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メリット通信2008年7月号

08/06/15(日)
「真壁でも大壁でもない、骨太住宅完成」バス見学会レポート

藤田です!こんにちは。今月は2つのイベントがありました!まずはバス見学会のイベント報告から。

西日対策がされたT様邸

今回は宝塚のT様邸と、奈良県のS様邸の完成見学会でした。
宝塚駅からは3組のお客様と、T様邸を設計した元池田住宅のスタッフで現在独立した小谷さんとその関係の方がバスに乗り込まれ、まずはT様邸の見学です。小谷さんから間取りや、日射遮蔽について軽く説明してもらい、中は自由に見学していただきました。ロフト横の機械室で地熱の配管を見ていただいたり、地熱コントローラーの説明、断熱雨戸を触って温度差を確認して頂きました。


一部真壁のS様邸

奈良ではさらに2組のお客様、施主のS様ご家族とご近所の方など総勢12名が加わり、大変な賑わいでした。
2日前のS様邸は大壁の中に一部真壁という造りです。一番の特徴はリビングにある8寸角の2本の柱。とても力強い印象です。
先月の土佐ツアーで佐川プレカットさんからプレゼントされた杉板も綺麗なテーブルに出来上がっていました♪


S様邸で地熱住宅ミニセミナー

途中からはお客様のご質問に、池田がお答えするミニセミナーになりました。地熱の仕組み、住い方、換気システム、白アリ対策など等。全てを語るには余りに短い時間だったので、皆さんの疑問解決になったかどうか、少し不安が残りますが、少しでもご理解いただけたなら幸いです。ちなみに今回のおやつは三笠山でした♪
皆さん、ご参加頂きありがとうございました。


08/06/22(日)「後悔しない、土地の決め方」セミナーレポート

皆さん、ご自分の理想により近い土地を手に入れるべく真剣に話を聞いている様子でした

本当に久しぶりの「土地セミナー」とのことです。(何せ私が来てからは初めてなので…)

11組18名様にご参加いただきました。
今回のセミナーは、現役不動産屋さんとをお招きして、不動産屋さんの間での内々の情報、一般ユーザーさんにはなかなか届かない「今」限定の情報をご提供させていただきました。
皆さん、ご自分の理想により近い土地を手に入れるべく真剣に話を聞いている様子でした。
良い土地にめぐり会えて早く家づくりが出来ると良いですね。



池田

カビと湿気

みなさんこんにちは!池田です。
今年は『空梅雨か〜』なんて思ってましたが、来ましたね〜
強烈にベタベタとした嫌な湿度との戦いが…。

この原稿を書いている今、雨が降ってますが、エアコンをドライ運転しているにも関わらず、事務所の湿度は、なんと “80%”を越えているではありませんか!

道理でベタベタするはずです。ホントに気持ち悪いですね。
この季節になると、“お風呂場のカビ”気になりませんか?
私は毎晩、一番最後にお風呂に入るのですが、カビがとても気になります。

排水溝の髪の毛とその廻りのカビと水垢、毎日見て見ぬフリをしようとするのですが、どうも気になってしまいます。

水垢って結構簡単に取れるので、ついつい掃除してしまいます。
でも、そのうち排水溝だけではなく、壁や引き戸までが気になり始め、気が付くと必死になって掃除をしている自分がいるのです。(泣)

あっという間に、1時間も風呂に入っていて、仕事の疲れを癒すつもりがグッタリしてしまい、更に疲れを倍増することが多くなる、そんな嫌なシーズンなのです。

カビと言えば、この時期には室内に入りこんだ湿気に気をつけてください!!
湿気は乾燥した空気よりも重いので、下へ下へと下がり、床下に溜まる事が多くなります。

床下の通風が非常に良い家などは大丈夫ですが、地熱住宅などの高気密住宅では、床下は建物内部と同じ仕組みなので、梅雨時期に気温が高くない(暑くない)からと言って、窓を開けた生活をしていると、大量に湿気を含んだ空気を室内に取り入れることになります。

そして、その重い空気が床下へ溜まると夏型の結露が発生します。
結露による建物の寿命低下は、冬型よりむしろ夏型に原因がある事が多いのです

皆様!!この時期の床下は特に要注意です。
床下収納庫や床下点検口を開けてカビ臭かったら、結露によるカビ増殖の可能性があります。

室内に大量の湿気を取り込まないように、雨の日は窓を開けずにエアコンのドライ運転で対応するのも大切なことです。
地熱住宅にお住まいのOB様!!そろそろドライ運転開始時期ですよ!!

えっ されてない?
ダメですよ!○○○さん!

池田



特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

−屋根の塗装工事−

こんにちは、現場監督の軒です。完成バス見学会のご報告にもある、奈良県で地熱住宅を建てさせて頂いたS様から、ご兄弟のY様宅の塗装工事をご紹介いただきました。

依頼内容は、築19年のお宅のカラーベスト屋根の塗装工事でした。でも、屋根・外壁・雨どいなど建物全部のメンテナンスとして見積りを提出させていただきました。

というのは、屋根の塗装をするには、必ず足場の設置が必要になります。足場工事は、塗装メンテナンス工事の見積り費用の中でも、結構な割合になります。

Y様のお宅は、19年間、屋根・外壁共に1度もメンテナンスをしていらっしゃらなかったので、同じ足場を立てるなら、と思ったからです。

只、これは迷うところではありました。建物チェックをしたところ、屋根は文句無く“今スグ”ですが、外壁・雨どいは、年数経過から言ってもするに越した事は無いのですが、状態は悪くなく絶対“今スグ”では無いのです。

でも、せっかく足場を立てるし…、何年後かの外壁塗装の時、足場代が又かかるし…。
塗装工事のご相談時に1番迷うところです。

私 『これが、建物全部のメンテナンスをした時で、こちらが屋根のメンテナンスの見積りです。』
Y様 『うわ〜、結構しますね。』
私 『た・た・高いですか?』
Y様 『正直、屋根のメンテナンスの見積り書の金額位で、建物全部できると思っていました。』
私 『そうですか〜』

と、このような会話がありました。

Y様は、当社の単価が高いと仰ったのではなく(私はそう信じています 苦笑)、感覚的に思っていた金額と違っていたみたいです。

屋根の塗装工事

チラシやダイレクトメールでは、問い合わせを多くする為に、金額が安く見えるように記載していますので、一般の方は、結構安価でできると思ってしまいます。

しかし実際は、建物の劣化状況・道路状況・近隣対策など、現場状況によって、金額が決まりますので思い込みは禁物です。

家は、必ずメンテナンスが必要になりますので、すぐに工事をしないにしても、1度見積もりをしてもらい、メンテナンス時に、どの位の費用必要かを把握しておき、メンテナンス計画を立てる事をお勧めします。

ご相談の結果、今回Y様のお宅は外壁の劣化状況も悪くなかったので、最初のご依頼通り、屋根の塗装工事のみをさせていただくことになりました。ありがとうございました。




野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

「本当に改正中?」

先日、新聞にこんな記事が載っていました。

雨樋・金属サイディングなどを値上げ 2008年6月19日

松下電工は9月1日出荷分から、雨樋・金属サイディングについて、価格改正(値上げ)を行う。石油化学原料の国際的な高騰が続き 〜 自助努力による吸収は限界に達したため、値上げを実施するとしている。(10〜 15%程度)

ガソリン価格の高騰、それに伴う種々の食品、日用品の値上げ情報が連日、報道されていますが、建築関係の材料も例外ではありません。

材料価格の上昇とともに住宅販売価格も値上がりするように思われますが、おそらくそうではないように思います。

去年の建築基準法改正以降、いまだに住宅着工件数が減少しているようで、周りのいろんな職人さんから、「仕事の依頼が極端に少ない。今までにこんな事は無かったんだけれど…。」と聞きます。

なので、少々条件が悪い(手間代が低い)仕事でもやらざるを得ないんだとか。

材料費が上がっても、手間代が下がり、最終的に販売価格は同じ(?)、施工品質の低下に繋がるんじゃないかと…。

また、こんな話を大工さんから聞きました。
「この前、知り合いの大工さんの応援で仕事してきたんですけど、基礎の高さが2センチも違うんです。基礎パッキン(土台の下に敷く、換気用の部材)が2枚も入るとこと、1枚のとこが有るんです。ホールダウン金物(土台や柱を接続する補強金物)の位置が50センチもずれているんです。」

通常、施工誤差の許容範囲として数ミリずれることはあっても、数センチもなんて…。
有り得ないような話が、本当に有るんですね。完全な欠陥住宅です。
それでも、仕事を選べないなんて…。

本当に「改正中?」と疑問は尽きませんが、建築業界が少しづつでも良くなればと願っています。


設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―本屋。―

それが主たる目的でないときにも、大阪で用事がある時や、梅田を経由する場合も、必ずと言ってよいほど、何処かの本屋さんを覗きます。

あっ、W全集が全巻並んでます。
こないだまで、長いこと歯抜けになってたのに。
外箱が新しいのになってます、オレンジに色褪せてたのが。
きっと、あの文学賞、A賞を獲ったKさんが、推薦してたから、そっからの流れではなかろうか?
えーと、これもあるうちに揃えとかな、気付いたらない、ってことになったら、また大慌てで走りまわる羽目に、覚えとこ、まあ近いうち。

書棚や、平積みのバランスを定期的に観察してると、なかなかに興味深く、今、映画化されたもの、話題のもの、いやいや流行り廃りがなんのその、これ、騙されたと思って読んでみて、の心意気。
その袂というか枝分かれ、連想、着想。諸々ひっくるめての平積み。
インターネットで言うところのリンク集、お気に入り、です。

うち一冊をおもむろに手に取りパラパラパラ、ふーん、この人もこういうこと言ってんねや、あの人の言い方とはちょっと違うけど、似てる。
でも似てる、ってことはどこまで行っても違う、ってことの証。
あっ、この名前聞いたこと、読んだことあるなあ、またネットで調べてみよう。ってネットかいっ!との突っ込みどころ。
あー、また脇道、まわり道。

などと、ぶつぶつやってる傍に、失礼します、と店員さん。おっと、はいはい失礼。
足元の収納スペースを引き開けて、片膝着いて在庫確認しています。

えらくてこずってるみたい。なかなか見つかりません。
はっ、さてはこちらの動きを偵察に来たな?
読む本読む本先読みされてるような印象。
神経質な顔してても、考えてることなんか解ってんだぜ、と。
カメラは店員さんの顔を下からあおり、メガネキラッ、左の口角ニヤっと、ほくそ笑み。そんな映像。
きっと店員さんの術中にまんまとはまってます。

いや、プロは服屋さんでも靴屋さんでも、お客さんの顔見たら買うか買わずか読める、というからただ、はたかれてるだけかもしれません。
立ち読みをハタキでバサバサっと。


藤田藤田

―お引渡し―

先日、奈良県のS様邸の【お引渡し】に立会いました。
今回のメリット通信の1ページでも登場しているS様邸です。

初めてお引渡しに立ち会い

お引渡しに立ち会うのは今回が初めてでした。
と言っても、私は完成写真撮影係りとして行ったので、お引渡しで何か重要な役割をするという訳ではなかったでのすが…

普段のお引渡しは現場監督と、お客様係り担当の横山で行っていますが、今回は奈良県で少し遠いということと、みんなが別々で行って車がたくさんになるとご近所迷惑になるということで、できるだけ車の数を減らす作戦でした。(私も一人で奈良まで運転するのは、不安がありましたし…苦笑)

S様邸には朝から現場監督の井元がいて、最後の仕上げをしています。
午後からは、現場監督の軒と横山と私の3人がS様邸に向かいます。
つまり、池田住宅の過半数が奈良にいるということです(笑)
まずは横山がS様と最後の契約(?)。書類のやり取りです。


IHクッキングヒーター、お風呂、インターホンの使い方などもご説明

私は仕上がっている2階から写真を撮っていきます。
すると、何やらぶつぶつ話し声が聞こえてきます。誰かが電話をしているのだろうと思い、隣の部屋を見てみると、軒が一人で地熱のコントローラーの設定をしていました。どうやら私の耳に聞こえてきたのは軒の独り言のようです。「地熱住宅ではヒソヒソ話は出来ません」と、皆さんにいつも言うように、小さな独り言でもよく聞こえてきました。(もしかしたら大きな独り言だったかもしれません)

コントローラーの設定を終え、機械室に上がりS様に第1種換気のお手入れ方法と、配管のご説明をしたり、収納のハンギング棚の動かし方をご説明して調節したり、IHクッキングヒーター、お風呂、インターホンの使い方などもご説明していました。


エコ住宅 地熱住宅

もちろん全ての取扱説明書もお渡ししますが、全部合わせると、ものすごい分厚さです。辞書並になります。読むのに一苦労です。
なので、分かる範囲である程度はご説明させていただくようです。

今回ちょっと苦労したのが、電気錠です。ちょうど業者さんが来ていたので、ご説明して頂きました。みんなで「ああしてみたら?こうしてみたら?」と色々試してもらいました。

リビングには、土佐ツアーで佐川プレカットさんからプレゼントされ、S様に選んで頂いた杉板も、綺麗なテーブルに加工されて、ピッタリとS様邸の一部になっていました。


S様は「池田さんに大事に育ててもらった娘の嫁入り」と仰います。
池田や軒も「ほんま!ええ家になったわぁ」と惚れ惚れし自画自賛(?)です。
最後までバタバタと落ち着きのないお引渡しとなりましたが、Sさん、これからもよろしくお願いします☆


横山横山

中野さんの家づくり


リフト設置時の試乗。思わず皆緊張しました。

五月半ばに引っ越された中野さんから、お電話をいただきました。
もう三回、湯船に浸かったんよ。とりあえず横山さんにお知らせしようと思って…」

心配していたリフトの移動も息子さん(会社でリフトを使う仕事があるらしくとても手馴れているそうです。笑)がリモコンを操ってくれてOKとの事。

奥さんに促されて、照れ屋さんのご主人が電話口に出てくださいました。

気持ち良かったー。湯船に浸かったら、よう眠れたわ!!足も段のとこで止まるから大丈夫。ありがとう。」

先日お邪魔した折、「夕べあんまり眠れんかった。」と、疲れ気味のお顔だったので気になっていましたが、何よりです。足も浮かずに入れて良かった!!こちらこそ、ありがとうございました。

スタッフに報告すると、「良かった〜」「そんなん言ってもらったら、うれしいなぁ〜」と池田を始めみんな、ニンマリ。

「写真送りますから、使えるようでしたら使ってください。」と下の写真がメールで届きました。

「家づくりをメリット通信でご紹介させてください。」と不躾なお願いをした私達に、「車イスの人のためになるんやったら良いよ!」「何も悪い事してへんから、写真も載せてくれて良いよ。」(笑)と快く承諾してくださった中野さん。本当にありがとうございました。

初めて経験する“車イスの家づくり”に、失敗や行き届かない点もあり、ご満足いただけるかと少し不安もあります。でも、「車イスの人のために…」という中野さんのお気持ちに添えるよう、手探りで得た情報・気付き、そして未経験ゆえの失敗などをを出来るだけご紹介したいと思って家づくりをご紹介してきました。

「湯船に浸かりたい!」を実現したくても、何処から手をつければ良いのか?どんな方法があるのか?と途方にくれていた時に、兵庫県立リハビリテーションセンターでのリフトの疑似体験は私達に、(きっと中野さんご自身にも、)大きな自信を与えてくれました。


まだ少し緊張気味?「だんだん慣れるよ。」とおっしゃる中野さん。

リフト設置をしてくださった(株)ウェル・ネット研究所さんには、その後車イスや、引越し時のベッド移動などもご相談されていました。

介護保険を使ってのリフト設置には、ケアマネージャーさんやヘルパーさん達にもご協力いただきました。皆さん、本当にありがとうございました。

中野さん、奥さん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。どうぞ、ゆっくりお風呂を楽しんでくださいね!!


(おわり)


ご自分で、 耐震チェックをしてみませんか?

聖火騒動の最中、突然起きた“四川大地震”。被害も深刻ですが、人口の多さ、面積の大きさに救出・復興の難しさを感じていたのも束の間、今度は“岩手・宮城大地震”です。

被害状況をニュースで見る度に、“阪神・淡路大震災”の記憶と重なってきます。被害に遭われた方には心からのお見舞いと、一日も早く元の生活に戻れますようお祈りいたします。

只、“阪神・淡路大震災”を経験した私達でさえ、震災から13年を経て「もう無いやろ。」と何処かで高を括り始めているのも否めないのではないでしょうか?

震災直後には、耐震、耐震と騒がれましたが、最近ではおっしゃる方も減ってきました。又、昨年大騒動を巻き起こした、建築確認・構造計算に関わる建築基準法改正問題も結果的に、“2階建て住宅への構造計算の義務付け”は見送りと、拍子抜けの結果に終わりました。

ただ、震災に遭われたその家で暮らし続けているリフォームのご相談の方は、リフォームの際には耐震性を高めたいと希望される事が多いです。

13年も経ちますと、全壊の方はもちろん建て替えを済ませ、半壊など大きな被害を受けた方も必要に迫られ大掛かりな改修工事をを済ませていらっしゃると思います。

でも、「表面上は外壁のクラック(ひび割れ)や瓦が何枚か落ちた程度の被害だったけれど、あの大きな地震が、建物に何らかのダメージを与えているのではないか、もう一度大きな地震が来た時は…」と不安を持ち続けていらっしゃる方は結構いらっしゃるようです。

そこで、国土交通省住宅局が監修し、財団法人 日本建築防災協会が編集している「誰でもできるわが家の耐震診断」を使ってご自分で耐震チェックをしてみてはいかがでしょうか?
インターネットをお使いの方は下記URLからチェックしてください。

http://www.kenchiku-bosai.or.jp/wagayare/taisin_flash.html

誰でもできるわが家の耐震診断 

インターネットをお使いでない方は、小冊子にして差し上げますので、「耐震診断、下さい」と下記まで郵送・お電話・FAXでお申込みください。

インターネットをお使いでない方は、小冊子にして差し上げますので、「耐震診断、下さい」と下記まで郵送・お電話・FAXでお申込みください

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