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メリット通信2010年6月号

10/05/22・23(土・日)【土佐の山を見るバスツアー】レポート

1006-01.JPG(1日目)
朝7時30分、お客様7名、スタッフ3名、計10名を乗せて中型バスは、事務所を出発しました。

いつもは、明石海峡大橋から淡路を抜け、徳島道そして高知道と行くのですが、今回は竜馬ブームと1,000円渋滞を睨んで、距離は長くなりますが、片側二車線化がより進んでいる高松道ルートをとりました。

阪神高速の渋滞で、予定より少し遅れながら、最初のトイレ休憩は、“淡路SA”。ここでは、本日の昼食「タコ飯弁当」を受け取ります。

今回ご参加頂いた皆さんは、土佐ツアーリピーターの方ばかり。
皆さんお互い顔見知りという感じでバスの中は終始和やか、私達スタッフものんびりムードのドライブになりました。

FSCについて梼原町森林組合梼原町森林組合神幸橋

 バスの中でタコ飯弁当の昼食(美味しかった!!)を頂いてほぼ予定通り14時過ぎに梼原町森林組合に到着です。

梼原町森林組合は、FSC(森林管理協議会)から、環境に配慮した適切な森林管理が行われている森林として日本で2番目に認証を受けています。

お話をお聞きしてみると、あちこちの山で問題になっている集中豪雨などでの山崩れを防ぐためにも計画伐採をし、その材木を森林組合で、まとめて計画的に出荷しているそうです。

丸太をむいた時にできる樹皮や、屑として捨てられていた端材などを集めて、材木を乾燥させる時の燃料としたりして、無駄を出さず、利益の上がる林業は全国から見学者が訪れるほど注目されているそうです。

竜馬脱藩の道 次に見学したのは、神幸橋です。
この橋は梼原町の木材で出来た屋根付き橋で、竜馬脱藩の道、三嶋神社へと続く参道になっています。

橋も神社もとても趣きがあり、お薦めポイントです。
右の写真、神社内にある道なんですが、ぽいですよね?
竜馬は、ここから愛媛県との県境、韮ヶ峠へと抜けて行ったようです。

皆さん、すかさず、記念写真です。

隈研吾設計の梼原町役場初代の梼原町役場雲の上ホテルで宴会

次に訪れたのは、建築家 隈研吾設計の梼原町役場、かなり斬新な建物で、やはり梼原町の材木がふんだんに使われています。

一方、下の写真は初代の梼原町役場、皆さん「こっちの方がいいわ~」と仰っていたのが印象的。現在は、歴史民族資料館として使われており、古い道具類がたくさん収蔵されていました。

お隣の建物では、「檮原・維新の道社中」と題して、NHK大河ドラマ“竜馬伝”関係の展示コーナーや、ミニドラマなどが上映されていました。

ここを出発する頃から、雨男揃いの池田住宅土佐ツアー、お約束の“雨”が降り始めました。今宵の宿「雲の上のホテル」へ急ぎます。

このホテルには、地熱を利用した木組みの見事な屋内プールや、まったりとした温泉が気持ちの良い、温泉施設があります。

が、露天風呂に入る頃から雨が本格的に・・・。

 さて外は、本格的に雨が降り出しましたが、お待ちかねの宴会です。
料理は、高知と言えばの“皿鉢料理”。お料理がどんどん運ばれて、皆さん、飲むよりも食べるに集中気味、いつもは、藤田がパチパチ写真を撮ってくれていたんですが、今年はお料理の写真を撮るのも忘れて、気が付くと残骸になっていました。(残念!!)


佐川プレカット(2日目)
朝から雨が降り続いている中、8時にホテルを出発。いつもお世話になっている佐川プレカットさんへ。
モデルハウスで、ゆっくり和ませて頂きながら、外材に奪われてしまった国産材の市場を、高知県だけでなく全国の林産地が取り戻せるように、全国を飛び回って色々な活動に取り組まれているお話を伺いました。

このモデルハウス家づくりの時に取り入れたい要素が多くあり、ツアー参加後のお打ち合わせでは、「モデルハウスにあったアレしたいんです。」という事が多く私達も気を抜かず、毎年しっかりあちこち見るようにしています。

司牡丹酒ギャラリー「ほてい」プレカット工場見学後、ツアー最大のお楽しみ「大正軒」のうなぎ昼食です。
その前にこれも恒例、司牡丹の試飲ができる「ほてい」にて、食前酒、いえ、試飲、とおみやげの物色をします。
いつも盛り上がります。

で、いよいよ「大正軒」のうなぎ、今回もシーン、黙々と頂きます。美味しい物の前では、ほんと無口になってしまいます。

昼食は大正軒のうなぎ
強い雨風に高知市内の日曜市は中止し、梼原の道の駅「かわうその里」でお土産を買いました。
カツオのたたきの藁焼き実演販売や農家から届いたばかりの野菜などが多くあり、皆さん、お土産をゲットし、帰途につきました。帰りは、いつもの徳島道ルートです。
悪天候でしたが、午後7時前、無事事務所に到着しました。

雨風の中、皆さん本当にお疲れさまでした。来年もやりますので、「我こそは、晴れ男、晴れ女」という皆さんふるってご参加ください。

心よりお待ちしております!!


池田

ー案ずるより産むが易しー


皆様こんにちは! 池田です。
そろそろ梅雨の季節が近づいてきましたよ。屋根・壁のメンテナンスは大丈夫でしょうか?
早め、早め対策で被害を最小限にしましょうね。それが家を長持ちさせる秘訣ですから・・・

外断熱の家を建てている池田住宅は冬が非常に忙しいとよくお話していますが、例年なら、そろそろ社内の忙しさも一段落し出す頃なのですが、何故か(?)非常にバタバタとした毎日を送っております。

建替や大規模な改修工事それにリノベーションなど、通常の新築住宅に比べると神経質に作業を行う必要がある現場が多い為です。

現場では近隣の方に充分に配慮する事が重要なのは言うまでもありませんが、事務所内でもお客様との打ち合わせ後、工事にかかるまでの作業(関係各所への減税や補助金などの申請でここ数年で必要となった)段取りでバタバタとする事が多くなってきました。

バタバタとはしておりますが、私達の場合は仕事ですから何とかこなしてはおります。が、建替えや改修工事の場合、皆様がご自分で処理されなくては前に進めない、煩わしい雑務ってありますよね?
こちらの方は簡単には進まない事が多いようです。

例えば ・仮住まいは、どれくらいの時期に、どの辺りを、何カ月間位、どんな条件で、探すのか?
     ・ご近所への挨拶は、話がどこまで進んでからするべきか?
     ・引越し業者の段取りと見積もりは・・・
     ・現在の荷物を全て、新居へ持ち込むのか? 
      それともこれを機会に処分できるものは処分してしまうのか?
      それを誰に手伝ってもらい、いつ頃から始めれば、大丈夫なのか?
     ・電気代・水道代・ガス代の清算は?
     ・家を建てると税金は? 
     ・郵便局に住所の変更・・・

などなど、考えればきりが無い程の雑務が待ち受けています。建替え・改修工事をするとなれば、施主様に一大決心をして頂く必要がありますが、大金の工事代金を支払うという一大決心よりも、むしろその他の面倒な作業に取り掛かるという決心の方が、皆様を追い込ませているケースがあるようです。

特に思い出のある家具やアルバム、荷物の整理などとなれば、相当な覚悟を持ってしても大変な作業になる事は容易に想像がつきますから、更にその決断を遅らせてしまうようです。

アルバムやお荷物の整理をお手伝いするのは、私達では少々役不足です。
でもその他の雑務については案外とお手伝いできる事が多く、実際にご相談して頂けると、「そんなに簡単に・・・」と思えるほど処理出来てしまう事が多く、皆様拍子抜けしてしまわれます。

間取りや見積もりが確定し、「いざ建てよう!」となって始めてもなかなか進まない事も、早めにご相談頂いて事前に面倒な事を処理していると気分もかなり楽になります。

家づくりのご相談を頂く前に、面倒な事が山積されている方は、まずそちらからご相談頂く方が、後がスムーズかもしれません。

【案ずるより産むが易し】ということわざも有るくらいです。
気になる事は何でもご相談ください。喜んでお付き合いさせて頂きますので・・・
それが私達の仕事でもありますから・・・

池田




特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

雨漏り


 最近、下の息子が幼稚園で習ってきた歌を自慢気に、そして照れくさそうに家で歌ってくれます。
その姿を見て、とても癒されている今日この頃です。こんにちは、現場監督の軒です。

 先日、雨漏り発生の電話が会社から携帯電話に入りました。
木場 『Y様からの電話で、和室の窓から水滴が落ちてるみたいです。すぐ電話してもらえますか?』
軒  『え~マジで? すぐ電話するわ!!!』

雨漏りが発生したのは、5年前にお引渡しをさせて頂いたY様宅で、窓サッシの取付ネジ部分から水滴が落ちてきているという事でした。

いつもならすぐに駆け付けるところですが、ちょうどその時は、土佐ツアーで高知県にいたので、すぐにお伺いができず、帰阪後、朝一番の訪問になってしまいました。

話がちょっとそれてしまいますが、池田住宅の土佐ツアーには、社長の池田や僕もそうですが、雨男が集まるらしくお約束のように毎回、雨に当たります。今回は特にひどく1日目の夕方から降り始めた雨は、2日目中降り続き、おまけに台風のような風が時折吹いていました。きっと関西でも同じように吹き降りになっていたのではないでしょうか?

 雨水は、壁と屋根が接している所や、ベランダの手すりと壁の接している所など、違う材料同士が接している箇所に浸入し易いです。Y様宅もベランダに取り付けたサッシの下部分から雨水が浸入し、下階窓サッシの上部分から水滴が落ちているんじゃないかと思いながら伺いました。

しかし、ベランダの下に取り付けた窓サッシからではありませんでした。お伺いした時にも雨が降っていたのですが、その日は雨漏りがあった場所からは、漏っていなく、湿ってもいませんでした。

また次の日時間を取ってもらい、大工のよっさん(西村)と2人で確認にお伺いしました。

壁やサッシの雨水が浸入し易そうな所に、1箇所につき10分ずつ水をかけて室内に水が出てくるか確認します。シャッター付きの窓でしたのでシャッターを外して水をかけ確認。

次にシャッターボックス内の外断熱の断熱材を外して壁の中を確認。しかし雨漏れ(水の跡)を確認する事は出来ませんでした。

仕方なく、シャッター内部を防水テープ・シーリング材(防水材)で補強し、様子を見て頂くことになりました。

『Yさん。雨漏りがないように願っていますが、今度もし雨漏りが発生した場合は、天井めくって確認させてください。』 


設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―あしがた流出。―


あとちょっとだけもう少し、
と時間忘れてぎりぎりになるまで門限になるまで遊んでしまって、
慌ててて、誤って (かどうか怪しいですが) 会場入口に、
靴 (ガラス製) を脱ぎ落としてきてしまった、
そんな娘さんの話がありますが、その靴がその後の、
捜索の段での物的証拠、になるほどぴたりとしてれば、
どんなに切羽詰っていてもそれが脱げるとはちょっと考えにくくもあり。

先日のこと、気に入ってずっと履いてるこの靴の、
ストックをまたそろそろ確保しておこう、
とインターネット商店街にて検索したのですが、
軒並み、大方サイズを通じて×印になっていて、所望サイズもやはりそう。
慌てて別系列のショッピングセンターを除いてみてもそうでした。

恐る恐る販売元に問い合わせました。
いえその商品は○○しません、とのこと。
(○○はカタカナで業界用語のようした。スポイル?だったかなんと仰ったか思い出せません)
つまり一時的な在庫切れで、廃盤ではなくまたしばらくしたら入荷しますとのことでした。

ガラス製と違ってあくまで普及品、大量生産の靴なので、
この靴が発見→この足にぴったり、これはあなたのものですね、あなただったのですね?
とはならないでしょうが、なんらかの理由で、
この足、が発見される→おーいっ悪いけど例の靴持ってきて!と履かせてみればぴたりと合います。
ちょっとした手がかり、足がかりにはなりそうです。

アメリカの人たちが作った靴、これがなんでこんなにこの足にしっくりくるのかわかりませんが、
体調や気の持ちようなど、そのときどきのそれらに沿って固さ戻り具合も勝手に調整される、
みたいに感じることも。これ履いてたらなんとかなりそう、というよな気がします。
(靴のほか、にも気に入って継続して使っているものがいくつかあって、考えてみたら、
 それらも同じくアメリカの人たちの手によるものでした、ただ本意のみというのか不本意ながら)

どこかに行くと風景とか街並み空気を足が覚えてる、みたいなとこがあり。
表面の粗い乾いた石畳の感じとか、路肩の縁石とか、木床で落ち葉が腐ってるすべり具合だとか。
夜眠れぬときには時々あたまのなかで、その映像を歩いてみたりします。

それらは洋物の方がよりリアルで、(外国だと緊張してるからか解像度が違います)
例えばベルリンとか、行ったとこのはだいたいあります、
おなじとこに2回行ってれば、それぞれ別途記録 (記憶) されています。

そういえばフィレンツェ編も短いですがありました、夜、ローマから電車で到着、雨でした。
若いかさ売りの方がたくさんいました。駅からホテルを目指して右に行き、途中、
洋服屋さんの入口で大柄な黒人の店員さんにドゥオモはどっちか尋ねているとき、
大きな紙袋を抱えた3人 (若い女性・日本人) が店から出てきます。
今ほど (111~112円?) ではないにせよその時にもユーロ安で、
ああそうか、そういえばやはり日本の人多いなあ、と思いました。
(向こっ側から見てもそれはそうですね) そういう映像を手繰り寄せるうち、
だいたい目的地に着くまえに消耗してしまって疲れてしまって眠っています。
この靴にはこういうアプリ (機能) も装填されているのです。

靴、もう次行くとこを向いてます。





西村大工
(西村)


 今年の5月は暑かったり、寒かったりで、気候が安定しませんでしたね。これがお手元に届く6月最初はどうでしょうか? そうこうしてるうちに嫌な梅雨の雨ばっかりの時期になりますね。

雨は大事と言われていますが、私たち建築関係の仕事をしているとそう思えない事が多々あります。

雨が降ると外部の仕舞いがつかなかったり、木材や建材の搬入時に雨に濡れて使い物にならない事もたまに有るので、雨の日は極力避けて搬入をしたりします。

そうすると日程がちょっとずつずれていったりするので、あんまり良いことは無いんです。工事期間中はなるべく、晴れていて欲しいですね。

 ちょっと前は友達とかに、「大工さんは雨降ったら仕事休みなんやろ?」ってよく聞かれました。

基礎工事が終わって我々大工が現場に入る最初の仕事、土台引きの時など、雨が降っていると基礎に土台を引く墨が打てません。(雨が降る前に墨を打っていれば雨で墨が消えることは無いので大丈夫ですが・・・)

又、屋根仕舞い{桁(けた)や母屋(もや)に垂木(たるき)を流して野地板(のじいた)を張る}をするまでに雨が降ると、休みになる事もありました。

でも、私達はずっと外で仕事をしているわけではないので、めったに休みはありませんでした。

サイディング屋さんや、屋根屋さん、ベランダや屋根などを防水する防水屋さんなどは休みになることもあるかもしれないですね。

先月号で井元も書いていましたが、医院の2階増築工事がありましたが、その増築工事は1階の下屋(げや:2階が載っていない屋根をこう呼びます。)を取ってその上に2階を造る工事。

屋根を取った裸の状態でから柱を立てていくので天気に左右される為、天気予報とにらめっこになりました。いつ雨が降るか? 何時ごろ雨が降るか? を見ながら工事を進めていきました。

1階の既存部分には、診察室やレントゲン室が有り、複雑な電気配線などがあるため、ぜったいに雨を漏らす訳にはいかないので、ブルーシートをいつでもかけられるように、半分ずつめくり東側が仕舞い出来たらシートをかけ、つぎ西側を仕舞いつけるといった感じでした。

その工事期間中は、屋根にブルーシート10m×10mを何枚か重ねてかけて壁にもブルーシートを貼っていたので、お陰で雨を漏らすことなく終わったのでほっとしています。


でも、雨はいつも現場を混乱させるので、「どうか雨よ降らないで~。」





野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

断熱リフォーム


先日、マンションリノベーション工事をさせて頂いてるT様邸の、断熱材吹付け工事が行われました。このマンションは築25年程なのですが、結露によるカビの発生がすごかったんです。北側の部屋だけに限らず、あちこちの部屋がカビだらけになっていました・・・。

ということで今回、採用されることになったのが、「アイシネンという水発泡の断熱材」です。

100倍にふくらんで隙間を残さない気密性抜群のアイシネン アイシネンは水によって瞬時に100倍に発泡。きめ細かなフォーム(泡)状になって、わずかな隙間にも充填されます。素材に水蒸気を吸着せず、空気の動きに伴う熱や音の移動(伝わり)を妨げ、チリ・ホコリや花粉の浸入も抑制するなど、「気密」「断熱」効果をあわせ持つ画期的な持続性断熱システムです。 (ホームページ抜粋 http://www.icynene.jp/product/product01.htm)

施工方法は塗装の吹き付け工事と全く同じで、壁にサッと吹き付けるだけでみるみるうちに発泡!本当に100倍に膨らむんです。厚さ1ミリで吹き付けると100ミリ(10センチ)に膨らみます。すぐに固まるので施工性も抜群で、1日でほとんど終了。コスト的にも満足するものでした。

カビだらけのクロス天井すべてを解体
①カビだらけのクロス。
壁をめくると断熱材が真っ黒にカビていました・・・。  
②外壁面全てと天井(外壁から1M)に
吹き付けるため壁、天井全てを解体しました。

木下地施工アイシネン吹き付け
③外壁面、天井に木下地を施工したところ。
この間に断熱材を吹き付けます。
④天井に吹き付けたところ。
雲のような、お菓子のような感じですね。
99パーセントは水ですので、ほとんど味はしませんでした・・・。(笑)

吹き付け断熱施工
⑤壁に吹き付けたところ。
今回の断熱材の厚さは5センチの設計でしたので、約半分はカットして捨てることになりました。
何かもったいない気がしますね・・・。
でも、1ミリ以下に吹き付けることは不可能なので仕方ないそうです。

断熱工事が終了した次の日は少し肌寒い日だったのですが、断熱材の吹き付けられた外壁の近くに立つとほんわかと暖かく、断熱材の効果をすごく実感することが出来ました。
T様邸は窓サッシも全て2重サッシにする予定ですので、ますます断熱性能が期待できると思います。
どれだけ効果があるのか、今から完成がすごく楽しみです!




横山横山

バリアフリー工事


 ここ数年、実家の母(71才)のひざの具合が思わしくありません。立ったり座ったりの動作や歩くのも痛いらしく、ひざが腫れています。整形外科で、伸ばしてもらったり、ひざに注射をしてもらっていますが、良くなるためというものではなく、痛みを抑えているだけな感じです。少し調べてみると原因も色々あるようです。

でも、あまり歩かずどこへ行くにも父の車をあてにしていたので、「歩かへんからやよ!!」と言って、ハタと気がつきました。私もほとんど歩きません。違いは自分で運転するか、しないかだけです。決め付けて、かわいそうな事を言ったと悔みながら、“明日は我が身”かとも思ってきました。

先日の土佐ツアーへご参加頂いた三田市のK様もバリアフリーのリフォームのご依頼を頂いていますが、最近私よりも少し上の方からバリアフリーのリフォームのご相談をお受けすることが多くなりました。

最近の新築では当たり前になっていますが、築年数の古いお宅では当然のように段差があり、これがみんな同じ段差ならまだ良いのですが、場所によって段差が微妙に違っていたりする事も多くあります。

皆さん仰るんですが、若い時には何でも無かったこの微妙な段差が年と共に足が引っ掛かったりして危ないと・・・。

それを見越して、まだまだ充分若くて元気なうちに段差を解消しておこうという方が増えてきたのだと思います。

 それと同時に増えてきたのが、断熱材の強化や内窓設置といった最近流行りの言葉で言うところの「エコリフォーム」です。実際に認識されている方は多くないのですが、実はこれもバリアフリー工事の一つです。

一室だけ暖房器具で温めたリビングや茶の間という空間と暖房されていない冷え込んだトイレや洗面所などとの温度差、これを解消するのが、温度バリアフリーです。

K様のお宅でも、特に冷え込みのきついトイレ、洗面所、浴室なども含めて断熱材の入っていない場所に断熱を強化するリフォームも一緒に行う予定です。

1006-19.jpg右の写真は、昨年行ったトイレの段差解消リフォームの物です。上ではスリッパが完全にドアの下にあります。又、廊下からドアの敷居は約3センチの段差、敷居からトイレのタイル面との段差は、約10センチです。

1006-20.jpgそれを下のように廊下とトイレ全く段差の無いようにしました。この時ドアよりも開口が大きくなるよう引戸に替え、ヒャっと冷たいタイルからクッションフロアーに替えました。便座は暖房付きです。

1006-21.jpg
左の写真は最近増えてきた内窓設置です。窓が2重になっているのが分かるでしょうか?

エコリフォームやバリアフリーリフォームはエコポイント等補助金の対象にもなります。

良い季節の間に、こんなお悩みのご相談を頂ければと思っています。

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