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〜 12 年越しで実家の建て替えが完了しました〜

池田

 今月は私の【母の家】の建て替えのお話です。メリット通信を昔から読んで頂いてる方はご存じだと思いますが、母の家、つまり実家の建て替えの話が出たのが、今から12年前です。(笑)

プランもある程度固まったので、スーパー横の便利なマンションを手配し、引っ越してもらいましたが、それから早12年が経過してしまいました。

初めの頃は母も、「手が空いたら建ててな〜」って言う程度でしたが、ここ数年は「このまま私が死んだらあんたは一生後悔しながら生きていかなあかんで!」と恐ろしい事を言い出しました。(笑)
さすがの私も母の言葉を聞いて、「確かにその通りや。」と思い、重い腰を上げました。
ただ、12年前の母と今の母は明らかに変わっていました。まず、大きな違いは老いの進行です。
そのため、普段はほぼ1階だけで生活が完結し、2階は弟や孫が泊まれる空間が最低限有れば良い、と考えてプランを大幅に変更して昨年の2月に着工しました。

当初の予定では6月完成でしたが、忙しさが続き、大工さんが居なくて、結果的に完成したのは、昨年の12月20日、沢山の残り工事を残したまま、翌日の21日に引っ越しをしてもらいました。

そこから年末までが大変でした。残り工事を進めながら、年越しが出来るようにしなくてはならないので、かなり追い込まれていました。

そして、引越しする時に気が付いたのですが、12年前から荷物が無茶苦茶増えていて、なぜ一人暮らしでここまで荷物が増えたのか? と母に聞くと「私は、何にも買ってないで〜。」との事。

確かに何か大きな物を買った形跡は有りません、しかし恐ろしい程の荷物が段ボールに入っていたのです。その原因は引越し後、段ボールを開梱し、荷物を配置していくうちに分かったのですが、何でもかんでも、何時かは使えると考えてストックした物達でした。

広告の裏紙、着物、ノートやメモの塊、スーパーのレジ袋、紙の手提げ袋、乾物、缶詰等が大量に・・・それも、あちこちの段ボールから同じような物が次々と出てきました。
乾物や缶詰は最も古い物で賞味期限が2000年の物が有り、妻と大爆笑でしたよ!

又、スーパーのレジ袋でも、きれいに畳んで、それを重ねて、しまい込むと、すごい重量です。
一生ビニール袋には、困らないと思います。(笑)

何とか、荷物も予定した場所に収納させましたが、その後は暮らし方の説明が大変でした。

身体に負担が無いようにと、建物を地中熱利用住宅とし、一度は試して見たかった、私が理想と思える断熱レベルで、サッシ、ガラス、換気システムを採用したのですが、母にしてみれば、これまでの住宅の断熱レベルとあまりに違うので、理解が出来ないようで、説明が大変でした。

私にしてみれば、私が理想と思える住宅に、母に快適に住んでもらおうと造ったのですが、
母にしてみれば、大きなお世話状態の家だったようです。(笑)
次回、母の愚痴を書いてみます。

池田


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