秋の気配？？？

横山

　７月最後のお稽古では“滝”一文字だった、お茶の先生宅の掛軸、
お盆が終わり“掬水月在手”（水をすくえば、月が手の中にある）
に・・・　秋の先取りです。

24節気の“立秋”は、それを更に３つに分けた72候で“涼風至（すずかぜいたる）”で、
ふっと涼しい風が吹き始め、“寒蝉鳴（ひぐらしなく）”で、夕方などにカナカナと鳴き始め、
“蒙霧升降（ふかききりまとう）”・・・　と立秋と言えども、
まだまだ暑い中にふとした涼しさが・・・のはずが、今年は立秋の８月７日頃こそ、
とても暑かったんですが、その後、秋雨（？！）前線の停滞で、
梅雨のような大雨の長雨が２週間も続き、かなり涼しい毎日でアイスコーヒーよりも
ホットコーヒーばかり飲んだ、何だか経験の無い夏です。

そして梅雨が明け、２４節季の“処暑”を迎えた今、「暑い！！」、熱帯夜再びです。
７月に、梅雨から夏になり暑さに慣れていた体が、２週間も涼しかったので、
再びの暑さがこたえます。

おまけにデルタ株の猛威です。毎日、毎日“病床逼迫”というニュースの中、
今まで以上にコロナに感染しないように！と強く思いますが、
私の回りでは、編み物サークルがお休みになっただけで、
他は気を付けてお稽古が続きます。

昨年の春、今年の春よりももっと強い感染力を持ったデルタ株、今まで掛からなかった
若い世代や子供まで感染し、感染者数も爆発的に増えているのに、
飲食店のアルコールだけの自粛で良いの？　と思いますが、
慣れなのか？　経済の関係か？　スーパーへ行っても人が大勢です。

私自身、お稽古は休んだ方が良いかな？　と思いながらも続けています。
やはり慣れなんでしょうね。

　５月頃からワクチン接種が始まり、高齢の方から打ち始めた時には、
ワクチンさえ打てば・・・　旅行も行ける？　１年半振りに山口の両親をたずねようか？　　等と期待が膨らんでいました。

が・・・　私も７月末にワクチン接種が終わりましたが、デルタです。
回りでもどんどん接種が進んでいますが、ワクチン接種をしていても、
デルタ株には掛かるようで・・・

“ワクチンを接種すれば、コロナには掛からない”ではなく、“掛かるけど、重症化はし難い”
と理解しなければいけないようです。

やはり、とにかく掛からないよう、旅行は我慢、外食も我慢、人ごみを避けて、
マスクを付けて、手洗い、うがい・・・という生活がまだまだ続くようです。　ふぅ～。