メリット通信2011年12月号
11/11/19(土)『スーパーラジエントヒーター体験会』
朝から雨が激しく降るあいにくのお天気で、用意をしながらも「皆さんいらして下さるだろうか?」と不安になってきましたが、足もとの悪い中3名ご参加頂き、有難うございました。
お誘いのお知らせにも書きましたが、ラジエントヒーターは、皆さんきっとご存知だと思います。ニクロム線を電気で加熱して調理するいわゆる電気コンロです。それをガラストップに埋め込んだ物は、IH コンロの奥の小さな物でご存じではないでしょうか?
このラジエントヒーター、電気で温められたニクロム線がガラス面を温めますので、IH には出来ない海苔をあぶったり、餅を焼いたりという直接調理が出来ます。只、ニクロム線が温まるまでにとても時間がかかる、いわゆる立ち上がりが遅いという欠点を持っています。
ですから、今回スーパーラジエントヒーターを実際に見るまでは、大した期待をしていませんでした。が、
ニクロム線に別の金属を加え、形状を幅広のリボン状にしているからか立ち上がりは驚くほど早かったです。
リボン状金属が埋め込まれているセラミックが遠赤外線を放射しそれが鍋の中の食品に直接働きかけて加熱するようで、ムラ無く早く調理出来、セラミックの持つ保温性で余熱調理が出来るのが特徴との事でした。
当日は、約600gのハンバーグを一固まりで焼きました。蓋をして6 〜7分でしょうか、右の写真、確かに真ん中だけが生焼けでなく全体同じように火が通っている感じで、ひっくり返してソースをジャーとかけて卵を落し、ここで電気を落し、後は余熱調理です。
熱せられたハンバーグのフライパンにソースを入れた時、周りに飛び散らないのに皆さんびっくりです。食品の中心から温まるので、鍋自体の温度は、鍋を直接温めて調理するガスやIH よりも低くなるそうです。
肝心の味は、中まで火が通っているのにふんわり柔らかく美味しいと皆さん満足の様子でした。又、決して高価でない普通の米との事ですが、やはり余熱でムラして炊いたご飯、甘味があって美味しいと評判でした。
今まで、ガス併用住宅ならガス。オール電化ならIH。と二つしか無かった選択肢に、新たな選択肢が一つ増えたのは良い事だと思います。

〜地熱住宅セミナーin 仙台〜
皆さまこんにちは! 池田です。
今回は宮城県仙台市で開催された地熱住宅セミナーのご報告です。
11 月27 日(日) 宮城県建設産業会館にて開催されたのですが、いつものように、“地熱住宅”という分かりにくい住宅の仕組みを、とても分かりやすく(?)開発元のエコホームズの玉川社長がご説明し、次に私が少しだけ阪神大震災のその後について、お話しさせて頂きました。
その後は岩手県で既に地熱住宅に住まれているO様と建築を請け負った丸已建設の水谷社長の対談が続き、参加されたお客様から実際に住まれているO様への質疑応答など、気がつけば予定の3 時間
をはるかにオーバーしてしまう結果となりましたが、無事終了する事ができました。
今回、遠く宮城県の仙台市にてなぜ地熱住宅のセミナーを開催したのか? を少しだけご説明させて頂くと、東北は3 月11 日の震災で住宅にかなりのダメージを受けたためだと思われますが、リフォームや建替え、新築などが激増しているそうです。
そんな中、福島の原子力発電所の事故の教訓からだと思いますが、省エネルギー住宅への感心が異常に高まっているようで、とにかく地熱住宅のお問い合わせが凄いのです。沢山の熱いメッセージを頂くのですが、どうしてもメールでのやり取りでは限界があります。それでなくとも理解されにくい地熱住宅ですから、尚更です。そんな事から、今回の地熱住宅セミナーin 仙台 が企画されたのでした。
参加された、一般ユーザーの方々や同業の工務店さん、NPOの方々など実際に被災地にお住まいになり、被災された方々の生のお話をお聞きしたのですが、その恐ろしい経験や辛い経験は遠く離れた私達がテレビで見たり聞いたりし想像していたものとは比べものにならない事を初めて知りました。
何よりも、被災の影響で我が家を失い、その後の生活は一時避難先で未だに他人に気を使い、ゆっくり
と安らぐ場所もない状態が続いているという事をお聞きすると、規模の大小はありますが、阪神大震災の時に被災された方々の悲痛な叫びや想いと全く同じなんだと強く感じました。
さすがに阪神大震災より17 年近く経過しているので、今もそんな想いで苦しんでいる方々は地元兵庫
県には、殆どおられないように思いますが、あの時のお客様の感情をよく知る私は、今回のセミナーで
被災地の方々とお話する事で、あの時の大変さを思い出しました。
被災された方はは少しでも早く、少しでも安心できる自分達のプライベート空間の為に建替えや新築を
急がれています。そのお気持ちは痛い程分かります・・・ しかし、被災された全ての方々が同じように思われ被災地域が広大なため、東北地域全体が異常な建築ラッシュになりつつあるようです。ラッシュになると建てる側も仕方なく許容量を超える仕事を受注してます、その結果、優先される事は、「いかに早く建物を建てるか?」という事に気持ちが集中します。
しかし、阪神大震災のその後を経験した私が思うには、「いかに早く建てるのか?」ではなく「いかに被
災者の立場を理解しようとするために時間を割けるのか?」だと思うのです。一日でも、一分でも早くという強い思いは有りますが、その裏にある本当の思いを真剣に汲み取るには時間が必要です。
早く建てるために、思いが汲み取れずに建てられた家は一時の安堵を与える事はできますが、その後には後悔ばかりの住宅になってしまいます。こんな思いだけはして欲しくない!と強く思う一日なりまし
た。まだまだ復興への道は長いと思いますが、どうか後悔のない家づくりを成功させて欲しいと強く思
わせてくれるセミナーとなりました。 また、今では忘れてしまった、【本当の思い】について強く意識する事ができる、セミナーとなりました。


(軒)
「安物」
だんだんと寒くなってきて冬本番って感じです。こんにちは、現場監督の軒です。
地熱住宅の新築をさせて頂いているO様邸ももう少しで大工工事が終わりになってきました。
又、事務所のご近所のH様から、経営されている工場の正門を今より大きなトラックやトレーラーが楽に
通れるようにするための拡張工事を頂き、解体が始まり少しバタバタしています。
と言うのも、工場なので当然ですが、平日は(土曜日も若干)工事をさせて頂く正門を1日中大きなトラ
ックが出入りするのでこの工事は主に工場がお休みの土・日に集中してやらないといけないんです。
下請け業者さん達も忙しそうにしています。年末が近づき、何となく焦ってくる時期なんですよね?
皆さんも何と無くバタバタしてるんじゃないでしょうか? 事故や怪我が無いように気を付けて下さい。
私も焦らず事故や怪我をしないよう仕事に取り組んでいきたいと思います。
さて最近、ガスファンヒーターを購入しました。今までは石油ファンヒーターだったんですが、灯油も
高いし・・・ 灯油を買いに行かないといけないし・・・
それより何より近くの“ジョウシン”の改装セールですごく安く売っていたので買っちゃいました。(笑)
これで冬の寒い中、灯油を入れにベランダに行かなくて済みます。
冬の仕事が一つ減りました。やったー。(嬉)
『ジョウシンありがとう!』『改装セール。ナイスタイミング!』
ガスファンヒーターは安く買って問題無く働いているから良かったんですが、
最近正に『安物買いの銭失い』を実感しました。
11月に車の車検を受けたのですが、
ディーラーの人:『このタイヤすり減ってるから車検通らないかも知れませんね!』
軒 :『へっ・・・。』『このタイヤ2年前に変えたんですけど〜』 って・・・
新車で購入して最初に着けていたメーカーの純正タイヤは、5年も持ったのに・・・
なんで〜? って感じでしたが・・・ 実は心当たりはありました。
私は車にあまり興味が無いのでメンテナンスについても部品についても余り知りません。
もちろんタイヤについても知りませんので、2年前の純正タイヤの取り換え時、取り付ける事が出来るタ
イヤで、とにかく安く買えるタイヤを選びました。
もちろん有名なメーカーの商品なんかじゃなく、聞いた事無い名前だったと思います。(苦笑)
でも安いと言っても今回ディーラーで取り付けてもらったタイヤより若干安い位の値段だったのに・・・
2年で交換なんて・・・(涙)。
今回の車検では、バッテリーも交換時期でした。車検前は、安いのを探して自分で交換しようと思っていたのですが、結果、やはりディーラーで交換してもらいました・・・。
もちろん値段は大切ですが、あまり目先の値段ばかりを判断の基準に置いてしまうと『安物買いの銭失い』になると実感した出来事でした。
先日、また勝手を言ってお休みを頂いてアウシュヴィッツに行きました。
それは「死者の日」でもあって、気負って到着したビルケナウはあっけらかんとした印象。
事務所に戻ると少しまえから、時々プツプツプツと切れいてた、
横山 ( さん) のパソコンがとうとう起動しなくなってしまって大変なことになってたそうで、
ハードディスクの不具合、かなにかだったらしいです。
軒 ( さん) は最近、車を車検に出したらしくて、
思わぬ出費で、前回、タイヤ交換をしたときに値段だけで選んだ、
みたいなところがあったそう、もうちょっとええやつ、
っていうか普通に純正のにしといたら良かった、
まだそんなに走ってないのに・・・と少し後悔をしているみたいです。
ブレーキパッド (?) はあと残り3mm (?)
ほどになっていたそうでこれも交換、重なる支出。
思っていたより費用が嵩んだ為に、この節電の冬、
購入を検討していたガスファンヒーター、
の分まで少し喰ってしまった、そうです。( 今年の冬は寒いらしいですよ軒さん)
初期費用だけではなくて、のちのちのメンテナンスについても、
あたまに入れておいた方が良いのはなんでも、
ほんとになんでもそうかわかりませんが住宅と似たところがあるみたいです。
その他、ここ数日はメンテナンスや白蟻チェックをさせて頂いた方への報告書、
今の状態のレポートを手分けして作成しているのですが、
ほんとはもっとすぐにパパパッ、
と必要であればお値段も合わせてお出しすることが出来れば良いのですが、
他社さんは一体どうやって見積もりをされているのか、
何故そんな簡単に、でもないでしょうがすぐに出るのか不思議です。
池田住宅は心配性の集まりなのか小心者かもしれないですが、
おもてから見ただけだと不安というか、
もう少し詳しく見させてもらわないとなかなか判断が難しいこともある、
し、それにほんとに今、このタイミングで対処した方がいいのかなあ、
コーキングはまだ大丈夫そうだし、その時と合わせてまとめて改修した方が、
足場だって1 回で済むしその方が良いんじゃないかなあどう思います社長?
どっちのほうがお客さんにとってメリットがあると思います?
と ( ときに暖簾に腕押し、かつ繊細な――なんか黒澤映画みたいなその) 井元 ( さん) 。
そうやなあそこが難しいとこやなあ・・・・と検討項目もあり、今しばらくお待ち下さい。(木場)
年末年始の休業のお知らせ
当社は誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始休業とさせて頂きます。 【休業期間】2011 年12 月28(水)〜 2012 年1 月4 日(水) 尚、12 月27 日(火)は大掃除のため、通常業務を行っておりません。 休業中に頂きました「お問い合わせ」につきましては、1月5 日より順次対応させて頂きます。 大変ご不便をお掛け致しますが、何卒ご容赦下さい。今後ともよろしくお願い申しあげます。 |

(西村)
「点検週間」
今年も、後一ヵ月になりました。今年は、アッという間の一年だったように思います。
無事に点検週間(?)月間(?)も終わってホッとしています。
この期間中に何十軒か点検でお伺いをしましたが、(私は週に一日、計3日間同行しただけですが・・
・)ほとんどの家で年数が経てば当然出てくる、小さい箇所の補修やすぐに直せそうな位の事は、ちょこちょこ有りました。
また、他の業者さんの建てたお宅で、年数が比較的新しかったので気の毒ですが、在来工法の浴室からの水漏れでシロアリ被害の有るお宅が1軒有りました。
これは在来工法の浴室ではしばしば見られ、シロアリに気付かずに浴室を綺麗にしようと思ったら、シロアリ被害が有り、シロアリに食べられてしまった土台など構造材をやり替えてから、ユニットバスを設置する事は結構多いです。
OBさん以外だから良いという訳では決して有りませんが、実際に現場で家を建てた大工としては、OBさん宅で大事に至るような水漏れやシロアリの被害が無くて本当に良かったです。
懐かしいお顔も見れ、皆さんが大事に家と暮らしてくれている事が分かった嬉しい点検週間でした。
やはり、車には車検が、人には健康診断が有るように、家も何年かに一回は点検をしないといけないで
すね。
先月は点検週間と、西宮のマンションの追い込みと引渡しでバタバタしました。
お引渡しが終わったと思ったら、今度は12月お引き渡しの三田のマンションが追い込みに入って、西宮から三田にと本当にバタバタしています。
さて今年の冬も節電ということみたいですが、先日見た新聞にこんな記事が載っていました。
エアコンの代わりに石油やガスストーブの使用が増えると思いますが、消費電力は減らせる一方、燃焼系暖房は火を使うので、火事が怖いのはもちろんですが換気不足による事故や結露への対策も欠かせないです。
一つ目は、一酸化炭素中毒の防止。
石油やガスなどを屋内で燃焼させると酸素を多く使うので換気をしないで使用し続けると不完全燃焼が起きて一酸化炭素が発生します。
一酸化炭素は、無色無臭で濃度が高まっても気付き難いので、1時間に1回〜2回の換気が必要だそうです。
それともう一つ気をつけたいのが結露です。
石油などは燃える時に多くの水蒸気を発生するため、エアコンより結露しやすく、結露で発生したカビが原因でアレルギーや肺炎になる事もあるそうです。
水蒸気は目に見えず家中に広がるため、室温の低い別の部屋や押し入れ内に結露してカビが生えるという具合です。
適度にエアコンと併用するのが良いようです。皆さんも節電にこだわり過ぎないよう、上手に暖房をして下さい。

「パソコンが壊れました!!!」
先日、初めてパイプオルガンを聞きに行きました。大学のチャペルだったのですが、天井の高い建物の中で、荘厳なオルガンの音は相当な迫力で、でも迫力だけでは無い、「東日本大震災チャリティコンサート」として企画された演奏会でもあり、余計にそう思うのか、上手く表現出来ませんが、礼拝堂という場所とオルガンがつくる何か特別な空気を感じた体験でした。
と、緊急事態です。「パソコンが壊れました!!!」
先月半ば昼休み、インターネットをしてると“ プツ”とパソコンの電源が落ちました。「うん?」と思いつつ再起動するも“ プツ”電源が入りません。何度目かで機嫌を直したのか、ちゃんと動き始めした。
次の日昼休みネット中、“ プツ”。そんな日が何日か・・・
でもその後調子良く動き「何やったんやろう?」と思っていると、2週間後昼休み“ プツ”えらい事です。
今度はパソコン自身が再起動を繰り返すも基本ソフトのウインドウズが立ち上がりません。
木場が隣から「お昼ご飯食べたらアカンようになりますね?」
「って、私にお昼ご飯食べるなってこと?」 等とこの頃はまだ余裕が・・・
池田に言われるまま、コンピューターを何やらかんやら(何してるか分かりません)、運良く立ち上がった時、このパソコンの中だけに有る情報のコピーを取ります。
次に、このパソコンのメーカー、デルに電話をかけ、その時は池田が状況を説明してくれたので、後は電話の向こうのお兄さんの言われるままに何やらかんやら・・・。
でも、次の日やっぱり同じ症状で“ プツ”池田は、昨日の夕方から風邪でお休みです。私がデルに電話をかけるも、今日は池田の状況説明無し、私はどんな状況になってるか説明もままなりません。
デルお兄さんが「ウインドウズの再導入を試してダメな場合は保証期間なので取り替えます。コピーを
取る必要が有るならそのやり方からお教えします。」と・・・ でも段々面倒になっていましたし、先日コピーを取ったからいいかと「結構です。」と言い切り再導入してしまいました。 事件です!!
次の日池田にコピーの中のメールを出して欲しいと頼むと、「あれは最低限だけしか取ってないからメールとか無いよ!!」と言われ、おまけに池田住宅のメインのコンピューターにも繋がらない状態です。
メインコンピューターの中に、社員全員が共有するお客さんの情報や、このメリット通信の情報等が入っ
ており、各パソコンからそれを見に行き取り出して仕事をするのですが、今や孤立無援状態です。
池田が合間を見て復活させようとしてくれていますが、しばらくは昼間は現場に行って事務所にいない大工の西村のパソコンを借りて仕事をしています。これが、自分でやってしまったので偉そうな事は言
えませんが、何とも効率が悪く落ち着きません。
今更ながら自分に必要な情報などを少しずつ入れ私の癖を知っている“ 私のパソコン”のありがたみを
感じています。同時にパソコンが無いとこんなに仕事が出来ないかと改めて感じている日々です。私に
必要な情報を少しずつ入れた私のパソコンを早く復活させたいものです。

漏水・・・(つづき)
先月号の漏水によるマンションリフォーム工事のつづきを少し。
いよいよカビだらけになっている床や壁を解体することになったのですが、想像通りと言うかそれ以上
と言うか・・・。
住宅内の何ヶ所かを一部分ですがめくって、カビの量はある程度把握していたつもりなのですが、匂い
が想像以上でした・・・。匂いって閉じ込められているんですね。
調査のために開けた小さな穴からの匂いとは、比べられない位の匂いでした・・・。
カビの付いている床、壁はすべて撤去したのですが、作業員さんはまともにカビ菌を吸っている事になります。作業中から頭がガンガンしてきたと言ってました・・・。マスクを2重にしていても全然ダメだったそうです。カビ菌って見た目以上に繁殖しているのでしょうね。
カビの付いている床、壁は全て撤去したので、匂いはずいぶんマシになったのですが、コンクリートの躯体に付いているカビ菌を除去出来ていないので、専用の「カビ取り剤」を散布する事にしました。
専門業者に詳しく聞いたのですが、カビを除去するには「次亜塩素酸塩」という成分が必要だそうで、簡単にいうとカビキラーやキッチンハイターに含まれている成分のようです。それを散布した後は見事にカビの匂いが無くなったので、これで一安心です。
それにしても、水漏れ(雨漏り)って恐ろしいですね・・・。水漏れによって木が腐り、水漏れによってカビが発生し、水漏れによって白蟻が発生する。全て水漏れに起因する事ばかりです。
今回の場合は漏水事故ですが、木造住宅ではメンテナンス不足が原因で雨漏りする場合も有ります。
雨漏りというのは、雨漏りしていても家の中(壁や天井の表面)に出て来なくて、壁の中で雨漏りしていたり、家具が置いてあるので気付かなかったりで、発見が遅れることがよくあります。
以前、ご相談を受けさせて頂いたお宅もそうでした。タンスを置いていたため雨漏りに気付かなかったそうで、発見した時にはすでに・・・。柱が1階から2階まで白蟻に食べられていました・・・。
こうなると現実的には、直すは不可能に近いです。内壁や外壁をめくって柱を入れ替えて、また新たに壁を造ってと、かなりの大工事になるので費用的に・・・。
定期的にメンテナンスしていた方が間違いなく費用は安いでしょう。
11月から点検サービスを30件以上させていただいたのですが、OB様以外の方もたくさん訪問させていただきました。
でも、残念ながらメンテナンス不足による雨漏りや水漏れが原因で・・・。という方が本当に多かった
です・・・。
最近、つくづく思うのですが、家を長持ちさせるためには、「水から、いかに家を守るか!」が本当に重要な事だと思いますね。
個人的には「雨漏りによる白蟻被害」が一番恐ろしいと思ってます。普段、家のメンテナンスは職業柄自分でいつでも出来ると思っている? のか、ほとんどせず、奥さんからクレームが来ている僕ですが、「白蟻駆除工事」だけは近々、必ずしようと思っています。
〜緊急点検サービス終了しました〜
先月号のメリット通信でもお知らせしました点検サービス、追加のお申込みも含め36 邸ご訪問させていただきました。
内訳は、池田住宅で建てさせて頂いたOB さん宅28 軒、他の業者さんが建てられたけれどリフォーム工事をさせて頂いたお宅が3 軒、今回始めて訪問させて頂くお宅が5軒でした。
OB さん以外の方はお申込み時に「池田さんで建てた家じゃないけど見てくれはる?」とおたずね頂いたり、お申込みも少なかったので、お知らせ時に「池田住宅で建てた家でなくても大丈夫です。」と明記すれば良かったと、反省しております。
個別ではなかなかご連絡頂きにくいと思いますので、またこのような機会を設けたいと思っております。
その折には、どうぞご遠慮なくお申し出頂ければと思っております。
ようやく36軒分のご報告と写真などがまとまりましたので、順次ご報告に伺う予定です。お時間がかかりご迷惑をおかけしておりますが、訪問させて頂いた皆さん、今しばらくお待ち下さい。
今回点検させて頂いたOB さん宅、一番古いお宅が14年と皆さん比較的新しいのですが、それ以外のお宅では築43 年の方が一番古く、皆さん10年を超えたお宅が多かったです。
点検の結果ですが、漏水はOB さん宅の床下に微量ですがユニットバスの配管接続部からと、ユニットバス入口部分からの漏水、計2軒確認しました。OB さん以外では、在来工法の浴室付近での漏水を2 軒確認しましたが、内1軒のお宅では、浴室入口部分の漏水からその下の土台部分の腐食に至っていました。
浴室入口は、在来工法でも、ユニットバスでも漏水被害の多い場所です。掃除の時なども出来るだけ水をこぼさないよう気をつけたいところです。配管関係の漏水はやはり築年数による経年劣化から来ることが多いようです。ご報告をして対処したいと思っております。
屋根や外壁、サッシ周り、そしてバルコニーなどからの漏水は、やはり築年数との関係が深く、年数が経っていても塗装や、コーキングの打ち直し、防水の再施工などのメンテナンスをされているかいないかで、はっきり差が出たようです。
メンテナンスをされていないお宅では、バルコニーや屋根からの漏水が見られ、屋根も表面の経年劣化が進んで、下地まで水が回ってしまっているケースがありました。
外部の劣化は、築年数もさることながら雨の当たり具合や、直射日光の当たり具合による部分も大きく同じお宅でも南側や西側と北側などに差があったりするのも印象的でした。
シロアリはOB さん宅以外で2軒見つかりました。1軒は築41年で、窓の周囲の木部に痕跡がありま
した。もう1軒は、浴室入口から漏水し、土台が腐ってしまっていたお宅です。築14年と比較的新しい
お宅ですが、築年数が浅くてもシロアリは安心できません。
また、OB さん宅で、庭の池の木の柵や生垣の支柱の木杭にシロアリが発生していました。建物と離れていても、家にやってくる可能性があるので、雨がかかる部分の木製品には注意が必要です。
延9日間集中的に点検をさせて頂きましたが、まだ今回お申込みの無かったOB さん宅も点検出来ておりません。点検させて頂く私たちも点検の重要性を改めて実感しました。次の機会にはぜひお申込み下さい。