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〜深刻な人手不足〜

 先日古い付き合いの工務店社長から電話が有りました。

工務店社長「まいど! 池田さん、突然ですが、今月末で会社閉める事になりました。」
池田   「えらい急やな なんでなん? 仕事無いの?」
工務店社長「仕事は有るんですが、材料代が上がり過ぎたのと、
      人の確保がどうにも追いつかないし、
      コロナ融資の返済も厳し過ぎるので限界かなと・・・。」
池田   「この先どうするの? 次の仕事決まってるの? 破産宣告するの?」

工務店社長「幸いにも、実家の空き家と自宅を売却すれば、なんとか借金は消えそうやから、
      破産はしなくて済みそうやけど、今後の生活の目途は立ってないわ。
      池田さん、俺を雇ってくれる?」
池田   「同年代の工務店社長なんて、身体も動かないのに雇えないわ。(笑)」
     「近いうちに飯でも行こうか? 今後の仕事の話も有るしな。」

この工務店社長は、何とか破産という最悪のシナリオは回避出来たので、
私に連絡をくれましたが、ほとんどは、建築関連メールの“今月の倒産情報”で
知り合いの倒産を知る事になります。

そして、コロナが沈静化した辺りから、爆発的に同業者の倒産・廃業が増えています。
その理由は、資材高騰と人手不足の人件費高騰を請負金額に転嫁し切れず、
苦しくなり息詰まるようです。

知り合いの工務店社長って同年代が多く、皆60歳以上なので、次の働き先が無いはず? 
 なので、苦しい老後になってしまうんでしょうね・・・。

建築業界の人手不足は深刻で、若い職人はほとんど見掛けなくなり、
外国人労働者もかなり増えています。大手の建設会社も人手不足は同じようで、
私達のような会社にまで3次、4次、5次下請けで入ってくれと連絡が入ります。

断り難いので、断られるように利益をたっぷり乗せて見積を提出するんですが・・・ 
「この見積で良いので、すぐに現場に入ってくれませんか?」と昔なら考えられないような
返事が来るんですよね・・・。(笑) 

人手不足が、相当深刻で現場が追い込まれている証拠ですよね。
たっぷりと利益を乗せた見積でOKと言われても、3次、4次、5次下請けとなると、
資金回収が出来る可能性ってかなり低いと思いますし、
支払いも数か月は先になるのが普通なので、

忙しいので、すぐに現場は入れない事を理由に断っていますが、深刻ですよね。
建築業界全体がこんな感じの人手不足だから、私が現場に呼ばれるのも納得出来ます。

ちょっと身体を絞って、もう少し現場で動けるようにしないダメみたいです。(笑)
還暦を迎える年齢になって、再度身体を鍛える事になるとは・・・ トホホ。

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