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メリット通信2007年6月号

最近、リフォームのご相談をよく頂きます。

F様

最近、リフォームのご相談をよく頂きます。私達も「長持ちする家」を造りたいと思っていますので、使い捨てるのではなく、使い易くして長く住まれるのには大賛成です。
そこで、ご相談をお受けするとすぐに、現場監督と池田が建物を見せていただきます。

天井裏でのポイントは、「梁のかかり方」これは間取りの変更をする時に、架け替えたり、抜くことが出来るか等を調べます。

床下では、「シロアリに食われていないか?」「水漏れがしていないか?」「カビは発生していないか?」と重要ポイント目白押しです。

現場監督が天井裏に上ったり、床下に潜って調べ写真を撮ってご説明します。が、下の勇ましい写真、ご本人達曰く「床下点検隊」施主さん自ら床下に潜られたのです。マニアックなお客さんが多い池田住宅でも、初めての事でお申し出には正直、ビックリしました。(笑)

でも、ご両親から譲られた家で、ご自身も育たれた家なので、F様がとても愛着を持っていらっしゃるのは、お話をしてもすぐに分かり、ご案内する事にしました。

只、その日1回目は調査のため、2回目は施主さんをご案内してと2回床下に潜った監督の軒の感想は「頭、クラクラする〜」でした。このお申し出が増えたらどうしよう・・・。

床下点検隊

(横山)



池田

リフォーム?改築?再生住宅?

皆さんこんにちは!池田です。
一年で一番気持ちの良い季節となりました。

さすがに寒い時期に多かった 『外断熱』 とか 『地熱住宅』『蓄熱暖房』 がらみのご相談はバッタリとなくなってしまいました・・・・・(苦笑)

変わってこの時期一番多いお問い合わせの内容は 『リフォーム』 です。
但し、リフォームと言うには少し規模が大きくなる事が多いです。
どちらかと言うと 『改築』 や『再生住宅』 って感じでしょうか? 

でもいきなり 『大規模リフォーム』 や『改築』「再生住宅』 等のお話になる事はありません。

そもそも “ リフォームのきっかけ” って何でしょうか?

・お風呂のタイルがあちこち割れている
・給湯器が壊れた
・雨漏りがしている
・ベランダの防水がそろそろ
・屋根の色が・・・・
・壁もあちこち割れてきて・・・

などと様々ですが、その殆どが部分的な問題への解決でしかありません。

ところが実際のお打ち合わせがはじまり、お客様の要望を聞いていると構造的に不安定になるような内容を希望されるケースがとても多い!

一番多い例は1階のリビングとダイニング又はダイニングと和室の壁を撤去して広いLDKにして欲しい!と言う要望です。

こうなると床下チェック・屋根裏チェックなどと構造部分をかなり詳しくチェックする必要があるのですが、自分で建てた建物じゃないので、すべてをチェックする事も出来ず結構ストレスがたまってしまう。

それでも、『出来ません』と言うのが悔しい見栄っ張りな私は、その手段を必死になって考えてしまいます。

その為ご提案に多くの時間がかかり、やっと方法を見つけてご提案する頃にはお客様の気持ちが変わっていることが多く、あっさりと・・・

お客様『池田さん、そんなに大変ならいっそ建替えしようかしら?
私  『え〜っ!本当ですか?(折角頑張って考えたのに〜とは言えないのがつらい!)

そうなんです。リフォームは余程、簡単な工事以外は全て新築工事より技術が必要です。
特に、構造的に補強をしなければいけないような場合は大変です。
大事な事ですから、お忘れにならないでくださいね!

池田



特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

外断熱(外張り断熱)の仕上げ方?


外断熱 外張り断熱

今回は外断熱工事の外壁下地について書きたいと思います。
外断熱(外張り断熱)とは、家の構造材(柱や、梁など)の外側に断熱材を張って家を断熱するやり方です。

外側に断熱材を張って『外壁仕上げ材をどうして工事するの?』と思いませんか?僕が初めてこの工法を聞いた時そう思いました。

この外断熱は、屋根・壁・基礎の外周部をすべて断熱材ですっぽり覆ってしまいますので、発砲スチロールのようなやわらかい、断熱材が外壁面に張り付いている状態です。

もちろん断熱材自体に釘やビスを取付ける事は出来ませんので、断熱材の上に外壁材を取り付ける下地を、もう一度作ります。

外壁下地材を、外断熱用のビスを使って断熱材越しに柱・間柱に取付けていきます。(《図1》断熱材用のビスは、通常の1.5倍位太いです)。

外壁の仕上げ材の重量によって、ビスの間隔や断熱材の施工方法が変わっていきますので、外壁仕上げ材の重量にあったビスの長さや、ビスの間隔を間違えると外壁がずり下がってきてしまうので間隔の確認がとても重要です。

屋根部分も同じように、断熱材の上にさらに下地を作る施工をします。内断熱工法の、柱と柱の間に断熱材を入れ、その柱に直に外壁材のビスを止めるのと比べると、断熱材の上に下地を作り、仕上げ材を取付けるという手間のかかる施工法です。

でも、今考えられる断熱工法では、外断熱(外張り断熱)が良いと思い、池田住宅では新築住宅のすべての物件で外断熱(外張り断熱)を採用しています。

外断熱(外張り断熱)



設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―イヤホン買いました。―

通勤中のバスで音楽を聴くことがあります。
ただ音漏れがすごく気になっていて、なにか良いものはないものかと・・・

イヤホン売場をひと周り。いくつか目ぼしい商品を見つけました。
白いこれか?黒っぽいあれにするか?
ただ肝心の再生機器がありません。
やはり店員さんに聞かないと試聴はできないのかと、店内を見渡しても近くにいる店員さんはすべて接客中のよう。
こちらに向かって歩いてくる店員さんも、別のお客さんを案内しているようです。
しつこく声をかけられるのも困りますが、これはこれで困ります。

そうこうするうち、すぐ側に若者が立ちました。
質感やコードの長さを確かめたり、(長すぎるとポケットから取り出してもコードが絡まっていて、 それを解く内に目的の駅に到着、ということもあります。)かなり時間をかけて丹念に確認しています。

次に実際に装着しました。
(そうそう自分の耳の径の大小って自分ではよくわかりません。)

で、そのまましゃがみこんでリュックサックを探っています。
(右耳だけイヤホンを嵌めた状態。)なんか怪しい。

中からは携帯電話が出てきました。
おもむろに展示されたイヤホンを携帯電話のジャックに差込み、画面を見ながら操作しています。ここまで来てやっと解かりました。

棚に並んだ視聴用のイヤホンは、お客さんの手持のプレイヤー(iPodとか携帯電話とか)に自分で繋いでそこに収録された曲を聴くためのもの。

たしかに普段使っている機器で、聴き慣れた曲を、試聴しないとイヤホン自体の比較にはなりません。
良いイヤホンを買ったからといって、使う機器や曲が変わるわけはないですし。

池田住宅でもお客さんが枕持参で、一泊お泊りツアーなんかがあれば、より地熱住宅を体感して頂けるのかなあと思いました。



藤田藤田

社会人の心得

先日、大学の友人達と梅田で飲みました。電車に乗って行ったのですが、大学に通っていた時のことを思い出しました。池田住宅へは原付で通勤しているし、出かける時は車で移動したりするので、久しぶりの電車になんだかすこし懐かしい気持ちになりました。

大学生で初めて電車通学をしだして、最初はウッキウキしているし桜も満開で綺麗だなと呑気に思っていただけなのですが、通勤ラッシュに巻き込まれる日は地獄だと感じるようになりました。毎日あれに巻き込まれて電車に乗っている人はすごいなぁと感心します。池田住宅で働いていなかったら、きっと私も毎日地獄へと足を踏み入れているはずです。

授業が1限目からでない時は少しゆったり出来るので、電車内では読書をしたりしていました。乗車時間約45分の間に2〜3回乗り換えをするのですが、電車の中で読む小説は自分の世界に入ってしまうため、乗り換えるはずの駅を通り過ぎたことが何度かあります。

(本の読み始めは先が気になるので早く次のページに進みたい!と思うのですが、終わりそうになると終わるのが嫌で前のページに戻って読み直したりします。そんなアホなことを繰り返しているうちに駅が通りすぎていくのです。)

今では、電車に乗ることがないので本を読むことが減ってしまい、今考えるとあの電車に乗っているめんどくさいと思っていた時間も貴重だったのだなと感じます。

そんな思い出に浸っているうちに梅田到着。2ヶ月ぶりに再会して、話題は仕事の話になります。「新入社員が結構多くて研修も学校みたいで楽しかった」という子や、建築関係の会社に入社して、「仕事は楽しいけれど会社の雰囲気が合っていなくて同期とも話が合わない」という話を聞きました。

また、90%デニムしか穿かなかった私がジーパンではなかったので、なんか大人になったように見えると言われ、このあいだまでみんなできゃっきゃして、授業が終わり時間が有ればひたすらしょーもない話をしていた私たちがそんな話をするなんて、みんな社会人になったんだと思いました。

ところが、社会人になったと実感が湧いてきたというのにやっぱり人間そんなすぐに変われるものでは無いのだという事を思い知らされるできごとがありました。

このあいだ1人で法務局に行ったときの話なのですが、頼まれた物はしっかりゲット出来たものの、うっかり自分の携帯をその場に放置してきてしまいました・・・。

携帯を置き去りにするという行為は本当に数え切れないくらい繰り返しています。その度にきちんと私の手元に戻って来るなんて、私の携帯を見つけてくれる人はきっと良い人ばかりなのだと思います。そしていつも感謝するのです。

しかしそんな良い人ばかりを頼ってもいられません。自分の携帯なら失くしてもまだなんとかなりますが、もしこれが仕事上大切なものだったらと考えると・・・恐怖です。

絶対にそんな失敗はしないようにきっちりと確認を怠らないように心がけていこうと思います。


横山横山

私の終の棲家(ついのすみか)論 その9

前回、時代や思い出を共有できる友人を順に失った義母がとても寂しそうだったと書きました。
時代を共有するということは、「同じ言葉が話せる」ということじゃないかと最近よく思います。

うちの事務所では私が最年長で40代後半。先月入社した藤田さんは私の娘と1才違いです。藤田さんまでいかなくても、他のスタッフも30代前半が多く、私が何気なく発する単語に彼らの顔が「???」となることはよくあります。

もちろん彼らの発する単語に私が「???」となることも多々あります。ジェネレーションギャップです。会話って、テンポ良くキャッチボール出来ると弾みますが、そこで、お互いに言葉の説明をしていると何を話したかったのか忘れてしまいますよね。

事務所内では、建築に関する共通語がありますから特に問題はありませんが、他愛ない話をするプライベートな時間では、「言葉が通じる」はとても大きく、家に帰って夫や友人と話すと、やはりホッとします。

長くなった老後を豊かに暮らすためには、そんな言葉の通じる友人がいる事はとても大事なようで、それが近くにいてくれればもっとうれしいです。それを考えると地域との関わりは大きなポイントになりそうです。

ご近所に住むリタイア世代の方々も、活き活きしてらっしゃる方ほど、ボランティアやサークル活動などに積極的に関わっていらっしゃるように見えます。でも私、結構これが苦手なんです

子育て中は子供を通してのつながりが有りました。でもそれを卒業して働いている今は、世の中のお父さん方と一緒で会社と家の往復ばかり、休みの日もたまった家事を片付けたり、遊びに出かけてしまい、ご近所の方と触れ合う機会がありません

いえ、むしろ時間が無いのを言い訳に、面倒と避けているところが有ります。でもこのままでは、仕事を辞めて地域へ戻った時、話をする人がいなくなってしまいそうです

この文章を書くようになって、周りのリタイア世代の方、もっと上の方など人生の先輩を注意深く観察させていただくようになりました。

今、お打合せをしているSさんは私の母親世代。とても活動的で、いろんな所にどんどん出かけていらっしゃるようですし、いつも綺麗におしゃれを楽しんでいらっしゃいます。とてもステキな方です。

このSさんにお会いすると、若い私の方が元気を頂いてしまいます。面倒臭がりな私など、とてもあんな年の重ね方は出来そうにありません。まずは、“脱”ものぐさで、少し面倒な事と向き合おうと思ったりしています。

(つづく)



野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

「決行・・・?中止・・・?」

僕は大の野球好きです。見るのも、するのも大好きです。
プロ野球シーズンになると、仕事から帰って着替えるよりも先にテレビのリモコンを探します。
地上波、CATV、BSと、あらゆるチャンネルをチェックします。

1試合に限らず他の試合も気になりますので、あっちを見、こっちを見と大忙しです。
妻からは、野球バカと言われています・・・。

と、それはさておき、先日こんな事がありました。
尼崎市の草野球連盟に入っているのですが、その日は、朝7時から試合開始でした。
が、あいにく、前日にかなりの大雨が降り、当日も小雨が降っている状態です。

1時間前集合なので、大阪や京都から来る人は5時過ぎには出発しなければいけません。5時前に「今日は中止ですよね?」と第1報のメールが来ました。続々と中止の確認の連絡が来ます。

でも、この野球協会、スケジュールの都合なのか、どしゃぶりの雨の中で決行したり、グランドが少しぬかるんでいる状態位でも中止にしたりと、今一、判断基準が分からないんです。

なのでいつも、グランドに行ってみないと判りません。で、仕方なしに(?)全員集合しました。
が、案の定(?)中止でした・・・。みんなからは、大ブーイングでした・・・。
僕も前日、寝るのが遅かったので「もう少しゆっくり寝れたのになぁ〜」と、ガックリです。

でも、「協会の人も、判断が難しいんだろうなぁ〜。天気予報や、グランド状態、スケジュール調整など、様々な事を基準に判断しなければならないんだろうなぁ〜。」と。

そのとき、ふと、「自分の仕事でも同じだなぁ〜。」と思いました。「天気の判断」というのはホント難しいんです。

基礎工事の生コン打設や、棟上げの時は特にそうです。生コンが雨で薄まったり、構造材を濡らしたり、というような事はしたくないですし、作業環境が悪くなるとミスに繋がりますから、雨模様だと工事を中止にします。
ですが、中止になると後の工程に影響が出て来ますから、出来る事なら工程表通りが理想です

なので、この時期は、毎日天気予報と「にらめっこ」です。
雨予報なので工事を中止にしたら、全然、雨が降らなかったり、降水確率0%なので工事を決行したら、夕立が降ったりと、ホント、難しいです。

ですが、家造りの中で最も重要な工事ですから、慎重に判断しなければと思っています。
もうすぐ、一番たいへんな季節、「梅雨」がやってくる予定です・・・。


気になる商品のご紹介

inno inno

テレビを見ていると、新商品って次から次に出てきますね。建設の資材や設備などでも、それは同じです。商品が多すぎてついて行けず、お客様から教えていただく事も多々有り、勉強不足を痛感です。
そんな私が最近気になっている商品をご紹介します。


inno inno(イーノイーノ)

◎1つ目は、レンジフードの大手富士工業が新しく出した、食卓テーブルの上のファン(換気扇)“inno inno”(イーノイーノ)。
テーブルの上で、ホットプレート調理やお鍋をすると煙と臭いで、すごいことになりますよね。喫煙をされる方がいると、壁紙の汚れも気になります。そんな時に、強い味方になってくれそうです。照明器具も一緒にデザインされていて、見た目もとてもおしゃれです。
値段が高いのが気になりますが、我が家にもぜひ欲しいなと思っています。
http://www.innoinno.jp/index.html
神戸のHDCにショールームがあります。


National シーリングファンSP7060

◎次は、薄型のシーリングファンで、昨年夏からうちの事務所で動いています。吹き抜けには、熱効率を考えてシーリングファンをお薦めしますが普通の天井高(事務所は250cm)でも、その効果を実感でき、冷房時も暖房時も空気が動いているのを感じます。薄型で、羽も小振りなので、見た目は決して格好良くありませんが、圧迫感が無いところが気に入っています。
National シーリングファンSP7060
http://national.jp/index2.html


National“アラウーノ”

◎最後は、まだ実物を見た事が無いんですが、高いのにすごく売れてるらしい、National の“アラウーノ”「トイレがトイレをアラウーノ」ってコマーシャルを見られた事があるんじゃないでしょうか?
流すとあらかじめ本体にセットした食器用洗剤が水と共に流れトイレ内部を洗ってくれるらしく、お掃除はふちの部分を拭くだけで良いらしいです。主婦にとってはうれしい商品です。
http://national.jp/sumai/toilet/alauno/index.html
ナショナルセンター大阪に行くと実際に使用して確かめられるそうです。近いうちに試してこようと思っています。

(横山)


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