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このサイトをご覧になっている工務店の皆さんにお願いがあります。

建築業界は今、大変な冬の時代に突入しています。
なぜなら、これから日本という国が「人口の減少」という未曾有の経験をすることにな
るからです。

厚生労働省は、2005年に人口が1万人減少したと発表しました。2007年から始まるとされていた人口減少が2年早まった形です。
また、出生率も増加の気配を見せません。

つまりどう考えてもこれから先、住宅着工数は減少するしかありません。


そんな時代の中、私たち工務店はどんな家づくりを行うべきなのでしょうか?
皆さんはどういった考えをお持ちでしょうか?


私たちは少なくとも「数を追う大量生産住宅」でないことだけは間違いない、と考えています。

なぜなら「お客さんが増えつづける事が前提」での工務店経営は絶対に成り立たなくなるはずだからです。


私達工務店が何よりも一番に考えなければいけないこと。それは、

「自分達を信じてくれたお客さまの家をどうやって守り、メンテナンスしていくか?」に尽きます。

地域に密着して仕事をしていく以上、信用は何物にも替え難い財産です。
メンテナンスの責任をしっかり果たすということは、お客さまの為だけでなく、最終的には自分たちのためである、とも言えるでしょう。


この『メンテナンスの責任』を果たしていくために、私たち工務店はまず「安定経営」を死守しなければいけません。
会社がつぶれてしまっては、家に何か起こったときに満足なフォローをすること
すらできないからです。


「お客さまの為に少しでも安い住宅を提供したい」

その気持ちはとてもよく分かります。誰だって高いより安い方がいいに決まっていますし、お客さまも少しでもコストを抑えたいと考えています。それは当然のことです。

しかし、これはあくまでメンテナンスを最低限に抑えた家を建てている上のことです。
さらに『将来のメンテナンス費用と会社の健全経営ができるだけの利益』を確保していることが最低限の条件になります。

そういった条件をクリアした上でのコストダウンであれば何も問題はありませんし、お客さまにご迷惑を掛ける心配もありません。そういった工務店さんはお客さまのためにどんどん家を建てるべきです。


問題なのは、利益を削り、素材や品質を落としてまで建てる『低価格な住宅』です。
そのために『たくさんの棟数を建てなければいけない』というジレンマに陥ってしまうことです。


『価格を下げなければ誰も家を頼んでくれない』
『他社との相見積では、利益を削ってでも安い価格を提示したい』
『1棟の利益が少ないから、たくさん建てないと会社が回らない』


これは全てを信じて家づくりを任せてくれたお客さまを裏切ることになる、誰のためにもならない家づくりではないでしょうか?
そしてこういった考え方こそが『耐震偽造問題』等を生み出す原因にも繋がっているのではないでしょうか?


・よりメンテナンスが少なく、
・安全で環境負荷の少ない素材を使った、
・より長寿命の住宅


これこそが次世代に求められる住宅であると私達は考えます。


私達が行っている
「日本の木を使った国産材の家づくり」
「外断熱工法で地中熱活用による長持ちする家づくり」

通常の家づくりに比べれば手間もコストも掛かります。
初期のコストだけで通常の住宅と比較すれば「高い」と思われるでしょう。

ですが、家の寿命を縮めてまでコストを抑えるぐらいなら建築をお断りするほう
がその方の為になる、と私達は信じて疑いません。

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