池田住宅建設TOP > 池田住宅建設スタッフのブログ > 「ゲームの概念が変わってる!?!」

「ゲームの概念が変わってる!?!」

こんにちは、設計の池田郁夫です。
肌寒い春もあっ!!という間に過ぎ、暖かな日が続くようになりましたね。

畑作業も長袖だと汗ばむので、半袖でやる程になりました。
今年は新たな相棒(クボタの耕運機)を導入したので、
畑の植え付けは随分と楽をさせてもらいました。

これまで耕運機5割・クワ5割程の作業割合だったのが、
最新の耕運機だと色々な事が出来て、耕運機9割・クワ1割の作業割合になりました。

毎年、この時期は必死にクワを振り回し、腕や腰を酷使していたので、
導入して本当に良かったなと・・・
小回りも利きますし、いや〜最新の耕運機はすごいです。

 さて、先月は過去にマンションリノベーション工事をさせてもらったお住まいにて、
子ども室の確保のため、間仕切り壁とエアコンの新設工事をさせて頂きました。

これまでは家具や引戸で空間をやんわりと間仕切った状態の子どもの空間でしたが、
“出来るだけしっかりとした子ども部屋にしたい”、とのご要望をお持ちでした。

もう少し詳細をヒアリングしたところ、
“お子さんのゲームの音が就寝時に気になって、眠り難い”
というのがリフォームの一番の理由だそう。

“ゲームの音”の防音がポイントになるんですが、
お打合せを進めても、なかなか話が噛み合わない・・・

「音量を下げるか、ヘッドホン装着してもらうのは?」とか、
「カチャカチャとした音が出難いコントローラー使ったり・・・」とか、色々と聞きましたが、
この発想が”現代のゲーム事情をしらない人間の発想”だという事を痛感します。

何よりも悩んでいたのは、“ゲームしている時の会話の声”なのでした。

オンラインが当たり前になった現代では、
インカム装着して、友達がお家に集まるのではなく、
ゲーム上(インターネット上)で集まるわけです。

で、インカムで自分の耳は塞がっているし、
気の合う仲間との会話なので、そりゃあ声も大きくなっていくわけです。(汗)

な〜る〜ほ〜ど〜と思い、いつもの寸三(35mm角の木材)に
石膏ボードを張るマンション仕様の間仕切り壁ではなく、寸三+胴縁にグラスウールを充填、
その上に遮音ボードを張った間仕切り壁をご提案しました。

210425-01.jpg210425-02.jpg

建具も隙間が多くなり易い(音が通り易い)引き戸を開き戸にリメイクし、
戸当り部と床との取り合いには、気密パッキンを貼る事で防音性能を
向上するようにしてみました。

お陰さまでリフォーム工事は無事に終えましたがその後の暮らしぶりはいかほどでしょうか。
同じ名称の物でも自分の世代とは、やり方や捉え方が異なって来ているんですねぇ・・・ 

自分の感覚を信じ過ぎず、ちょっとしたリフォームでもしっかりと聞き取りをする事が
大事だなと感じた現場でした。

池田住宅建設TOP > 池田住宅建設スタッフのブログ > 「ゲームの概念が変わってる!?!」