〜新しいFAX買った方が良いかな？〜
現場で使い物にならない肉体の衰えを感じて、
落ち込み気味の池田です。先日、いつものように
散歩のついでにフラフラと母が事務所にやって来ました。
母の用事は大抵「コピーして。」
「携帯がおかしいから直して。」位なんですが・・・
今回も用件は、コピーとＦＡＸだったのですが、
どうも自宅のＦＡＸの調子が悪いようです。失敗した状態を聞くと、
何と無く原因は想像出来ますが、母はFAXが古いからと思っているようです。
母「そろそろFAX買い替えようかな？ もっと良いの有るかな？」
私「それは良いけど、新しいのは今のよりもっと高機能になっているから、
更に慣れるまで大変やで。」
母「簡単なんでええねん、送れて、受け取れるだけの奴ってないの？」
私「探してみるけど、今更単機能の商品を作るかな？〜」
と新しい物に買い替えると、今より簡単にエラーも無く送信出来ると思っているようですが、
実際は高機能商品がどんどん増えているので、
超アナログの母には説明書を見るだけでも難しいでしょう。
と母と話していて、ふと気が付きました。
実は私の携帯電話は購入してから既に6年を超えています。最近はバッテリーが減るのが
かなり早くなり、1日持ちません。そして、いろんなエラーが頻発します。
新しい携帯電話に交換すれば良いのですが、交換を躊躇する原因が2つ有ります。
� ＼里鉾罎戮瞳搬單渡辰硫然覆�異常に高くなった
�◆〆�の携帯電話の設定やデータを新しい携帯電話に移動、転送させる事を
考えると途端に憂鬱になる
昔は、新しい携帯電話が届くと嬉しくて、一晩中触って楽しんでいたものですが、
知らない内に新しい物に対する拒否反応がすごくなっています、
というより苦手意識が強くなっています。これって高齢の母のFAX問題と同じじゃね。（笑）
知らない内に、私も新しい物に対する苦手意識が強くなっている事を思い知らされて
しまいました。そのせいなのか？ は分かりませんが、築古（築40年以上）の建物の改修や
リフォーム相談が来ると何と無くワクワクします。
これは単に私が昔の住宅が好きだからと思っていたのですが、今回の事で気が付きました。
好きなんじゃなく、古い構造は熟知していて、対策が立て易い、単に経験値に頼っている、
ようです。古き良き時代の建物を好んでいると言うより、単に自分の経験値で仕事が出来、
新しくややこしい事にチャレンジしなくて良いから・・・という判断のようです。
これに気が付いた時、体力低下と同じ位ショックでした。新しい物好きで、次から次へ
新しい事へのチャレンジ意欲だけは人に負けないと思っていたのに・・・。
