塗装工事
先月号で、塗装工事における高圧洗浄の
大切さ・大変さ？について書かせて頂きましたが、
引き続き塗装工事について少し。
先日・・・
知り合い 「相見積もりして、A社とB社で迷ってて・・・
A社はフッ素塗料で提案、B社はシリコン塗料なんだけど、
どっちが良いかな？」
事前に当社で工事可能か？ 急ぎで！という事で依頼が有ったのですが、
年内は予定がいっぱいで、残念ながら他社で・・・という話になってました。
井元 「見積もりの明細、メールもらえる？」
確認すると、A社・B社共、こんな感じ・・・
１足場工事 一式 ○○円
２外壁塗装 ○�屐 �○円（フッ素またはシリコン塗料 商品名）
３その他、備品 一式 ○○円
４諸経費 一式 ○○円 見積もりに“塗装工事の仕様書”が有りませんでした。
井元 「塗装工事の仕様書が無いので、判断が・・・ 上塗りの商品名しか無いので、
下塗りと上塗りの回数も分からないし、屋根は塗らない？
あとコーキング打ち替えは？」
知り合い 「確かに、そう言われたら、下塗り内容分からないね・・・
屋根もコーキングも必要？」
井元 「そうだね。サイディングでコーキング切れてるし、
屋根もスレートだから、絶対かな・・・
いくら上塗りの性能を上げても、下塗りをしっかりしないとだし・・・。」
知り合い 「そのへん、聞いてみるね。」
その後、話を聞くと、“追加工事”？で対応可能との事でした。
このパターン、ほんとによく聞きますね。おそらく、最初の見積もり提案を安く見せるため？
コーキングが切れてる状態で、塗装だけは有り得ないだろうし、屋根も・・・
業者探し含め、色々アドバイスさせて頂きました。
塗装の見積もりは、通常、こんな感じになります。
〇現況の状態を現場調査・採寸→仕様書作成→見積もり提出
〇塗装仕様書
例えば ある外壁（屋根や、その他、部位毎に作成します。）
１高圧洗浄機での水洗い及びケレン作業
２下塗り 水性カチオンエポキシ複合形下塗り材 （日本ペイント 水性カチオンシーラー）
３上塗り １回目 1液水性反応硬化形 セラミック変性シリコン系塗料
（日本ペイント 水性シリコンセラUV）
４上塗り ２回目 1液水性反応硬化形 セラミック変性シリコン系塗料
（日本ペイント 水性シリコンセラUV）
塗り回数や塗料の選択は、現況の状態で判断します。
あと、下塗りと上塗りのメーカーは同じでなければ、メーカーの性能は保証されません。
ご参考になればと思います。
