6.配筋工事・型枠工事・基礎断熱工事
写真左:配筋の様子
写真右:ベース筋間隔の検査
捨てコンの墨を基準にして「型枠」を立てて行きます。
外周部に関しては、基礎部分を断熱するために発泡ガラスでできた住宅基礎用断熱材「コリグラス」を型枠がわりに使います。
こうすることで、建物はすっぽりと断熱材に覆われることになり、断熱性能が飛躍的に向上します。
その後、基礎の骨格となる鉄筋を組み立てる「配筋作業」に入ります。
まず、外周部の立ち上がり部分から組み始め、徐々にベタ基礎ベース部分まで進めていきます。この作業にだいたい3日くらいかかります。
基礎は、コンクリートと鉄筋が組み合わされて、初めて強度を発揮します。
なぜなら、コンクリートは圧縮(押し潰そうとする力)にはとても弱いのです。それに対して鉄は引張に強い性質を持っています。
ですから、どちらもおろそかにしてはいけないのです。
配筋作業には…
・「鉄筋同士のつなぎ目の定着長さ」がとれているか
・「鉄筋同士の間隔」がとれているか
・「開口部分の補強筋」は正しく配置されているか
・「コンクリートのかぶり厚さ」はとれているか
などのチェック項目があります。
写真左:人通口の開口補強筋
写真右:配筋が終わると、中枠を立てていきます
写真:(財)住宅保証機構の検査員による「配筋検査」の様子