池田住宅建設TOP > 池田住宅建設スタッフのブログ > 〜久しぶりの感覚〜

〜久しぶりの感覚〜

池田


 2 月半ばに、岩手県一関市で損害保険の勉強会が有り、
参加してきました。

最近は、毎年どこかで自然災害が起きていますので、
損害保険、特に火災保険については、ここ数年必死になって学んでいます。

数年前までは、水漏れのお電話を頂いたら、
普通に修理の段取りをして補修工事をしていましたが、このような事故のほとんどの場合に、火災保険が使えるというのを知ってからと言うもの、猛烈に勉強しております。

と言うのも、過去の水漏れや排水の溢れ、強風でのテラス屋根の飛散等、
知らないというだけで、普通に見積りをして工事をしておりましたが、
これは本来は火災保険の補償範囲なんです。

本当は保険会社に被害を請求して、その被害補償金額で工事が出来たのに、
知らない事で、申請のアドバイスもせず、直接実費請求してしまっていたので、
とても申し訳無い気持ちです。

 今回の岩手県での火災保険勉強会は雪国ならではの災害事例が多く、
私達の地域で活用出来そうなノウハウではありませんでしたが、
最近は全国どこでも想像していない自然災害が起こるので、
近い将来関西でも豪雪災害が起きるかもしれませんね? そこまでは無いかな・・・。(笑)

研修は朝9:00 から座学が始まり、外での研修が続き、終わったのがなんと20:30。
「なんと厳しい研修なんだ〜。」とさすがに疲れ切って、一関駅前のビジネスホテルに入り、22:00 には熟睡しておりました。

すると・・・ 
《ギュイ!ギュイ!ギュイ!地震です。》《ギュイ!ギュイ!ギュイ!地震です。》

けたたましく鳴り響く携帯電話、疲れ切って寝ていましたが、
携帯電話の警告音よりも激しい揺れで、一瞬で正気に戻りましたが、
ビジネスホテルの最上階に宿泊しているので、揺れるのなんのって・・・。

ただ、阪神大震災の時にように、下からの突き上げは全く無く、
ただ左右に大きく長く揺れ続く状態だったので、怖いながらも精神的余裕は有りました。

「そろそろ納まるかな〜」と思っていた時に、ホテルの全館停電が発生。
非常灯に切り替わった頃には、地震の揺れも治まって行きました。
「あ〜終わったわ、久しぶりに怖かったな〜。」なんて考えてる時に、今度は・・・

 「火災が発生しました、火災が発生しました。緊急避難行動を取って下さい。」
 「火災が発生しました、火災が発生しました。緊急避難行動を取って下さい。」

今度はホテルの火災警報器とアナウンスが流れて、ここで頭がパニックになりました。

 『私は11 階建てのホテルの11 階にいます。そして浴衣で寝ています。
  更に非常用階段は外部階段です。更に更に、
  外部の非常用階段は1 月の大雪で未だ雪が積もっています。

  更に、私は昨年末に右肩の手術をしたので、
  未だに右肩が不自由で着替えに時間が掛かります。』

肩の激痛に耐えて浴衣を脱ぎ、シャツを着、ズボンをはき、
ダウンを片手に廊下に出ようとした瞬間、
 
「〇〇〇ホテルです。先ほどの火災警報は地震による誤作動です。
申し訳ございませんでした。」

アナウンスが流れて、一気に緊張感が切れました。【ガクッ!】 
今回は本気で(死)が頭をよぎりましたよ。

11 階の最上階で火事なら、助からないでしょう。
翌日、自宅に帰るための苦労話は、また別の機会に。(笑)

池田

池田住宅建設TOP > 池田住宅建設スタッフのブログ > 〜久しぶりの感覚〜