H邸とK邸が竣工します。

K 邸は内部の大工工事はほぼ終了し、
あとは畳を敷く、建具の調整などを行います。
K邸の外構工事では、入口正面の数奇屋門のほか、
造作で木塀を施工します。
基礎を打設したあと、
アンカーボルトで土台を固定して柱を効かせて、
下地となる部材をわたして、やや巾の広い材料を、
裏表で互い違いに張っていきます。
ガレージ部分にはおなじ材料で造作引戸が据付られます。
敷地境界の側溝の高さ、スロープの勾配、
引戸戸車のレール埋め込み位置などとの取り合いが、
少しややこしいです。軒( さん) が苦労していました。
今回、引戸部分の図面を描くため、
戸車のほか、枠を固定する部材の図面データを、
金物メーカーのホームページから申し込みました。
ほどなくしてメールで送られてきたデータを、
CADソフトで変換すると、かっちりとした部品図面だったので、
うれしくなりました、というのもなんかおかしいですが、
(大手建材メーカー等でも、拡張子の相性みたいなものがあるのか、
縮尺が崩れて小数点以下の端数が出ていたり、図形の線が角まで届かず途切れていたり、
R面が簡略化されてトゲトゲの表示だったり、 ということがたまにあります。
建築図面のスケールでいうとごく小さな寸法なので、
印刷すると違いはわかりませんし、大勢にはほとんど影響しませんが)
敵( ? ) ながら天晴( あっぱれ) みたいな感じがしました。
見習いたいと思いました。