〜断熱のご相談〜
今回は断熱リフォームについてです。
今年も5 月位から断熱に関するご相談が増えていたんですが、ご相談が有っても、
現実化しないのが夏の暑さ対策なんですよね。（笑）
大抵の場合、エアコンの増設、入れ替えの方向で進んでいきます。何故なんでしょうかね？
逆に10 月を過ぎると、今度は冬の寒さ対策として断熱のご相談が増えてきます。
不思議な事に、寒さ対策はご相談から見積り、そして工事へと流れるケースが多いのです。
これは単純に暑さと寒さ、どちらが不快に感じるのか？って事だと思いますが、
冬の寒さの方が耐え難いって事なんでしょうね。
ただ、最近の夏の気温って異常と思えませんか？昔はお盆を過ぎると、
プールも海水浴も誰もしなくなる程、急に涼しくなったと記憶していますが、
最近はいつまでも海水浴が出来そうな気温が続いています。
実際誰も住んでいない空家に温度センサーを取り付けて、室温の状態をモニターしてみると
真夏は毎日40℃を超えているのが確認出来ます。
こうなると室内の家電等の電気設備や家具までも劣化が進んでしまうようです。
夏の暑さと冬の寒さを考えると、人間の体感的には冬の方が辛いのですが、
家や家財については、夏の方が過酷な環境になっているような気がします。
ですが、最近は夏に室内、特に就寝時に熱中症になられる方が激増している事を考えると
夏の方が身体に与える影響は大きくなって来ていますね。
地球温暖化はまだまだ進むようなので、断熱対策を検討する場合には、
冬の快適性より夏の快適性を優先して考えるようにして下さいね。
断熱効果って、冬の方がその恩恵を受け易いのですが、冬中心に考えてしまうと
夏の室温上昇は、更にひどくなるので、とても危険と言えます。
特に関西の夏は蒸し暑いので、注意が必要です。
