池田住宅建設TOP > 池田住宅建設スタッフのブログ > 初監督

初監督

narushi.gif
池田成志

 皆さんこんにちは!池田成志です。
去年の 11 月から、新築の現場が始まっています。

そして井元さんから
「分らん事有った聞いてくれたら良いから!」と、
基礎から監督業を任されました。

この時私の心境は
「知らない事は、疑問にすらならないから、何を聞けば良いのやら・・・。」
ですが、私自身の今後に絶対に必要な経験なので、とりあえず頑張ろうと思い、
基礎屋さんに連絡。

何が必要かを聞き、必要だと言われた図面等を用意し、いざ基礎着工へ。
不安や焦燥感を抱えたまま現場へ向かい、基礎屋さんと打ち合わせをしました。

案の定、基礎屋さんの求める疑問への返答は出来ず、 溜めてしまう不満。
その不満や疑心をひしひしと感じながら、その日は何とか終える事が出来ました。

ですが一人で現場に行き、二回り程年の離れた職人さん達からの「何をしに来たんだ」と
言わんばかりの視線は、私にとってストレスが溜まる事でしかなかったです。
その気持ちも理解出来るから余計にでしょうか?
 
職人の方は仕事をしに来てくれているのに、来ている現場監督が何も分らず、
電話で確認を取り伝えるという伝言ゲーム状態・・・ そりゃ腹も立ちますでしょう。

ですが今回仕事を頼んだ基礎屋さんは、長年池田住宅との関係を続けてくれており、
親身になってくれる良い業者さんです。私から聞いた内容が本当に良かったのか?
井元さんに確認を取ってくれていたみたいです。

私には基礎屋さんとの信頼関係が無かったので、不安だったんだと思います。
なので井元さんが基礎屋さんへ、基礎屋さんが私へ、私が井元さんへ、
私から再度基礎屋さんへ みたいな連絡の順番になっていたと思います。

とてもご迷惑をお掛けしたと思います。ですが、事前に井元さんが基礎屋さんに 
「今回は成志に任せるねんけど、まだよく分かってないから、
 申し訳無いけど面倒見てあげて。」と連絡していてくれたそうです。

今回、私的に井元さんにお門違いな不満をもってしまって、何か聞くのをとまどってしまい、
私が本来、井元さんに聞くべき内容を基礎屋さんに電話して聞いていました。

井元さんが事前に連絡していてくれたお陰か、基礎屋さんも
「現場では仕事を進めるので急いでるから雑な態度になるけど、
 時間が有る夜とかなら・・・。」 と電話で基礎工事の内容を親身に教えて頂きました。

基礎工事最終の方では、基礎屋さんともだいぶ打ち解け、私が今回初めて基礎工事を
最初から最後まで見た事を伝えると「さすがにそれは可哀想やわ!」と私の不満に
同情してくれたようでした。

私にとってこの現場の基礎工事は本当に不安・不満等が多々有り、
その気持ちをを理解した上でのご指導ご佃撻。思わず涙が出そうになりました。

基礎工事を無事に終えた頃、
私の段取りに追われる日々も落ち着きを見せた頃にふと振り返りました。

自分の今までの仕事に対する姿勢が良く無かったのではないか? 
もっと上手く動けたのではないか?
 と色々考え、自分が抱いていた不満は恥ずべき事だったなと思い至りました。

すべての内容を影から支えてくれたお陰で無事工事を終える事ができたのだと痛感し、
これからの私はまず自分がもっと頑張らなければという気持ちでいっぱいです。

池田住宅建設TOP > 池田住宅建設スタッフのブログ > 初監督