購入を決めた私達が次に直面したのが「・・・お金どうする?」(笑)
数年に渡った家探しも公団の分譲住宅に当たった事で結末を迎えたんですが、振り返ってみると、“マイホーム取得に逸る私”と“少し引き気味の夫”は、調度良い組み合わせだったかとも思います。
2人で同じように「早く買いたい」と焦っていたら、どんな物件を買っていたかと怖くなります。
もちろん、決める時は決めないといけませんが、自分達に合っているかどうかは、冷静に見極めないといけませんから・・・。
さて、購入を決めた私達が次に直面したのが、「お金どうする?」(笑)でした。
もちろん、現金で払えるわけは無いので住宅ローンを借りないといけないんですが、「どうやって借りたらいいんやろう?」というレベルでした。
今は住宅ローンの種類も多く、各銀行によっては金利にも差が有るので、借り方によって結構差が出るので、皆さん、より有利な住宅ローンを組もうと熱心に勉強されています。
でも当時は、インターネットという便利な物も無く、情報を得にくかったし、住宅ローン自体も各銀行が横並びでしたので、何処で借りても同じ時代でした。
で、私はお給料の振込みがされている近所の銀行へ、ベビーカーを押して行って、「家、買いたいので、お金貸して下さい!!」(笑)と申し出ました。
スタッフにこの話をすると「えっ…」と驚かれましたが、銀行の方も驚いただろうと思います。
若いお母さんが、つっかけ履きで、数千万の借金を申し込んだんですから・・・。
因みに、その時、我が家が借りた住宅ローンの金利は6%代。変動です。(変動も固定も知らなかったんですが・・・)低金利に慣れた今では考えられない数字です。
初めての事だらけで戸惑いの連続でしたが、ようやく契約・決済を済ませ“念願のマイホーム”を手に入れました。
娘の幼稚園が夏休みに入るのを待って、喜び勇んで引越しをしました。
手伝いに来てくれた親戚と三田市街で外食をし、家族だけでニュータウンへ帰って来た時です。
「うわっ、真っ暗!!!」「なんでこんなに暗いの・・・?」
「街灯無い!!!」「えらい所に来てしもたー!!!」家探し、間違った???