるんです。
この時期には、転勤、進学等、様々な理由で世帯の移動が年間で最も激しくなります。
つまり通常時に比べて、購入者が増えるという事です。

そのため、不動産市場は良い物件は、あっと言う間に売却されてしまいます。
次から次へと条件の良い物件が売却されていくと、ついつい判断ミスをしてしまい、
駅から遠くても、築年数が古くても、通常時なら中々売却出来ない物件が、
売れてしまう事が多くなる時期なのです。

《出来る限り売り易く!》
は売却する上で大切ですが、その売り易さの恩恵を受ける一番良いのが、
売却開始時期なのです。この、“タイミング”は重要なので、頭に入れておいて下さいね。

池田


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