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普通と思っていたことが、少し視点を変えると改めて好きと思ったり幸せと思えるという事でしょうか

数回に渡って、私がリタイア後にイキイキ暮らすために、取り組みたいと思っている事を書きました。さて、じゃあ、何処でそれをするのか?

以前も書きましたが、私はずっと都会志向でした。子供を育てるのに適していると思って移った三田ですが、年を取ったら大阪や神戸等、都会の駅前マンションで暮らしたいと憧れていました。

理由は、ズバリ利便性です。公共交通機関が充実しているので、展覧会やコンサートにも出かけ易いし、料理もお酒も美味しいお店が沢山あって、都会はなんとも魅力的です。

2年前、その疑似体験をする機会がありました。梅田のホテルの 32 階に泊まったんですが、最初はネオンが瞬く夜景が綺麗でうっとりしていました。でも1時間もすると段々、動きが止まって単調に見えてきました。それに音がしないんです。時折、聞こえる救急車のサイレン以外は…

密閉されたホテルですから、バルコニー等があって、空気を感じられるマンションとは違っているとは思いますが…。(高所恐怖症としては、それはそれで又怖いですが…)

鶯の鳴き声に春を感じたり、月を見上げながらお酒を飲んだり、寒くても庭で星座を探したりと、生活の中で季節を感じられる、今住んでいる三田の環境が好きなんだと、その時気付きました。

それ以来、私の都会熱は少し冷めました。当分は、今のまま暮らしていきたいなと思っています。

でも、この選択は大抵の人が思われる、“長年暮らした環境が一番落ち着いて好き!!”という事かなと思ったりします。私が三田で落ち着くように、大阪や神戸の市街地が住み慣れて落ち着くという方も、逆に不便でももっと田舎な方が良いという方もいらっしゃるんでしょう。

青い鳥ではありませんが、普通と思っていたことが、少し視点を変えると改めて好きと思ったり幸せと思えるという事でしょうか。

でも、もちろん不安要素もあります。「近くて遠いは田舎の道」は本当だと三田に来てから知りました。渋滞が無いのでスイスイと車で出かけますが、距離にしたら結構あることが多く、車の運転に自信が無くなったらどうしよう。

あんなに車の運転が好きだった父(74才)も、最近は運転が怖いとよく言い、なるべく乗らないようにしているようです。日常の買い物や病院など色々困ることが有ると思います。

ですから、“ずっとここで暮らす”ではなく“今の生活を楽しめる間はここで暮らす”“困ることが出てきたらその時に考えよう”今はそんな風に思っています。

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