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30 年後のニュータウン

横山横山
 24節季の“雨水”(雪が雨に変わり、雪解けの頃) になりましたが、私の住む三田では 雪がうっすら積もっていて「車、大丈夫?」の朝でした。

うっすら位なら良いですが、
豪雪地は本当に大変な冬になりましたね。


雪かきをされているニュースを目にする回数が、今年は圧倒的に多かったように思います。
それでも、日はずいぶん長くなりましたし、
太陽が出ていると、春の気配を感じるようになって来ました。

うちの庭にも早春に必ず現れる花泥棒(鳥)が、パンジーを食べ尽くす季節が始まりました。
今頃からパンジー、姫コブシ等、つぼみが膨らみ始めたら、先っぽをかじられてしまいます。
完全に暖かくなると食べに来ないので、今は餌が無い季節なんでしょうか?

 さて、平成元年から三田のニュータウンに住み始め、今年で33年になります。
娘は幼稚園の年長さん、息子は3才になったばかりで、
それぞれ小学校と幼稚園を新しい所で・・・と夏休みに引っ越しました。

近所には、同じような年齢のお子さんも多く、集団で登園や登校をしていましたしたが、
30年以上経つと、どのお宅も一様に、子供は独立し、
リタイア世代の夫婦二人世帯がほとんどになって来ました。

そんな中、2年前に斜め向かいさんが、庭を維持するのがしんどいから・・・と
家を売りに出され、公団住宅へ引っ越されました。

お子さんのいないご夫婦なので、マンションを買って、最終的に不動産が残るよりはと、
賃貸を選ばれたんだと思います。

とても綺麗に住まれていたので、
少し手を入れて、若いご夫婦がお子さんを連れ、引っ越されて来ました。

小さな子供の声を聞くのは久し振りで、何だかホッコリしています。
「そうだよね、庭、しんどいよね〜」、とてもよく分かる選択です。

そんな時には、心が揺れます。
「うちはどうする? ほんとに、庭、しんどいよ〜!!」

我が家も、庭のしんどさや高齢者の自動車事故のニュースを見る度、
早めに駅前マンションに引っ越す?、と心がゆらゆら。

どちらかが先に逝き、1人になったら一軒家は広過ぎるよね〜。
夫はそうでも無いんですけど私が心配になって来ます。
これは自分が絶対、後に残ると思っているからかも知れません。(笑)

ですが、大阪市内のマンション住まいの孫達は、我が家が大好きで、
特に階段(マンション暮らしにとって、階段は憧れのようです。)
と庭(これもマンションには無い物です。)がお気に入りです。

以前、かき氷の大好きな孫娘に、突然
「〜ちゃん(私の事)が死んだら、かき氷の機械くれる?」と聞かれ、
笑ってしまいましたが、その時に
「良いよ。かき氷の機械も、指輪も、三田のおうちもあげるわ。」
と答えたのを覚えているらしく、「大人になったら、三田のおうちに住む!!」
と言ってるらしいです。

そんなこんなで、マンションへの引っ越しは置いといて、孫達が気持ち良く遊べるように、
家と庭のお世話をしているんですが、数日前、突然、
お隣りさんが「引っ越す事になりました。」とご挨拶に・・・。

お聞きすると、三田の駅前マンションへ移るようです。
「車の運転が・・・」という事でした。

同居されていたおばあちゃんが施設に入られ、
ご主人がリタイアされたのを機に・・・との事です。

ご長男がまだ同居されているようで、3人でのお引越しです。
治まっていたはずなのに、又、心が揺れる〜。

“終の棲家どうするねん? 問題”。高齢化が進む池田住宅、当然お客様も同じように・・・ 
したがってご相談を頂く中でも、とても皆さん悩まれる問題です。

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