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〜カビ・ダニの繁殖の季節です! 〜

池田
 みなさん、こんにちは! そろそろ梅雨も本格化しそうな雰囲気になって来ましたね?
梅雨〜 9 月いっぱい位までが、最近の木造住宅にとっては、最も厳しい季節になります。

【何が厳しいのか?】 
毎回お伝えしていますが“湿度”です。湿度がカビを繁殖させたり、腐朽菌の活動を活発化させたりします。

今年は特に東日本大震災以降の原発の相次ぐ停止により、電力不足が日々報じられており、節電ムードが高まり、夏場の除湿対策(ドライ運転・冷房運転)に、何か【悪】のようなイメージが有りますよね?

しかし、今の時代、多くの建物が高気密・高断熱住宅になっていますので、日本の梅雨から夏にかけては、計画的な除湿が必ず必要な状態となりますので、注意が必要です。

重要なのは、湿度の調整で、室温を下げる事が目的では有りません。勘違いしないでください。
暑い、寒いは誰もが不快と思えるので、それなりに注意して頂けるのですが、梅雨時期だけは、温度だけで考えると非常に中途半端な時期となります。

ムシムシすると言っても、雨が続いていると室温が30 度を超える日はまず有りません。
ジメジメする梅雨時期の雨の日でも、風さえあれば十分にしのげる室温なので、
豪雨でなければ窓を少し開ければ、密閉状態よりは涼しくする事も可能になりますよね?

それだけに、誰もがこの時期、除湿目的だけにエアコンのスイッチを常時ONには、しにくいのです。

しかし、それが原因で、床下・壁の内部に夏型の結露を発生させてしまい、カビの繁殖を助けてしまう事になり易く、建物の寿命に大きく影響してしまう結果になります。

ただ頭で理解出来ても、その被害(カビの発生)状況が目視出来ない為に、どうしても大切な事とは思えません。 それだけに除湿対策は難しいと言えそうです。

今頃ですと床下の土間や土の表面温度は21℃前後だと思いますが、断熱材で基礎を囲まれた床下空間の温度・湿度はお部屋の影響を受け易いので、室温が次第に上昇し出すと、それに伴い、土間の表面温度と室温に差が出来、カビ繁殖の条件としては、都合の良い、温度、湿度になります。
(室温25 度以上で湿度80%以上は危険な状態)

以前には断熱住宅の弊害はあまり知られていませんでしたが、最近では上記のような事が原因と思われる、問題が全国各地で多発しているようです。

省エネ=断熱強化は、今や省エネルギー化を推進する上では国策とも言えるような力の入れようですが、断熱を強化する事で得られるメリットよりもデメリットの方が後々には大きな問題となるケースが多発している事を考えると、これらの出来事は延々とお伝えし続けなくてはいけない事かもしれません。

数値を並べ立てても、分かりにくいでしょうから、気になる方はいつでも、ご連絡頂ければ、具体的な原因と対策をお伝えしていますので、この機会にどうぞ! 

池田




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