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白蟻被害

野球大好き・力じまんの現場監督 井元
井元
 

 去年、M様から構造補強のご依頼が有りました。
M 様 「こことここの基礎が割れてまして・・・」
井元  「ほんとですね。完全に割れてますね・・・
     仕上げの左官を撤去して、クラックがどれだけ深いか?
     後日、調査に来ますね。」

後日、調査すると、基礎2ヵ所が完全に割れてしまっていて、
出来るだけ早く工事を、という状況でした・・・。

建物の土台を支えている基礎を撤去するので、新しい基礎が出来るまで、
どう建物を支えるか?基礎と土台を緊結するので、古い土台とアンカーボルトは
撤去しないといけないし、それだけでも、なかなか大変な工事なのですが、想定外が・・・

現場から電話が有り、
大工さん 「えらい事になってます。白蟻被害がすごくて・・・」
井元   「白蟻!?」
大工さん 「かなりまずい状況です・・・。」
井元   「すぐ行くわ!」

現場で土台や梁を確認すると、かなりひどい状況でした。
他にも広がっている? もっと調べていくと・・・
柱・梁も・・・ 総長で10Mくらい・・・ 
かなり食べられていて、本来、梁を支えるはずの柱が全く支えていない状況でした。

井元   「これ、まったく柱が支えてないけど、何故、今まで、家が崩れなかった!?」
大工さん 「外壁のバラ板(左官下地用の木材)が、筋交い代わりになって繋がってたから?」
井元   「いや〜、そんなんで支えれるやろか? 大きな地震来たら・・・」

すぐにM様に、ご報告しました。

井元   「これ、全部、白蟻です・・・。」
M様   「これは、恐ろしい・・・。」
井元   「この状態で、何故、家を支えれてたのか? 不思議です・・・。」
     「すぐに、どういう補強工事が出来るか?対策を考えます。」

基礎をやり替えるだけでもなかなか難しいのに、柱や梁を交換する時に、2階をどう支える?
2階まで届く長さの鋼管サポート(基礎工事などでコンクリート型枠を支える支柱)
なんて無い?緊急対応が必要だし、方法が難しいし、すごく悩みました・・・。

次回、補強工事につづく・・・
あまりの白蟻被害に、ふと、自宅の白蟻工事をいつしたか? 調べると・・・
5年の保証期間がとっくに過ぎてました。(すぐに、業者に依頼しました。)
白蟻、恐ろし過ぎる・・・。

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