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〜不動産の売り時〜

池田

今月は不動産の売り時についてです。
ちょうど2月位に売却予定としていた、弊社所有の土地ですが、
当分売却は無理と考えて諦めました。

まさか、年始の一番不動産が活発に売れる時期に、
このコロナ騒動で世界が震撼する程の被害をもたらすとは想像もしておりませんでした。

お客様から不動産の売却時期についてご相談頂き、
普段から「売却にはタイミングが一番大切ですよ。」と口を酸っぱくして
お伝えして来ているのに、時期を読み間違えてしまいました・・・。 お恥ずかしい。

今からしばらくの間は、不動産が活発に取り引きされる事も無く、
金額についても買手市場化して、買い叩かれるので、厳しい時期が続くと思います。
購入する人にはメリットは大きくなりますが、私の場合は売却なので完全に諦めモードです。

年明けから不動産の売却依頼を数件頂きましたが、売れたのは2件だけで、
後は全て売り中止として、しばらく市場が落ち着くのを待って頂く事にしましたが、
1年先なのか? 2年先なのか?今回のコロナ騒動は影響が大き過ぎて、想像も出来ません。

売却予定の土地なので、何もせずに所有していても無駄に固定資産税を
支払うだけになりますので、売れないなら、早速有効活用しようと考えて、
現在戸建て賃貸住宅の建設を計画して、プラン作成中です。

不動産不況が継続するのに? 戸建て賃貸住宅? って考えられた方はすごい人です。
一般的に不動産不況が始まると、売却物件の価格下落が先行しますが、家賃の下落は
急激には進みません。かなり遅れて、じわじわと下がるのが賃貸住宅の家賃です。

それもそのはず、賃貸住宅の家賃は需要と供給のバランスによって、その価格が決まりますが、今現在住まわれている方がいる間は、基本的に家主自ら家賃を下げて行く事なんてありません。

引越し等で空き家になり、次の借り手を探しているが一向に決まらないという時、
一定期間後に、仕方無く家賃を下げて行くのが基本です。
そのため、なかなか家賃の低下というのは進まないのです。

この遅れる家賃下落を考えると、この先いつ不動産状況が好転するか読めないような
現在の状況を考えると最低でも10年先を考える必要が有ります。

10年と考えると、例え1部屋あたり月額7万円の家賃収益だったとしても、1年間で84万円、
10年間で840万円、20年間なら1680万円となります。もちろん長期保有となれば、
メンテナンス費等も掛りますが何もせずに保有していて税金だけ納めるのとは、全
く違い不動産運用が出来ます。


世の中の状況を見る限り、リーマンショック以上の景気低迷が予想されているので、
次の売却は10年先位になるかもしれませんので、それまで遊ばせておく訳には行きません。
早めに頭の切り替えをして、方向性を変えてみます。

池田


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