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メリット通信2007年11月号

土佐の山を見るバスツアー 2007年11月21日(水)〜22日

土佐の山を見るバスツアー 

土佐の山を見るバスツアー 

こんにちは、藤田です。
いよいよ迫ってきました。池田住宅最大のイベント!『土佐の山を見るバスツアー』


土佐の山を見るバスツアー

平日なので残念ながら日曜市には行けませんが、その代わりに仁淀川流域の間伐で伐採現場を見学していただいたり、「池川林材」では伐採された丸太を製材しているところや、「佐川プレカット」では大工さんの手加工によるプレカットの技術を見学していただくだけでなく、佐川木材団地内にあるバイオマス発電の工場も見ていただきたいと思います。

普段は見ることが出来ない姿を見ていただけるので、見ごたえは充分なはず!!


お楽しみは、司牡丹酒ギャラリー「ほてい」と、大正軒の「うなぎ」!
そして仁淀川に臨む中津渓谷「ゆの森」の温泉♪今の時期だと仁淀川で土佐ならではの紅葉も見られるんじゃないでしょうか?

土佐の山を見るバスツアー

定員までまだ若干の余裕がございます。「木の家」にご興味があるにおすすめのツアーです。ご質問等ある方はお気軽にお問い合わせください。

参加費はお一人様15,000 円(食費・宿泊費込み)
お申込み締め切りは11月11日(日)

(藤田)



池田

―床暖房―

足先の冷たさから開放される暖房って、どんな方法が良いですか?

皆さんこんにちは 池田住宅建設の池田歩です。
そろそろ寒くなってきましたね。

我家ではインフルエンザの予防注射の予約を入れました。
この予約を入れるといよいよ冬って感じがします。
しかし、毎年予防注射をしてますが、その効果が切れる頃に誰かが(?)インフルエンザにかかっています…泣

寒くなりだすと、相談が多くなるのが、断熱と暖房についてです。
ついこの間まで、暑さのためのエアコン修理が一番多かったのに…。

秋と春を感じる時間がとても少なくなってきてるのでは…?
これって何かおかしくないですか?

これも【地球温暖化】の影響なんでしょうか?
そう考えると、将来はもっと過酷な気象状況になるんですかね?
なんだか怖い時代になってきたような。いや〜な気がします。

話を元に戻しますが、ご相談頂く中で、もっとも多い悩みが足先の冷たさ、下半身の冷たさ、ですが女性ばかりではなく、私の父のような年代になると男性にも寒さが堪えるようです。

足先の寒さ対策として、床暖房を望まれる方が多くなりますが、この選択は正解でしょう。
足元からの暖気が一番暖かく感じます。

通常の暖房では上昇気流・下降気流があるので暖気は上部に、冷気は足元に集まり、いつまで経っても足元の冷え込みからは開放されません。

ただ、こんなケースでも天井を向けた扇風機1台で結構、足元まで暖かくはなります。
因みに池田家は 1 年中扇風機を出しっぱなしです。
冬には暖気の攪拌が目的で購入しましたので、上部方向に何段階かに切り替えができる東芝の扇風機を使っていますが、値段の割りには使えるってのが実感です。

でも、最終的には床暖房にリフォームしても、暖房能力のある機器を追加しても、気密や断熱力をUPさせないと、その効果はあるもののランニングコストばかりが気になり、初年度の電気代を見て、「翌年は電気代が怖くて使えない」なんて事を良く聞きます。


池田



野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

「日ごろ」が大事?!

「日ごろ」が大事?!
先日、久しぶりに野球に行ってきました。
半分、監督業みたいなもので、いつもはあまり試合には出場しないのですが、人数がいなかったので出場することになりました。1年振りです。

が、これが大変でした…。

運動不足ですから、身体が全く動きません。
走れないし、エラーはするしで、散々でした。
おまけに、次の日からは極度の筋肉痛です…。

毎日、現場には出ているんですが、運動量も使う筋肉も違うみたいです。

日ごろ」から少しでもトレーニングをしていれば、こんな事は無いのでしょうが、腹筋をしてみたりしても、なかなか継続できません…。

でも、この「日ごろ」からというのが重要です。

家のメンテナンスもそうです。
日ごろ」から、まめにワックスをかけたり、換気をするように気をつけたり、お風呂のコーキングが切れてないかをチェックしたりとちょっとした心がけが「家を長持ちさせる」事につながります。

さて、先月「工事担当からのお知らせ」という案内をメリット通信に同封させていただきましたところ、多くのお客様から反響をいただきました。

その際に度々お聞きしたのが、「えっ、家のメンテナンスって10年おきにしなくちゃいけなかったんですか?」「屋根って一生モノだと思ってました…」という話です。

日経トレンディという雑誌の6月号の特集によると、新築の段階で10年後、20年後、30年後のメンテナンスの目安というものを提示しているメーカーもあるとか。

説明不足だった部分を反省し、これから、きちんとお知らせしていかなければと思っています。

それにしても試合後の身体の痛さといったらないですね…。
超暑がりの僕にとっては快適な季節がやってきました。
「日ごろ」からトレーニングできそうです…?


『施主日記』

住み替えと建替え、私は後者を選択しました。
一番の違いは、引越しを1回で済ませるか、2回しなければならないかということですが、そんな単純なことではないと今回、自分自身が体験してみて改めて実感しました。

まず引越しの時期です。今年の夏は例年以上の猛暑になりました。お盆も近づく8月9日が私達の引越日に決定。

想像しただけでうんざりでしょう?  私も思い出すだけであの疲れがよみがえりそうになります。引越の後、3日間熱が出て寝込んだぐらいですから…。

それともう一つは、仮住まいを探さなければならないという、この二重苦が待っているのです。子供の通学の問題、余計な出費の問題等々で選択の余地が徐々になくなってくるのです。それもこれも自分達が決めたのだから仕方のないことなのですが…。

引越の時期の問題は竣工の時期を限定しなければ、夏の引越は避けることができますが、それだけのことで、あとの問題はどうしようもありません。幸い、仮住まいは近所で手頃な物件がありました。

しかも、建築現場が一望できる所です。これだけは本当にラッキーでした。今までの苦労が報われたような気がします。まるで現場事務所に居るみたいで、進歩状況が手に取るようにわかります。でも、現場の軒さんはさぞかしやりにくいだろうと、少々気の毒に思いますが…。

心配していた建築確認も無事済んで、盆明けより予定どおりの着工となりました。解体工事は予想どうりでアッという間でした。最後に「ありがとう」と言って出た家があんなにあっけなくなくなるとは…。

朝仕事へ行く時にあった姿が帰ってきたらもう無残な姿になっていました。自分の建てた家ではありませんがとても悲しかったです。つぶされていく様子を見なくて良かったと思いました。

棟が上がりました

新築の工事が始まりました。ついに10月13日早朝土佐杉が、はるばる高知より到着しました。待ちきれず現場へ行ったのは言うまでもありません。案の定杉の良い香りが周囲にたちこめていて、何とも言えない様子でした。

軒さんより、10月19日上棟の予定を聞き、やっと木造住宅の本格的な工程の様相になってきました。秋にしてはこれまでずっと晴天続きで、上棟も予定どうりだと思っていましたが、なんと当日は大雨になり工事中止!

軒さんには内緒にしていましたが、私達夫婦は雨男雨女です。後から聞くと軒さんもそうだったのですが、あの雨雲は来るべくして来たんだと三人そろって妙に納得してしまいました。

翌日は、昨日の大雨が嘘のような秋晴れになり無事上棟完了!これから先、大工さんと仲良くなるのがとても楽しみです。

(つづく)



特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

真壁の家vs雨

こんにちは、現場監督の軒です。今建築中のHさんのお宅は真壁仕上げの木の家です。2階部分の梁・柱の構造材料は、全て仕上げ時に化粧材として見えてきますので、建て方(柱や梁えを組んでいく作業)に少し時間がかかります。

通常はクレーン車を使って1日で屋根の形まで組み上げるのですが(上棟です)、化粧材の柱や梁などにぶつけて傷が付くと大変なので、ぶつけないように、ぶつけないように、慎重に作業をするので、真壁仕上げの場合、大きさや、形によりますが基本的に2日間クレーン車を入れて建て方をするようにしています。

今回も、
1日目に土台引き(基礎に土台を取付ける作業)
2日目にクレーン車を入れて2階の梁まで組んで、
3日目に材料の段取りをして、
4日目にまたクレーン車を入れて上棟の予定にしていました。

2日目まで、順調に行っていましたが、緊急事態発生です。4日目の上棟予定にしていた日がまともに雨の天気に変わってしまったのです。

まずは、納入予定の材料と、棟梁以外に建て方を手伝ってもらう大工さんの日程変更です。それと構造材が全て化粧の今回の建物、雨に濡れて材料にシミがついたら大変なので雨対策です(もちろん、真壁の家以外にもちゃんと雨対策はやっています。念のため!!)。

雨対策万全?

2階の梁まで組み終わっていたので、仮設屋根を作りブルーシートで家を包み、これで雨対策万全と思っていたのですが、夜中に予想以上に雨が降っていたようで、朝には屋根部分に取付けたブルーシートに水が溜まっていました。

その水を下から棒でつつき水を排水する作業をしていきましたが、何回も下から棒で突付いていると小さな穴が開いてきて雨漏りがしてきたので、大工さん達と僕で雨が降っている中、10m角のブルーシートを仮設屋根の上にもう一枚掛けていきました。


真壁の家は雨との戦い

パンツまでビショビショになりましたが、柱や梁は何とかボトボトなるのを防ぐ事が出来ました。(山崎さん親子、ありがとう…)ほんの少し濡れましたが、(Hさん、すみません)シミにはならないと思います。

建て方の日程は、週間天気予報を、見ながら計画するのですが、今回のように急に天気予報が変わる事があるので、日数を取って建て方をする真壁の家は雨との戦いでもあるのです。



設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―ご迷惑おかけします。―

このところすごくバタバタとしています。
原因は僕にあります。というのは…

<事務所、夜、池田と大工さん、二人で打合せ中>
木場(みんな帰ったけど、打ち合わせまだ終わらんのかなぁ…・・あっ、そろそろかな…)
大工『じゃあ帰ります。お疲れさまです。木場くんもまたね。お疲れさま。』
木場『はい、お疲れ様です。』

池田『お疲れさん。木場くん、シャッターだけ降ろしといて。また降りてくるから。』
木場『あっ、はい。…』
池田『じゃあ、後はよろしく。』
木場『…』『…しゃっ、しゃ、社ちょぅ。社長!』(くしゃみ?)
池田『なんや?』
木場『…あの、すごく言いにくいんですけど…』
池田『ふん?』
木場『…すごく図々しいお願いなんですけど…・・図々しいというか、申し訳ないし、無責任過ぎるし、非常識だし、あと自分勝手だとも思うし、いくらみんなとは勤務形態が違うといっても、そんなん関係ないし、会社全体の雰囲気にも良くないだろうし、あっ、そう。そんなんやったらもうええよ、って言われてもしょうがないんですけど…』

池田『何?』
木場『…』『…うーん、・・再来週から休みたいんです。』
池田『何日や?』
木場『ちょうどバス見学会もあるし事務所が空になっちゃうんです…』
池田『それはええよ。電話は転送したらいいし。図面はどうやねん?』
木場『確認申請に必要な図面は揃えます。新しい図面が必要な打ち合わが無いから何とかなります。あとは次、着工する現場の基礎図面、施工図としてはそのくらいです。』
池田『それ、ホワイトボードに書いといて。お疲れさん。』
木場『………(お疲れさん?)…!』

無理を言って 休みをもらい、ドイツ・ベルリンに行きます。目的はベルリンフィルによる3日間の定期演奏会です。(3回とも同じ内容です。)ラトル指揮によるマーラー作曲の完成した最後の交響曲、第9番をどうしても聴いておきたいのです。

ベルリン到着の予定時刻は17時10分、開演時刻は20時。関空を出発、飛行機に揺られて(?)12時間。フランクフルトに到着。1時間後にはベルリン行きに乗り変えさらに1時間。3時間後には初日の演奏会2時間。遅延などアクシデントもそうですが、現地での一番の心配事は”睡魔”です。栄養ドリンクとチョコレートとコーヒーとでどこまで耐えられるか?あまり自信がありません。

帰りには経由地のフランクフルトで、同じくマーラーの今度は完成していない最後の交響曲、第10番を聴きます。

帰国後の心配は、元の位置に机がまだあるか?ということ。他の人が座っていませんように…
机があって他の人がいなくても、パソコンが既に無かったりとか…
もしくは、藤田さんがバリバリ図面書いていたりとか…(プレッシャーです。…誰への?)


横山横山

―無断熱住宅―

現在、奈良県香芝市のSさんと建て替えのお打合せ中です。「えっ、奈良県?!尼崎の池田住宅さんが、奈良まで行くんですか?」とビックリされるかも知れません。

Sさんはホームページを見て、来ていただいたお客さんです。池田住宅でも、ホームページからのお客さんが増え、施工エリアが広がっていきつつあります。せっかく、「池田住宅で!!」と仰ってくださるのなら、出来るだけ行かせて頂こうと思っています。

さて、築28年のSさん宅ですが、家の外も中も「建て替えなくてもいいんじゃないですか?」と言うぐらい、ご夫妻が大事にされてきたのがよく判るお宅です。

Sさんが、ご主人の定年退職を機に建て替えを決意されたのは、長年、我慢されてきた「寒さ」が、大きな原因だと仰っています。

外断熱の地熱住宅を建築予定のSさんですが、お打合せ当初からずっとおっしゃっているのが、とにかく“寒さからの開放”です。

香芝市は盆地で夏暑く、冬の冷え込みは相当厳しく、大阪市内と比べると気温が 5〜6度は低いそうです。私の住む三田市も寒いと思いますが、香芝に比べるとマシなようです。が、当初、Sさんが、あまりにも「寒い、寒い」と仰るので、「ちょっとオーバーじゃないですか?」と思っていました。(すみません S さん)

でも、お話をお聞きして納得です。
Sさんのお宅は、築28年で、断熱材が普及し始める前に建てられたもので、断熱材が入っていません

一方、私の家は築19年で、壁には内断熱の充填断熱が入っているはずですが、床下には入っていません。(壁の中は見ていませんが、床下は何度かメンテナンスをしてもらった時に見ました。)

床下からの冷え込みはきつく、冬の食事中など足を下ろしていると冷えるので、椅子の上に正座をする事がよくありますし、ストーブの前はいつも取り合いです。

私の家でもそんな風ですから、冷え込みがきつい香芝で、無断熱住宅のSさん宅は、相当、寒いに違いありません。真面目なお人柄のご主人が、「お風呂が寒くてすぐに冷めるし、風呂場でしもやけになりそうです。」と笑っておっしゃていたのは、冗談ではなさそうです。

池田住宅が現在、地熱住宅で施工しているのは、次世代省エネ基準の屋根115mm、壁50mm、基礎は60mmの断熱材で柱や梁、基礎の外側をすっぽり包んでしまいます。昨年の冬も、猪名川町白金のモデルハウスでは、暖房の効きを実感しました。

来年の春の完成を目指して、現在構造計算中の S さん宅。
Sさん、来年は暖かい家で、冬を迎えていただきますから、もう1年辛抱してくださいね。


藤田藤田

―伝説の大工―

最近、事務所内の雰囲気がおかしいと感じます。
なんでかな?と思っていたら、現場監督の軒に多くの原因があることに気が付きました。工事中のH様邸の現場が気になるのか、事務所にいることが少なくなりました。事務所にいても「う〜ん…」と頭をかかえていたり、真剣に机に向かっていたりと、みんなを笑わしてくれるいつもの明るい『軒ちゃん』ではありません!

H様邸は、国産材の真壁工法で仕上げる地熱住宅。
そのどれを取っても難しい今回の現場で、軒は『伝説の大工』を呼ぶことにしたのです。

H様邸着工前からときどき耳にしていた『伝説の大工』、私はとても気になっていました。そんなある日打ち合わせのため、大工さん親子が事務所にやってきました。

伝説の大工

そのとき私は「なんだか人の良さそうな大工さんが来たなぁ」と思っていたのですが、その大工さんが『伝説の大工』でした。

先日その『伝説の大工』の仕事を見に現場に行ってきました。『伝説の大工』は山崎さんという大工さんで、現在親子3人でH様邸を手がけてもらっています。

山崎さんはディズニーの「白雪姫と7人のこびと」にいそうな雰囲気を醸し出しています。黄色のヘルメットがお似合いです。

山崎さんの息子さんの長男さんは見た目は山崎さんに似ているかんじですが、雰囲気は職人さんオーラを出しています。一番しっかり者のようです。

次男さんはスマートな感じで山崎さんと見た目は似ていないのですが、ほんわかオーラはしっかりと引き継いでいます。天然なところも引き継いでいるようです。

次の日に上棟の予定だったのですが、天気予報はあいにくの雨。 みんなでブルーシートをかけて、なるべく材料を濡らさないように 雨対策をしていました。

雨対策

これが結構手間がかかって大変なようで、 だいたい掛けるのに2時間、外すのに1時間はかかってしまうと言っていました。

山崎さんと握手!

そんな忙しい中、山崎さんと握手して写真まで撮ってもらっちゃいました。(笑)山崎さんの手は大きくてあったかい手でした。コーヒーまでご馳走になってしまいました。


池田や軒によると、「山崎さん、仕事が丁寧で腕はすごい良いねんけど、超遅いねんなぁ…しかもめっちゃ天然やし。」とのこと。山崎さんの仕事は、超がつくほど丁寧で綺麗に仕上るそうですが、その分本当に時間がかかるんだそうです。今までお願いした現場でもなかなか仕上らず、ヤキモキしたそうです。それにその分、お金がかかってしまうんだそうです。

「藤田さん、こんなん書いたら『伝説の大工』指名のお客さんばっかりになるやん。お金と時間に糸目を付けないって言ってくれはるんやったらいいけど…。」(笑)と池田に言われました。

今回も3月末お引渡しの約束です。間に合わなければHさんにご迷惑をお掛けしてしまう…。ということで池田と軒は毎日、頭を痛めています。私も邪魔にならないよう、応援にいこう!!

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