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メリット通信2009年3月号

09/2/15(日)【地熱住宅はエコ住宅?】後編 「外断熱の地熱住宅OB様邸訪問バス見学会」レポート

こんにちは、藤田です!今回は【地熱住宅はエコ住宅?】の後編として、地熱住宅の基礎と、地熱住宅OB様邸を訪問するバス見学会でした。7組9名様にご参加頂きました。

天気予報を見ながら嫌な予感はしていました。【地熱住宅の暖かさ】を体感してもうらうイベントなのに、この日の最高気温は16℃!一年で一番寒い2月にも関わらず、なんとも陽気なお天気・・・
非常に残念ではありますが、日程を変えるわけにもいきません。ポカポカ陽気の中、全員バスに乗り込んで出発!!今回の集合は大阪駅とさせて頂きました。

地熱住宅 基礎見学まず1件目は、奈良市のA様邸です。工事が順調に進んでいれば、上棟直後の構造をご覧いただけたのですが、残念ながら、雨の影響で基礎の見学となりました。
ここでは、主に池田住宅の出来る限りの【白アリ対策】と地熱住宅の基礎についてをご説明させていただきました。
軒がホワイトボードや断熱材、パネルなどを駆使してご説明しているのを、皆さん真剣にお聞きになっていらっしゃいました。

地熱住宅 床下
次に向かったのは、昨年6月にお引渡しさせて頂いた香芝市のS様邸。まずは床下を覗いて頂いて、温度を確認。このとき床下温度は17.8℃でした。次に小屋裏部分にある機械室をご覧頂き、換気システムについてご説明させて頂きました。全員にご覧頂いてから、コーヒー&おやつタイム♪でS様にお話をお伺いします。

以前は断熱材の入っていないお家で生活されていて、「お風呂でしもやけが出来そう」と仰られていたS様、【地熱住宅】にお住いになってから初めての冬、「朝起きると、部屋の温度が15℃はあるから楽。お風呂もゆっくり入れます。」といったご感想をお聞きできました。

参加された方からの「これをしておけば良かったとか、これは要らなかったというのは?」とのご質問には、「うちの家は吹抜けがない分、空気の流れがあまり良くないように思います。やっぱり吹抜けを造っておけば良かったなと・・・今池田さんとその話をしているんですよ。要らなかったのは、浴室暖房。建て替え前はお風呂が寒かったから「絶対に!!」って付けてもらったんですけど、全然使ってません(笑)」と。

地熱住宅 OB様邸
他にもS様のお家のシンボル的存在でもある、8寸角の大きな柱のお話や、「湯布院に檜の山があるんです」という西宮のS様のお話から、杉と檜の違いなどのお話をさせて頂きました。

今回、【真冬の地熱住宅】の体感は出来ませんでしたが、皆さんご参加ありがとうございました〜!また【地熱住宅】を体感できる機会にお待ちしております☆




池田

「家を小さくしてくれへん?」


 皆様こんにちは! メリット通信も3月号となりました。
ということは、「今年は後10ヵ月しかない」んです! 早いですね〜
でも、まだ3月と考えると「今年もまだ始まったばかり」と感じます。

同じ事なのに、とらえ方一つで感じがまるで違います。
私は時間管理が苦手で「後○○ヵ月」と考えた方が仕事の効率が良くなるように思います。

 今月は久しぶりに母の建て替えのお話です。
プランもほぼ決まりましたので、仮住まいの段取りとなりました。
とは言え、やはりお客様優先なので、いつ着工で、いつ完成できるか?誰も分かりません。

そう考えると、期間が長くなっても母から文句の出ないよう、たとえ仮住まいでも、日当りが良くて、今の自宅から近い場所で、買い物が便利で・・・位の要望はクリアする必要が有りそうだと考えていました。

そんな時に、たまたま知り合いのマンションオーナーから、隣がスーパーマーケット、部屋は南向きで日当たりを遮るもは無し。おまけに今の家から自転車で5分という部屋を紹介して頂き、母に見せるとかなり気に入ってくれたようで、無事借りることができました。

昨年末までに引っ越しまで終わり、後は、
解体⇒土地分筆⇒建築確認申請⇒工事着工 となる予定でした。

でも、断熱や気密に力を入れている池田住宅では、寒くなると途端に忙しくなるのが毎年のパターンで、今は最も忙しい時です。とてもじゃないが、身内の仕事を優先させるわけにはいかないと一先ず先延ばしをしていました。

すると母から連絡があり、何やら「間取りを変更したい!」 との事。
もちろん着工もしていないし、確認申請もしていないので、間取りの変更は可能です。

しかし、あれだけ長期にわたり考えたはずの間取りをどうしたいのか? 
このときは、何となく「怖いな〜」と考えていたのです。

後日、母から要望を聞いてみると、間取りの変更というより、
家全体を小さくして欲しい!!」と言う事のようでした。

あれほど収納来客用の部屋など、小さくできない理由があったにも関わらず、家を大きくではなく、小さくするには正直びっくりしました。

よくよく話を聞いてみると、『今のマンション生活があまりにも快適である事』、『かなり小さいと思われた55屬阿蕕い龍間が、今の自分にはとても過ごしやすく、楽だという事』が実際にそのスペースに住んでみて理解できた。

というのが母の言い分でした。

〜次号に続く〜

池田


野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

上棟しました!


先日、K様邸が天候にも恵まれ、無事、上棟しました。
K様邸は、木造在来軸組工法2階建て、外張り断熱工法の杉無垢天井材、床材のお家です。

上棟
杉無垢天井

今回は、新しく採用した積水化学のフェノバボードを少しご紹介したいと思います。
「フェノバボード」の最大の特長は、世界イチの断熱性能。熱伝導率0.019W/m・kは、熱伝導率が低い空気よりも小さな値です。ダントツの断熱性能の秘密は、発泡させた樹脂の中につくった微細な「独立気泡(セル)」とそこに閉じこめた断熱性能の高い発泡ガスです。

気泡構造写真

さらに、断熱性能が高いので、十分な断熱効果を他の断熱材よりも薄い材料で実現。「フェノバボード」を固定する断熱パネルビスも短くてもすむので、外装材がしっかり止まり、ズレや歪みの防止にも効果があります。「フェノバボード」は外張り断熱工法に最適な材料なのです。
(積水化学 ホームページ抜粋)

この断熱材の最大の特徴は、圧倒的な断熱性能です。
住宅用グラスウール10K 85ミリ (次世代省エネ基準・外張り断熱工法、壁の場合)と比較すると、「熱伝導率」が半分以下になっています。(一般的な住宅でよく採用されているのはグラスウール10K 50ミリです。)「熱伝導率」とは簡単にいうと、熱の伝わり易さを表す数値で、この数値が低いほど熱が伝わりにくくなりますから、断熱材の性能は高いということになります。

断熱材の厚さ比較
フェノバボードただ注意が必要なのは、断熱材の性能が高いだけでは住宅の「断熱性能が高い」とは言えません。住宅の「断熱性能」に大きく関係する他の要素に、気密性能や窓等の開口部の性能があります。(気密性能にも基準がありますが、ここでは省略させていただきます・・・。)

たとえば、断熱材の性能がいくら高くても、隙間が多いと気密性能が悪くなりますし、窓の性能が極端に低くバランスが悪くてもダメですから、いろんな要素を一緒に検討することが大切になります。


藤田藤田

-1日左官屋さん-


漆喰 攪拌先日、マンションリノベーションをさせていただいている、宝塚のK様邸で【漆喰塗り】をする機会があったので、私も少しお手伝いさせて頂きました。

午前9時半。カッパを着て、軍手をして準備をします。雨も降っていないのに、室内でカッパ。(雨降ってても室内では着ませんが)私はその姿で首からカメラを下げ、更にビデオを撮る準備。もしかして、かなり怪しげな光景?ご近所さんに目撃されていないことを祈りつつ、漆喰塗り開始です!

まずはバケツに入った漆喰を【かくはん機】(大きなハンドミキサーのようなもの)で練る(混ぜる?)ところから!今回使う漆喰は調合などは必要ないのですが、やはり最初は全体的に練らないといけないようです。最初はアイスクリームぐらいの硬さだったものが、練るとどんどん柔らかくなって、最後にはソフトクリームのように!何とも魅力的。。。

漆喰塗り
左官屋さんの伊高さんにレクチャーしていただき、まずは練習。
初めての漆喰塗り体験。集中しすぎて写真を撮られているのにも気付きませんでした。

K様邸は壁全部を漆喰にするため、クロスに比べると、コストがかかります。上塗りをセルフビルドでする事によって費用を少しでも抑えるという計画です。


が、これ一歩間違えば大変な事にもなるそうです。仕上がりはもちろんですが、プロではないので塗り厚が調整できず、かえって材料費がかかってしまう事も!伊高さんによると、今回はみんな上手いようなので、なんとかいけるんじゃないかな、と。ほっ。それでも、最後まで分かりませんからねぇ・・・

漆喰壁K様にはリビングやダイニングキッチンなど、主要な所をお任せして、私たちは廊下やトイレを塗ります。みんな黙々と集中してほぼ無言(笑)一面が終わって、達成感でほっとすると、腕に疲労感、コテ板を持つ手は必要以上に力が入っていたため硬直、集中している時には気付かなかった寒さに襲われます。

そんな中、私は思わぬ才能を発揮!「O型か〜。」と全くあてにされていませんでしたが、素人にしてはかなり上手い方なんじゃないかと!自画自賛?(笑)

エコ住宅 マンションK様にコーヒーとおやつを頂いて(K様ご馳走様でした!)一息ついて、5時半に終了。あっと言う間の1日でした。この日使った漆喰はどうやら3バケツ分。6〜9人が1日がかりで塗り終わった壁は全体の4分の1程度。

K様のお引渡しは3月中なので、工期に余裕はありません。奥様は毎日少しずつ、ご主人はお休みの日に塗っていくそうです。

私はこの日1日限定だったから「左官屋さんになりたいかも!」というくらい楽しめましたが、これが毎日となると大変な作業です。家に帰ってご飯を食べると、もの凄い眠気に教われました。
ちなみに現在、漆喰塗りの翌日。疲労感と筋肉痛に襲われながら、キーボード叩いてます。
K様邸の完成が楽しみです♪


特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

断熱リフォーム


こんにちは、現場監督の軒です。
冬だというのに急に上着が要らない位暑くなったり、次の日は急に寒くなったりで、今年は(今年も?)なんか変な感じです。そのせいで体調を崩された方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?もう少しこんな感じの状態が続きそうですので、体調管理にはお気をつけくださいね〜。

いつものように突然、話は変わりますが、ここ最近既存住宅への省エネルギー改修への補助金の話をよく聞きます。

「既存住宅への省エネルギー改修って何?」と思われるでしょうが要するに、家の中で使用する電気・ガス・灯油などの消費エネルギーを少なくする為のリフォーム工事です。例えば、熱が外に逃げにくいような窓に交換したり、断熱材を吹き付けたり、と工事の仕方は色々です。

先日も、その補助金額に驚きました。なんと“一千万円以上の省エネ改修工事費に対して半分の補助金を出しますよ!!”というものです。

「1000万円の工事をしたら500万円帰ってくるんか〜? えぇ〜、すげ〜。」
とほんとビックリしました。

池田住宅も前々から断熱改修工事の打ち合わせをしていたお客様の分を申請させていただきました。お客様にとっては、本当に良いタイミングでした。

でも、この省エネ改修の補助金の募集ですが突然募集が始まり、締め切りまでの期間が凄く短いんです。

今回の募集期間は12月26日〜1月29日まで、この募集を知ったのが1月19日だったので11日間だけでしたが、前々から打ち合わせをしていて、年間消費量・冷暖房費・・・などなどの比較資料がそろっていたので、審査に有利な資料をそろえてなんとか提出する事が出来ました。

熱負荷比較グラフ
もう少し時間くれ〜て感じです。

省エネルギーの工事に対して、国の補助金が出るケースが増えてきています。しかし公募期間も短いです。

寒い家はイヤだけれども、思い出の家でずっと住み続けたいと思っている方、また突然応募があるかもしれませんよ!!


設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―reform。―


リフォームとかリホームだとかとよく耳にはしますが、
一体どういうことが出来るのか、具体的には。
裾上げ丈詰めくらいのことしかイメージ出来ずにおりました。

このコート、表記サイズではそうなんですが、
もうだいぶ前、買って帰ってちゃんと着てみたら、あれっ?なんかぼてっとしてます。
けれどもそんなはずない、と騙し騙しそれ着て出かけてみるも、
いつもより余分に着込んだ一枚くらいでは、外周部の大振り感は修正されず、
歩きにくい、歩きたくなくなってしまいます。で、帰るなりそのまま、奥の方へ・・・

けれどもこの冬、絶対コート必要、ないと凍えるっ!それよりなにより
“シチュエーション”として“見た目”がおかしい、という状況、土地柄が予想され、
でもただそのためだけに買い求めるのも勿体ない、
それに気に入るのなんか、どうせまたなかなかないであろう見つけられないであろう、
ということで、これ引っ張り出してリフォームしてみることに。

会社帰り、大阪・梅田のとある店舗に持ち込みました。

受付で詳しく聞くと、裾上げ、丈詰めとかの、部分的な切った貼っただけでなく、
全体的なサイズダウン、M→S、デザイン変更、も場合によっては可。
そんなことまで、できるとは全く知りませんでした。
まして持参したこれ、裏地なし、というのか裏表一枚のような構造、仕立て、
これを分解、解体して再縫製するとき、
縫い目はどこに出てくるか、素人目にもややこしそう。
住宅内部の仕上げでいうところの、大壁、真壁でいえば、逃げ(覆い)の効かない真壁納まり。

けれども複雑そうにみえ、駄目元のつもりで尋ねてみたら意外とすんなり変更可能であったり、
簡単な加工、ただここ切るだけでいいんです、というのがなかなかそうそうそうでもなかったり。

ああでもこういうのん、中古マンションにおける大規模なリノベーションとか、
戸建て住宅の減築、構造リフォームと似たようなとこあるなあ、と話聞きながら、
店員さんの、今、この説明の素振り、内容にも、
やはりなにかそこらあたりの共通点、まだまだありそう、と二段構えで聞き入ります。

その後試着、自分のん持ち込んで試着、というのもなんか変ですが、
こちらへどうぞ、と奥へ。
袖通し肩振って身体に馴染ませるまもなく、即、店員さん、
細身にされたい、ということですね?
そうそう、そうなんです、それに袖の長さも短くしたいんです。
そうですねー、まず肩の位置、ですね、
そのシワ寄せが、そのまま袖に出てくるんです、
なので、えーっと、こうやってやると・・・

背後に回りこまれ、鏡越し遠回しに、
写りこんだ全体と表情とをチラチラッと、窺われるのとても困ります、が、
うん確かにそうです、すっきりしてます。はいっ、いいと思います。
進めさせていただいて、よろしいですか?はいお願いします。
そのかん(間)ものの2,30秒、意外とあっけなく肩透かし。
こんなことなら、もっと早めに、いずれにしてもとにかく一遍相談しとけば良かったです。



横山横山

“二百年住宅”


 “200年住宅”ってご存知ですか?
福田首相の頃、平成19年から始まった「政府が、長持ちする家に太鼓判を押す。」事業です。
平成20年度には“超長期住宅”と名前を変え、今年(平成21年度)“長期優良住宅”と再び名前が変りました。

名前は変っても基本コンセプトは同じで、“使い捨て”と言われる建物寿命30年の日本の家を200年まで引き上げ、数世代に渡って住み続けられる家を目標に、ハウスメーカーや、工務店、設計事務所などが、自社の持つ新しい材料や技術、システムなどをもってモデル事業に応募し、
その認定を受けると、補助金が受けられます。

「200年住宅」 資料を見ながら、検討中です。「池田住宅は今年、長期優良住宅の先導的モデルプランに応募します!」
先日のミーティング、冒頭いきなり池田が宣言しました。

「横山さん、応募書類の作成よろしく!!」と軽く続き・・・
それから膨大な資料の山との格闘が始まりました。

造り手にとっては、確かに挑戦したくなる事業なのです。池田住宅の造った家が200年後、もちろん今生きている人は皆いなくて、でも、家は形を変えつつちゃんと有って、全然違う人たちがその家に住んでくれている。考えただけでワクワクします。

欧米では、よく手入れされた家は、新築時よりも価格が上がったりするそうです。新築時が最高で、どんどん価値が下がっていく日本の家づくり(私たち造り手にも大きな責任がありますが・・・)を見直す時期が来ているんじゃないかと思います。

私たちも常日頃から、長持ちする家を造りたい!!と思い、木造住宅の寿命を縮める一番の原因と言われる湿気との戦いから、外断熱や地熱住宅などに取り組んできました。

ただ、何せ日本の住宅の寿命は30年弱と言われています。それを少しでも延ばしたいのですが、200年なんて途方も無い年月まで引き伸ばすのは、並大抵のことではありません。

構造躯体を長持ちさせて、住み手の変化に伴い間取りなどを変更できるようにする、スケルトン・インフィルの考え方はもちろんですが、200年の年月を考えると、構造材の抜き替えなども視野に入れて・・・

すぐに、長持ちさせるために、池田住宅の建物で、今充分出来ているところ、もっと強化しないといけないところ、新たに取り入れたい事などの拾い出しが始まりました。

応募の締め切りは3月16日(月)。時間がありません。どこまで出来るか分かりませんが、新しい事に取り組むのは、同時に足元を見つめる事にもなるので、頑張ってみたいと思っています。

 巷の流行りものに弱い私は、最近、シングルモルトをよく飲みます。シングルモルトは、10年なんてまだまだで、20年、30年と価格が上がるそうです。
そんな家づくりをしたいものです。

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